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これからは「二世帯近居」!?  親も子も「ほどよい距離感」と「安心感」に満足

希望する居住形態は?

野村不動産アーバンネットは、同居・近居をしている親世代・子供世代の計500名を対象に、現在の居住形態や居住形態を選ぶにあたって譲れないポイントなどについて調査し、結果をまとめた。

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「二世帯近居(以下『近居』)」は、近年注目を集めている親と子世帯の住まい方。同居ではなく、最寄駅を同じにするような近いエリアや同じマンション内の別フロアなど、お互いの家を気軽に行き来できるような距離で別々に住む居住形態を言う。

「近居」している人、「同居」している人それぞれに、「近居」の説明をした上で、希望する居住形態について質問したところ、「近居」している人の84.0%が「今のままがいい」と答えたのに対し、「同居」している人では67.6%と、「同居」よりも「近居」の方が現状への満足度が高い結果となった。

「近居」している人が「同居」を選択しなかった理由としては、「プライベートを保ちたいから」(63.8%)と「ライフスタイルが違うから」(52.4%)が多数意見としてあがった。お互いのライフスタイルの違いからのストレスや、過剰な干渉を避けたいと考えている人が多いことがわかる。

「近居」している人が「同居」しなかった理由

「同居」している人が「近居」に感じるメリットでは、最も多かった回答は「ほどよい距離感」(73.9%)。「共働きが可能」(13.8%)、「子育てのサポート」(6.9%)と続き、子育て世代にとっては身近にサポートを頼める人の存在が重要であることもうかがえる。

同居している人が感じる「近居」のメリット

「近居」している人に、居住形態を選ぶ際に妥協できない点をたずねたところ、子としての視点からは「親の様子が心配」がトップで、「プライベートを保ちたい」と考えている一方、親を思いやる気持ちが強いことが見てとれる。30~49歳の子世代からは、「共働きだから、子供の面倒を見てほしい」、「経済的支援を受けたい」という回答も目立った。親としての視点では、「孫のそばにいて、成長を見たい」という意見が40%を超える結果となった。

実際に「近居」していて良かった点としては、お互い助け合いながらも深く干渉せず、お互いに好きに過ごせている「ほどよい距離感」や、何かあったときにすぐに駆けつけられる「安心感」、さらに子供を見てもらえることの経済的なメリットなどがあがった。

(エボル)

※この記事は2015年05月12日に公開されたものです

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