専門家に聞く! 男性がメールや電話にマメじゃないのには、こんな理由があった
こんにちは、心理カウンセラーの中野とも子です。
彼のちょっとした一言の裏を読む、恋愛読心術シリーズ。
あなたの気になる彼は、メールや電話のマメなタイプですか?
それとも、「メールとか、電話ってあまり好きじゃないんだ」というタイプですか?
そもそも、男性は、「ペチャクチャ意味のない会話」が苦手とされています。大昔、男たちが狩猟に出かけていたころ、ペチャクチャおしゃべりをしていたらどうでしょう? 獲物が逃げてしまうでしょう。
だから、最低限のコミュニケーションで目的を達成することが必要だったのです。一方、家で待つ女性たちは、子供を育てるためにお互いに助け合うために必要なコミュニティをつくります。女性たちはその中で頻繁に連絡を取り合い、その連絡自体をレクリエーションとして発達させてきました。
そんな太古の昔からの遺伝子の記憶が、今も残っているのです。
左脳と右脳をつなぐ脳梁と言われる橋の部分が男性よりも女性のほうが太くできていて、左脳と右脳の交通網が発達しています。
脳内をPET(陽電子画像診断装置)でみると、会話をしているとき、男性が左脳中心に使っているのに対し、女性は左脳、右脳全体を使って会話しているのがわかります。
ですから、女性の会話にはドラマがありますが、男性の会話はどうしても用件中心になってしまいます。
「でも彼は以前、電話で時間も忘れておしゃべりしたこともあったし、メールもたくさんくれたけど?」と思いませんか?
これは男性が元々苦手な「ぺちゃくちゃおしゃべり」をすることで、あなたを口説き落とすという、はっきりとした「目的」があったから。
・あなたとHがしたい!
・そのためにあなたが喜ぶ「おしゃべり」にとことん付き合って好かれたい!
・たわいのない自慢話を延々としてあなたに尊敬されたい!
とまあそんな感じです。
しかし恋愛も中期以降になると、あなたを口説くという明確な目的は完全に消失します。たとえ恋愛感情があるにしろ、なるべく労力を使わずにいたい。メールや電話をするくらいなら、言葉少なく一緒にまったりというほうを好むのです。
それが、「メールとか、電話ってあまり好きじゃないんだ」
という弁明になるのです。
一方、彼が依然マメならば、彼の中であなたが完全に自分のもになっていないと思っている証拠です。ところで、付き合い始めに「メールとか、電話ってあまり好きじゃないんだ」を宣言する男性がいます。
これは、はっきり2手に分かれるので観察が必要です。
1つは、本当に口下手で、女性とどうコミュニケーションしていいかわからないウブなタイプ。
このタイプは、コミュニケーション下手なことを責めてはいけません。程よく教育してあげて、そこそこの会話ができるまで暖かく見守ってあげましょう。
もう1つは、あなたのことを軽くみているタイプ。
このタイプは注意しなくてはいけません。「オレはお前のために労力を使いたくない」と言っているようなものです。いつ来るかわからない連絡をじーっと待ち続ける惨めなハチ公女になってはいけません。
では、またね!
(心理カウンセラー 中野とも子)
※この記事は2014年04月30日に公開されたものです