上司、彼氏、家族にイラッ! 逆上した心を落ち着かせ、ハッピーになれる「すいっち」とは?
もし、私たち人間が「鳥の視点」を得ることができたら、世の中はどんなふうに見えるのでしょうか。実際に「鳥の視点」で世界を見ることはできませんが、少し高みから身の回りで起きていることを見るというココロを持つことは、とても大切なことです。
ひとくちに「鳥の視点」といっても、ヒマラヤ山脈を越えるほどの高みを雄大に飛ぶような鳥ではありません。いつも電線や屋根に止まっている、スズメの視点がちょうどいいのです。誰かともめて、冷静になれないとき、スズメになったつもりで、今、目の前で起きている出来事を、少だけ高いところから眺めてみましょう。
普段の視点だと、相手の顔しか見えていません。ささいな表情から本心を汲み取ろうとしたり、回答をその人の中に探そうとするなど、「目の前の人」にとらわれてしまいがちです。しかし、視点を上に持っていくと、今までは気づかなかった、さまざまなものが見えてきます。
もめ事が起きたときは、冷静に周囲の状況を把握することが必要です。しかし、自分が当事者の場合「冷静に」といっても難しいものがあります。そんなときこそ、スズメになって少し高いところに行く。「冷静に、冷静に」と焦るより、スッと飛び立つことができれば、スズメの視点で状況を見渡すことができるでしょう。
得てして人は、自分の視点に固定されがちです。少し進んで「相手の身になって考える」ことができたとしても、「自分と相手」しか見えなくなり、そこで止まってしまうことがあります。
ここで「ハッピーすいっち」! そんなとき、自分の視点でも相手の視点でもない、「第三の視点」を持てれば、盲点に入り込んでいた解決策が見つかったり、まったくちがう観点から物事を判断できるものです。それを可能にするのが、上空からのスズメの視点すいっちです。視点が上がったほうが、問題解決のチャンスと選択肢が、驚くほど広がることを、どうぞ知っていてください。
<ハッピーすいっち>
「すずめの視点すいっち」
<方法>
スズメになったつもりで、少し上から物事を眺めてみる
<効果>
問題解決力が上がる
(カラダ心理学者、ボディ・サイコロジスト・おのころ心平)
※この記事は2014年02月13日に公開されたものです