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「抜け駆け女子」への対処法

川崎貴子

4. 「ちゃっかり力」を鍛える

私が常々、頑張っている真面目な若いお嬢さん方に言っているのが、

「女はちゃっかりしてる方がいい」

です。

フェアにフェアに生きて行こうとしても、この世はそんなに公平ではない。

真面目に清く正しく生きていたら、王子様が見つけてくれて、
「キミの事、ずっと見てたよ」
なんて言われたら、その男はもはやストーカーです。

真面目に仕事をしていれば、上司がちゃんと評価してくれるというのも、今や昔。
今ではその上司だって余裕が無くて自分の成績にいっぱいいっぱいだったりします。
主張したり、アピールしたりしなければ、一生日の目が当たらないかもしれません。

そんなご時世にはハッタリも必要。
「1しかできないけど10できると言う」くらいのハッタリは、一糸乱れぬポーカーフェイスでできるようになりましょう。

チャンスを掴んだら、それから死にもの狂いで帳尻を合わせればいいのです。
そして、結果的に10できるようになったら今度は20できるという。
そうやって、握力強い先人女性たちは、「ハッタリ&帳尻合わせ」でスキルとポジション、彼氏や夫を獲得してきました。

道が開かれたとはいえ、未だ未だ女性活用が進まない職場においても、草食系男性たちが増えた恋愛市場においても、女性が行動を起こさない限りいいカードは回ってきません。

少しぐらいちゃっかりしても、内緒で抜け駆けしても、テヘペロでたくましく進んでいく気概と、女同士それを受容してあげる度量が必要なのです。

人生も仕事も恋愛も、全てサバイバル。
どうせなら、女性同士で情報交換し、時に慰め合い、時に共闘して、楽しんでサバイブしようではありませんか。

※この記事は2014年10月09日に公開されたものです

川崎貴子

1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)、『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)がある。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

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