「おばけ」は招かざる客!? ホテル業界のびっくり隠語・7選!
ホテルで働くスタッフたちの会話に耳を傾けると意外な言葉が聞こえてくることがあります。隠語や略語だけでなく普通とは違う意味で使われている言葉もあったりするので、知っていればホテル通を気取れるかも!?
■「おばけ」
予約をしていないのに予約をしたと言って訪ねてくるお客さんのこと。ゴーショウや幽霊と呼ばれることもありますが、実際には自分が予約したホテルの名前を勘違いしているというお客さんもいるようです。
■「ノーショウ」
予約をしているにもかかわらず現れないお客さんのこと。ホテルとしては予約が入っている以上その客室やテーブルを空けておく必要があるので、ノーショウのお客さんは本当に迷惑。事情があって予約を変更する場合やキャンセルの場合は、きちんと連絡を入れましょう。
■「アイドルタイム」
お客さんが少なくなる時間帯のこと。かわいらしいアイドルのショーでも始まるのかと思ってしまいますが、芸能界のidolではなく暇や手があいているという意味のidleという英単語だと考えれば意味もわかりますね。
■「チラシ」
立食パーティなどでメーンのテーブルの周囲に置いてある小さ目のテーブルのこと。グラスや食器のストックが置いてあったりすることが多いのですが、整然と並べて配置するというより適度に「散らして」あることからそう呼ばれているそうです。
■「どんでん」
宴会が終わってすぐ同じ場所で次の宴会の準備をすること。語源は歌舞伎のどんでん返し。結婚式や新年会、忘年会などのシーズンになると一つの会場を複数回続けて使うこともあり、片付け、準備を大急ぎで繰り返すため、かなりの重労働です。
■「アイスペイル」
氷を入れる容器Ice Pailのこと。飲み物に使う氷を入れるだけでなくワインやシャンパンなどをボトルごと冷やせる大きなものもあります。日本語に訳してしまうと「氷入れのバケツ」になってしまいますが、カタカナ読みするだけでちょっとおしゃれな感じですね。
■「スキッパー」
お金を払わずに逃げるお客さんのこと。すきっ歯ではなくskipperという英語を語源とする用語で、急いで逃げるという意味があります。きちんと予約をして宿泊、ホテル内のレストランで食事、高めのお酒もしっかり飲んだうえにチェックアウトをせずに消えてしまう用意周到なスキッパーもいるそうです。デポジットを取っていないホテルにとっては大打撃ですね。
日常とは違った時間を提供してくれるホテルのフロントやレストランのスタッフはサービスのプロ。さっそうと働く彼らが使っているホテルマンたちの業界用語、ここぞというときに、まねしてみる?
(ファナティック)
※この記事は2014年04月07日に公開されたものです