お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「みきれる」=激オコで最後通告!? テレビの業界用語、いくつ知ってる?

テレビ放送は、昭和40年代から急速に発展を遂げた比較的新しい媒体だけに、テレビ業界には数多くの業界用語が氾濫しており、単語を聞いただけでは一般人にはその意味は伝わりにくいもの。そこで、テレビ業界で使われている業界用語をいくつか紹介しましょう。

■「ワンクール」の語源は?

テレビ業界で「クール」というと、決して「冷たい」とか「かっこいい」という意味を指す“cool”のことではありません。この単語は本来演出期間を意味するドイツ語の劇場用語で、スペルは“kur”です。テレビの連続ドラマは、ほとんどが「3カ月13週」が放送の一単位となっており、これを「ワンクール」と呼びます。なお、似た単語では「クルー(crew)」がありますが、こちらは番組の制作スタッフの各チームを指す全く別の言葉です。

■怒りを込めて「みきれる」

もともとはテレビ業界用語として使われていた隠語ですが、今では一般の企業でも使われるようになった言葉が「みきれる」です。ミスが多くドジで無能な番組スタッフやタレントなどを見限るときに使います。「見限る」に、現場責任者の怒りを表す「キレる」を掛けあわせた隠語です。視聴率にしのぎを削るテレビ業界ならではの厳しさが表現された言葉です。

■午前0時は「てっぺん」

番組制作で収録が深夜にまでおよぶことの多いテレビ業界らしい業界用語が「てっぺん」です。これは「午前0時」を示す隠語で、0時は時計の針が一番上に来ることから命名されたといわれています。「今日もまたてっぺんを回ったか……」というスタッフのため息が聞こえてきそうな用語ですね。

■「ツッコミ」と「ワリコミ」の意味は?

「ツッコミ」といっても漫才コンビの片割れではありません。テレビ業界では、突発的な重大事件が発生した場合に、生放送のニュース番組でアナウンサーが下読みなしで原稿を読むことがあり、これを「ツッコミ」と呼んでいます。また、他のアナウンサーに読ませることを「ワリコミ」といいます。

■一般用語となった「ドタキャン」

テレビ業界用語からすっかり一般用語となった単語もいくつかあり、その代表格が「ドタキャン」ですね。「土壇場でキャンセル」を縮めた隠語ですが、「デートの約束をドタキャンされた」という具合に、今では誰もが普通に使うようになりました。

(ファナティック)

※この記事は2014年02月11日に公開されたものです

SHARE