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夫婦ゲンカは必要だった! 覚えておきたい「カタルシス効果」とは?

「犬も食わない」なんて言われている夫婦ゲンカは、多かれ少なかれ、どこの家庭にも存在するはず。程度の差こそあれ、全く異なる環境で育ってきた男女が一緒に生活していく上では、避けて通れないものです。当事者になると「面倒だな……」と思ってしまうものの、なかには「必要とされる夫婦ゲンカもある」ってご存じでしたか?

■カタルシス効果とは?

人生には不安やイライラ、苦悩などがつきもの。実はこうした苦痛を伴う感情は、言葉にして表現することで解消できます。これがいわゆる「カタルシス効果」です。失恋で悩んでいた女性が、思い切って友人に相談したとき、ホッとして心の安定感を取り戻せるのは、この効果によるものだと言えるでしょう。実は、夫婦ゲンカにもカタルシス効果が期待できると言われています。

■結婚にイライラは付き物!

結婚生活は、いつまでも理想的な状態が続いていくとは限りません。相手の嫌なところが目について、どうしようもなくイライラしてしまうこともあるでしょう。大切なのは、その感情をためないこと。きちんと言葉にして発散することで、不満から解放され、「もっとこうすれば良いのでは」と前向きに考えることが出来るようになるのです。

■大切なのは伝え方

嫌な気持ちを言葉にして相手に伝えれば、多くの場合夫婦ゲンカへと発展することでしょう。実は夫婦ゲンカにもいろいろあり、ぜひ目指したいのが、「2人の関係をより良くするための、発展的な夫婦ゲンカ」です。カタルシス効果が得られるのも、まさにこんなケンカだと言えるでしょう。こんな「理想のケンカ」をするためには、「どのような言葉を選んで、相手に伝えるのか」をきちんと見極めるスキルが必要です。

一般的に女性は「考えながら話す」のが得意です。だからこそ、相手のことを矢継ぎ早に攻め立ててしまいます。反対に男性は、言われたことを受け止め反論するまでに時間がかかります。考えている最中にも次から次へと文句が飛んできて、結果として黙り込んでしまう……というケースが多いよう。

もしも妻が「きちんと夫に不満を聞いて欲しい」と思うなら、相手に考える時間を与えることが必要です。また、今回の件に関係のない「外見的問題」や「人格的なこと」まで攻撃するのはやめましょう。夫婦間の「決定的な溝」を作ってしまう場合もあります。

夫婦ゲンカの作法を頭に入れて、上手にお互いの不満を言いあえれば、きっと夫婦関係はより良いものになるはずです。夫婦ゲンカのあと、なんとなく後味が悪い思いをする方は、ぜひ「上手な伝え方」を実践してみては?

(ファナティック)

※この記事は2014年08月19日に公開されたものです

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