寿司屋で「兄貴」と言われたら注意! 知らないとソンする業界の隠語
マツコ・デラックスと村上信五がMCを務める、トークバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)。2013年6月10日の放送では、「その業界ならではの隠語」が紹介されました。
たとえばタクシー業界で「工事中」といえば、「警察の取り締まり」を指すのだとか。無線で「○○信号付近が工事中です、注意してください」と入ったら、「○○信号付近が警察の取り締まり中です、注意してください」という意味。ちなみに、本当の工事の場合は「本工事中」というのだそうです。
また、某百貨店では、スタッフ同士が「あそこにいるお客様、川中様ですよ」と言ったら「川中様」=「万引き客」。なぜ川中様というのかは諸説あるそうですが、真相はわからず。本当の川中さんには迷惑な話ですね。
また、「五八様」といったら「嬉しい客」の意。これは、「5×8=40、始終(しじゅう)来てくれる客」から来ているのだそうです。
そこで、マイナビウーマン編集部でも業界特有の隠語をいくつか調べてみました。
番号に意味があるのがデパート用語!
「1番」トイレ
「2番」食事休憩
というように、番号を使うところも多いようです。業界(お店)によって振り分けている番号はさまざまですが、たとえば食事休憩=ご飯=5番を使っているところや、トイレを「遠方」と呼ぶところも。飲食店では(通常は席番号に用いない)4番をトイレにするところも多いようです。
寿司屋で『兄貴』という言葉が出てきたらヤバイ!
「山」ネタ切れ
「兄貴/弟」古いネタ/新しいネタ
山には、海の生き物がいないことからネタ切れの意味。山は、寿司屋以外の飲食店でもよく使われているようです。
ドイツ人が聞いたら隠語にならない病院用語
「エッセン」食事休憩
「ステる」亡くなること
エッセン、ステるともに、ドイツ語のessen、sterbenより。外国語から隠語をつくるのもよく見られます。
ホテルや旅館の隠語は耳にしたらかえって気になる!
「ノーショウ」予約している客が来ないこと
「幽霊」予約の入っていない客が来ること
ノーショウは、no showより。幽霊はノーショウの逆でゴーショウと呼ぶことも。いないはずのお客さんが泊まっていたら確かに怖いですね。
まとめ
皆さんのまわりにも面白い隠語や業界用語はありませんか? 同じ業界で毎日働いていると、つい当たり前と思ってしまいがちですが、一般の人から見ると驚くものは数知れず。普段何気なく使っている言葉を一歩引いてみてみると、面白い言葉や由来が隠れているかもしれませんよ。
「おばけ」は招かざる客!? ホテル業界のびっくり隠語・7選!
(齊藤かおり/サイドランチ)
※この記事は2013年06月11日に公開されたものです