相手と親しくなりたい!そんなときは「開放性の法則」を使ってみる?「プライベートな一面を知る」
相手と親しくなりたいときに役立つ「開放性の法則」という心理をご存じでしょうか。この法則を知っていれば、ビジネスでもプライベートでも役立つこと間違いなし。ぜひ一歩相手に踏み込みたい、仲良くなりたいときにこの法則を使ってみて!
【職場でどれくらい話す? 「自分のプライベート話」】
「開放性の法則」とは?
開放性の法則とは、人は相手のプライベートな面を知ってしまうと、その相手に親近感を持ってしまい、簡単にはむげにできなくなる心理のことを言います。例えば性格が悪くて嫌いだった上司が、家庭ではいいパパを一生懸命やっていたことを知ったとき。
なんとなく「最低なヤツだと思ったけど、いい一面もあるんだな」と見方・接し方が変わることってありますよね。人は、その人のプライベートな一面を知ってしまうと、なぜかその人に対して親近感を覚えたり、もっと知りたいと興味を持ってしまったりすることがあるのです。
ビジネスでは、どんなシーンで役立つ?
この開放性の法則は、人に接する仕事が多い人ほど役に立ちます。特に営業や接客のお仕事をしている人ほど役立つシーンは多いはず。
例えば、その人のいろいろな面を知っているAさんと、全く初対面のBさんとがいたとします。どちらの人から商品を買いたいか、どちらの人から接客を受けたいかというと、やっぱりAさんではないでしょうか。
またその商品の欠陥に文句を言いたいとき、見知らぬBさんにはキツイ言葉を投げかけられても、いろいろな面を知っているAさんにはチクリと嫌みを言うのが精いっぱいという人も多いのではないでしょうか。
顧客に対して自分のプライベートな面をいろいろ打ち明けるのは抵抗が多いかもしれませんが、それをやるだけで顧客の態度はかなり変わるはず。問題のない程度で構わないので、ぜひ長くおつきあいしていきたいと思える顧客には積極的にプライベートな一面を打ち明けるようにしてみましょう。
ただし開放性の法則はネガティブなプライベート情報ではなく、ポジティブなプライベート情報を与えないとかえって悪印象を生んでしまうことも。開放性の法則を使って相手と親しくなりたいときは、ポジティブさを感じられるプライベート情報を選んで伝えることも大事。
ちょっと踏み込んで仲良くなりたい人には、ぜひ自分の「個人的な、いい一面」を見せるようにしてみてくださいね。
※この記事は2014年12月17日に公開されたものです