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「抜け駆け女子」への対処法

川崎貴子

これまで人生相談に乗った女性は一万人以上。経営者歴18年、プライベートでは結婚・離婚・再婚を経験した「女のプロ」・川崎貴子さん宅には、しばしば悩める女性たちが集うのだとか。酸いも甘いも噛みわけたセキララな恋愛&結婚トークに、そっと耳を傾けてみませんか?

【本日のお悩み】合コン後、早々にカップルになった女友達にモヤモヤ。みんなで遊ぶ約束をしていたのに……

「友人たちと行った合コンで盛り上がり、みんなでバーベキューをすることに。しかし数日後にその中で一組、女性からのアプローチで既にカップルになったという話を聞きました。みんなで楽しむはずだったので、正直な所抜け駆けされたような気分です。私は付き合うまでに時間がかかるタイプなので、みんなにおいて行かれてしまうようで不安です。もっと積極的になった方がいいでしょうか?」

カップルになったご友人、なかなかに仕事が早いですね!
ビビッと来たら即行動&商談成立。
一方の相談者さんは、お相手のことをよく知ってから、多分男性からのアプローチを待って、告白されてお付き合いするタイプなのでしょう。

これは、どちらが正解というわけではありません。
女性からぐいぐい来られるのを嫌う男性もおりますし、好意を寄せられると好きになってしまう男性もいます。また、直感で決めた方がいい場合もありますし、しっかり時間をかけてから付き合った方が上手く行くこともあります。

ですから、無理に積極的になって慣れないキャラを演じるのは得策ではないように思います。それよりも、今現在の思考パターンを見直した方が生きやすくなり、心の平安を保てて余裕も生まれ、結果モテるようになると思われます。そこで、4つのご提案です。

まわりの恋愛事情が気になるあなたへの処方箋

1. 全体主義をやめる

「みんなで一緒に」「公平に」という概念は恋愛市場にはありません。
恋愛市場は、そんなフェアな場所ではないからです。かといって、卑怯なこと(ほかの女性の彼氏を奪うなど)はするべきではありませんよ。女性性の前に人間性を疑われたら、元も子もありませんから。

そして、特に合コンとは、友だちを見つける場所ではなくて彼氏を見つける場。
そこでカップルが成立したと聞いたら、早かろうが暗躍していようが、本来はハイタッチで「おめでとう!」の筈。

職場でも、女性が一人だけ売り上げを伸ばして褒められたり、幹事や新人の教育係に立候補したりすると、「一人で目立とうとしている」と、陰口を叩かれるケースが多く見受けられます。

男性同士は、「あいつは熱血だからな!」と流すことが多いのに対して対照的です。
(ただし、男性の場合、役職が上がってくると女性など足元にも及ばない嫉妬ベースの派閥争いを繰り広げるわけですが、これはまた別の機会に……)

みんなで一緒に昇進したり、彼氏ができたり、結婚したり、は無理なのです。
恋愛市場や職場に「女子高ルール」を持ち込むと、女性たちはあっという間に人生をこじらせていきます。

女性同士で牽制し合っても、いいことは何もなく、また、結果を出した人をちゃんと認めてあげなければ、貴女自身の道もまた閉ざされることに繋がります。

資本主義は資本主義のルール、恋愛市場では恋愛市場でのルールを正確に把握してから参戦しないと、同僚やほかの女性にではなく、自分自身の本音の欲望と建前の欲望に引き裂かれ、結果自分自身に負けます。
友人に先を越されたなんていうのは、負けでも何でもありません。

そして、「みんなでバーベキューの約束をしていたとしても、早々、合コンでカップルになった」は恋愛市場ではセーフではないでしょうか?

面白くない気持ちもとてもよくわかりますが、「ルールとしてセーフ」という考え方を持つと、「○○ちゃん、あっぱれなり」と思えるようになるでしょう。

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