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あのマンガの実写化は成功? 失敗?⇒「『のだめカンタービレ』はほぼイメージ通り」

今まで気にはなっていたけれど、“詳しくは知らない”、“どんな内容なの?”と疑問に思っていたさまざまなエンタメ情報をご紹介! スキマ時間に読んで、女子会や飲み会での話題にも♪

ここ数年、人気マンガの実写化が非常に増えていますね。実写版を見て興味を持ち、原作マンガを読んだという人もいれば、原作ファンなので実写版も見てみたという人もいるでしょう。今回は働く女子に、「マンガが原作のドラマや映画」について、感じたことを聞いてみました。

<キャスティングに賛否両論>

『君に届け』(椎名軽穂著)

・「キャストのイメージが合っていた」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「実写を見てからマンガを読んだのですが、マンガの風早くんは実写同様イケメンでした」(25歳/電機/事務系専門職)
・「風早くんのイメージは少しちがったかも。でもそのほかは忠実に実写化されていると思いました」(28歳/食品・飲料/販売職)

映画『君に届け』は、主人公の黒沼爽子役を多部未華子さん、風早翔太役を三浦春馬さんがそれぞれ演じました。この2人は、現在放送中のテレビドラマ『僕のいた時間』(フジテレビ系)でも共演しています。

『花より男子』(神尾葉子著)

・「マンガを先に読んでいたのですが、実写版も、イメージにピッタリのキャストでとてもハマりました」(31歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「実写版は、キャストのイメージが個人的にちがっていて、ちょっと残念でした」(31歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

ドラマおよび映画『花より男子』シリーズは、主人公の牧野つくしを井上真央さん、道明寺司を松本潤さん、花沢類を小栗旬さんがそれぞれ演じています。

両作品とも、女性のハートをがっつりつかんだイケメンキャラを擁する作品だけに、実写版に対する女性からの評価のハードルも高くなって当然といったところ。それでも、「イメージに合っていた」という声も多数寄せられたので、大健闘といえるでは?

<手厳しい評価も>

『潔く柔く』(いくえみ綾著)

・「カンナはもっとふわっとした感じの子のほうがよかったかも」(31歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「長澤まさみはかわいいけれど、カンナのイメージとは少しちがった」(26歳/食品・飲料/専門職)

映画『潔く柔く』は、長澤まさみさんと岡田将生さんによる主演で、原作のエピソードの中から「最終章・カンナ編」を実写化しています。映画やドラマ、舞台と大活躍中の長澤さんですが、「カンナのイメージに合っていない」とキャスティングに対する否定的な意見が目立ちました。マンガのビジュアルとちがうと、反感を買ってしまうのかもしれません。

『Paradise Kiss』(矢沢あい著)

・「メインキャスト2人はよかったけれど、脇を固めるキャストが少し力不足だったかも(26歳/学校・教育関連/専門職)
・「配役がハマっている人とハマっていない人がいました」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

『Paradise Kiss』は、北川景子さんと向井理さんという、今をときめく大人気俳優による主演で映画化。こちらも、この2人に限定した批判ではないですが、全体的にキャスティングに難ありといった反応を示す意見がチラホラ。矢沢あいさんの絵柄や作品も、少し現実離れしたような華やかな登場人物が多いので、実写化は難しいのかもしれませんね。

<実写化成功パターン>

『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子著)

・「キャラや物語のテンションが同じで満足」(30歳/その他)
・「ほとんどイメージ通りのキャスティング。ドラマと同時進行でマンガも集めるように」(25歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「原作に忠実で違和感がなかったので楽しめた」(24歳/小売店/販売職・サービス系)

ドラマ『のだめカンタービレ』は、主人公の野田恵役を上野樹里さん、千秋真一役を玉木宏さんが演じ、映画化もされましたね。原作マンガのファンも、実写版の内容やキャスティングに満足している様子です。中には、「迫力は映像のほうがありますが細かい演出は原作のほうが上かなと思いました」(26歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)という、原作、実写それぞれのよさを挙げる人も。

『荒川アンダーザブリッジ』(中村光著)

・「実写版は、またちがう世界観になっているのがいい」(23歳/不動産/事務系専門職)

林遣都さんと桐谷美玲さんの主演でドラマ・映画化された『荒川アンダーザブリッジ』。原作のある作品が実写化するときは「イメージを忠実に再現してほしい」というファンの要望も多い中、この作品は「マンガとはちがった世界観」という、原作とはちがう表現手法を提示し、みごと受け入れられる結果に。

『カイジ 人生逆転ゲーム/賭博黙示録カイジ』(福本伸行著)

・「ストーリーはおもしろかったけれど、絵柄が得意じゃないのでマンガのほうはあまり読み進められなかった」(24歳/金融・証券/事務系専門職)

藤原竜也さん主演で『カイジ 人生逆転ゲーム』、『カイジ2 人生奪回ゲーム』の2作が劇場公開されました。原作はギャンブルに人生をかけるという、あまり女性向けではないテーマに加え、男性的な濃いタッチで描かれています。映画化されたことで、作品のおもしろさを知るきっかけとなった女性も少なくないはず。

ドラマや映画を見たことによって、原作マンガに興味を持ち、そのマンガや作者の新たなファンが増えるというのは、非常に好ましいこと。一方、既に原作マンガを知っている人にとってその作品の実写化は、「原作の世界観が壊されていないだろうか」という不安がつきまといがちです。

しかし、現実の人間が演じる以上、原作の人物のタッチが100%再現されるということはなかなかありません。「まったく別物と思って見ている」という意見もありましたが、マンガの実写版に対しては、これがもっとも賢明なスタンスなのかもしれませんね。

(宇喜田あすく/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』調べ。2013年11月にWebアンケート。有効回答数女性205件(22歳~34歳の働く女性)。

※この記事は2014年02月07日に公開されたものです

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