使用前にやっておきたい加湿器の掃除。その方法とは？

乾燥するシーズンに活躍する加湿器を使う前に掃除しておきましょう。掃除をしないと機能がじゅうぶんに発揮できないばかりか、場合によっては有害物質が部屋中に散らばってしまいます。ここではかんたんで手軽に行える掃除方法を紹介します。

■まずは取扱説明書を確認する
まず確認することがあります。加湿器を購入したときに付いていた取扱説明書を見て、お手入れの方法をチェックします。書類をなくしてしまった時は、本体についている型番をネットで検索すればたいていはお手入れの方法や取扱説明書をダウンロードすることができます。お手入れの方法を見て、掃除すべき箇所とパーツの取り外し方、やってはいけない注意点など目を通しておきます。

■掃除用品を用意する
以下の4つを買うなりして用意しましょう。

・クエン酸（粉）
酢でも代用可です。ドラッグストア、100均で入手できます。水アカを落とし殺菌をします。
・バケツ
加湿器のフィルターを浸けておくためのものです。フィルターがすっぽり入る大きさが必要です。
・消毒用エタノールドラッグストア、100均の医薬品コーナーで入手できます。カビを落としその他の細菌、バイ菌を除菌します。使用時、保管は火気に注意してください。・タオル
新品を用意してください。
・不要になった歯ブラシ

■掃除の手順

1.加湿器本体のコンセントを抜く
掃除が完了するまでは電源を入れないようにしましょう。

2.バケツにクエン酸水を作る
ぬるま湯をバケツに入れて、水2リットルに対してクエン酸を大さじ1杯ほどいれて溶かしクエン酸水を作ります。

3.クエン酸水、消毒用エタノールをテストする
加湿器の見えない部分に上記を少量こすりつけて色落ち、変色しないかチェックしましょう。

4.フィルターをクエン酸水に浸す
取扱説明書の手順でフィルターを外し、水で軽くすすいでホコリなどを落とします。その後およそ30分～2時間くらいクエン酸水に浸します。

5.本体、トレーを洗う
4をしながら、その間にトレーや本体の汚れを落とします。
とくに水が溜まって白いカスがこびりついたところはクエン酸水に漬けながらこすり洗いします。赤いヌメリで汚れているところは、クエン酸水を不要になった歯ブラシにつけて汚れを落とし、水気を拭き取った後に消毒用エタノールをつけたタオルで、こするように拭き取って除菌をします。

6.給水タンクを洗う
給水タンクはクエン酸水を入れてよく振って内部のヌメリと臭いを落とします。その後水でしっかりすすぎます。また外側は給水口の汚れはクエン酸水をつけた歯ブラシで落とし流水で洗い流します。

7.最後にフィルターをすすぐ
クエン酸水に浸けておいたフィルターから、汚れが溶け出していれば取り出して流水でしっかり洗い流します。その後タオルで水分をふき取ります。

8.掃除したパーツを取り付けて完了
取扱説明書の手順でパーツを取り付けて掃除は完了。くれぐれもぬれた手でコンセントは入れないでください。

掃除はのべ2～3時間を要しますがやっただけの効果があります。スチーム（ミスト）にニオイがなくなり気持ちよく使えます！

ひょっとこプロダクション

※この記事は2014年10月28日に公開されたものです