男の脈ナシ行動に気づけなかった私「食事の誘い→本命にキャンセルされたから」「弱音を吐く→ただの友だち」
気になる異性と出会ったら、待っているだけでは何もはじまりません。時には、思い切って仕掛けることも必要ですよね。ただ、脈ナシかどうかの判断は難しいもの。男の脈ナシ行動をスルーして、アプローチし続けてしまった女性も多いようです。今回は、そんな女性たちの体験談をご紹介しましょう。
「食事の誘い=脈アリサイン」ではなかった(ヒナコさん/26歳/自動車関連)
「会社の先輩で、いつも突然食事に誘ってくる男性がいました。容姿端麗、仕事もできる。そんな人でしたから、私も憧れていたんです。幸い一緒に仕事をする機会が多く、たびたび2人での食事に誘ってもらいました」
もしや、これは脈アリサインなのでは? ひんぱんに誘われたら、きっと多くの女性がそう思うことでしょう。ヒナコさんも、そう思っていたそうです。
「誘われるのがいつも突然なので、私はいつ誘われてもいいように毎日オシャレをして出勤して……。今思うとバカみたいなのですが、もうつき合っているような気になっていました。でも、実はその彼には、社外に本命の女の子がいたんです。その子と約束をしていて、デートがキャンセルになってしまったときに、私が誘われていたということがわかりました」
いつもお誘いが突然だった理由がコレだったとは……。ヒナコさんは、同期の女子社員からこの話を聞き、がくぜんとしたそうです。
「要するに、本命女性のために予約した店で、いつも私は食事をしていたというわけです。同僚に聞いてみると、ほかにもたくさん声のかかった女子社員がいたそう。店をキャンセルするのも気が引けるから、せっかくなら誰か誘って……ということだったのでしょう。その話を聞いてからは、一度も彼の誘いには乗っていません。断っても、『そっか、残念だね』と向こうはアッサリ。完全に、脈ナシでしたね……」
ただ、後輩社員を食事に連れて行っているだけ。この男性はそんな風に考えていたのでしょうか? 2人きりで食事となると、勘違いしてしまっても仕方ないような気がします。
友人に言われるまで気づかず(アイミさん/27歳/マスコミ)
「合コンで知り合い、連絡先を交換した男性。見た目も私のタイプど真ん中で、趣味も合ったため、つき合えたらいいな……と思っていたんです。向こうから誘われて、何度かデートもしました。ここまできたら、恋人同士になるのも時間の問題という感じですよね?」
そんなとき、アイミさんの持っている本を貸してほしいと言われ、彼の自宅へ届けに行くことに。
「彼はひとり暮らし。家に呼ばれるということは……期待しますよね。行ってみると、出迎えてくれた彼は部屋着姿でした。ヨレヨレのTシャツに下はジャージ。『私に気を許してくれているんだ』と感じて、私はうれしかったのですが……」
その日は、本を渡してお茶をご馳走になり、それだけだったそう。しかし、彼が家に上げてくれたということで、アイミさんは幸せいっぱいに。
「かなり舞い上がっていて、ノロケ話のつもりで女友だちに話したんです。そうしたら、『それって、脈ないんじゃないの?』と。今思えばその通りだったのですが……。私は聞く耳持たず、数日後、彼に思い切って告白しました。そして、見事玉砕。友だち以上には思えないと言われてしまいました」
たしかに、恋愛感情を持っている女性が相手なら、ヨレヨレの部屋着はないですよね……。男性の服装は、脈アリ・脈ナシを知るためのひとつのバロメーターかもしれません。
ただの聞き役!?(カナさん/30歳/商社)
「大学からの男友だちなのですが、会うたびに彼が弱音を吐くんです。『俺はダメなヤツなんだ』的な。『お前だから、こんな弱音も吐ける』なんて言われたこともあります」
自分だけに弱いところを見せる男。たしかに、女心をくすぐられそう。だんだん彼のことが好きになったカナさんは、告白を決意したそうです。
「もう、彼は私のことが好きなものだと思い込んでいました。だから、『私が彼女になって、支えてあげなくては』と勝手に決意。でも……」
カナさんが告白する前に、彼の口から衝撃の告白が!
「彼女ができたと報告されました。『カナには一番に報告したくって』と。『いやいやいや、ちょっと待ってよ』と、内心すごくショックでしたが、『よかったね』と言うしかありません。まあ、告白する前にわかってよかったです」
「『弱音を吐ける相手=好きな女性』というわけではないことを学んだ」とカナさん。弱い部分を見せるのは、実は脈ナシ行動という場合もあるようです。
まとめ
「男なんて、わかりやすい生き物」とタカをくくっていると、こんな落とし穴があるかも? 彼からデートの誘いの連絡が来る、彼の家に招かれる、個人的な話をしてくれる……そんな一見脈アリサインかと思ってしまう男の行動も、客観的な視点で細部をチェックすることが必要なようです。花の命は短いもの。脈ナシ行動に気づかず、アプローチし続ける……なんてことは、できれば避けたいものですね。
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
※この記事は2014年08月07日に公開されたものです