部下に仕事を任せるのがうまい上司は、ほどよく「放置」
頼りない部下に囲まれているから、いつまでたっても仕事が楽にならない……。もしそんな悩みでいつも困らされているなら、思い切って部下に仕事を任せる訓練をしてみては? 仕事を部下に任せるのがうまい人の、あるテクニックについてご紹介します。
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部下に仕事を任せるのがうまい人は、ほどよく「放置」している
心配で部下に仕事を任せられない人ほど、先回りして部下の仕事の障害になりそうなものを自分で徹底的に排除しようとするため、いつまでたっても部下が成長しないことがあります。この癖は部下にとっても自分にとっても、実はとてもマイナス。
仕事をパーフェクトにはこなせても、これでは自分がいなければ仕事がうまく回らなくなるため、いつまでたっても自分は忙しく、いつまでたっても部下は育ってくれません。
これを防ぐには、ある程度部下を「放置」するのが大事。ただし放置しっぱなしでは結局部下のミスのつけを、後で自分で払わなくてはならなくなります。それを避けるにはどうすればいいのでしょうか?
まずはスケジュールを作らせよう
部下に仕事を任せるときは、仕事を完成させるまでの段取りを作ってもらい、いつまでに○○をするというようなスケジュールを作ってもらうことが大切です。そして、その進捗(しんちょく)状況に合わせて、度々自分がチェックする機会を設けるのです。
例えば仕事が完成するまでに3つのステップがあるなら、1ステップ完了前の中間報告、1ステップ完了ごとに報告と、仕事完成までに6回報告するよう部下に指示しておくのです。その報告までに部下が何をするかは基本的に自由。
部下の仕事に口を出すときは、報告のときだけ。また部下の仕事にフォローが必要かどうかは、進捗状況や部下の報告によって判断するようにします。
また、もしも部下が自分の期待通りに働いてくれないとき、仕事が思わしくはかどっていないようなときにどう対処するのかを、自分も部下の報告前までに練っておきます。そうすれば部下に任せられるときは任せ、危険なときは代替手段で回避することもできます。
いつまでたってもダメな部下しか周囲にいないのは、もしかしたら自分がそんな風に部下を育ててしまっているのかもしれません。ぜひ、部下があまりにも頼りなく感じられるときは、たまには上記のような放置テクも使ってみてはいかがでしょうか?
※この記事は2015年01月21日に公開されたものです