お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

衝動買いを起こす心理「気分一致効果」

「ふと気がついたら、いつも必要のないものを大量に衝動買いしてしまっている……」というような経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。こういった場合、買っているときは気がつかないものの、その後になって後悔することもしばしば。そこで今回は、人はなぜ衝動買いをしてしまうのか、その心理について迫ってみましょう!

【衝動買いをして後悔をするパターン4つ】

楽しいことは気分をポジティブにさせる

衝動買いをしてしまう人は、買っているときはそれに集中して楽しみ、他の嫌なことも忘れられているはず。良いものを買えた場合はさらにうれしさも高まり、その後しばらくは楽しい気分が続き、物事もポジティブに考えられることでしょう。このように、自分にとって楽しいことを経験することで気持ちを前向きな方向へ持っていくことができればストレス解消にもなり、嫌なことも過ぎたこととしてそれほど気にならなくなるのです。

良いことは続くが悪いことも続く

購買行動に影響する心理として「気分一致効果」というものがあります。これは、気分の良いときは良い情報への意識が高く、気分の悪いときには悪い情報への意識が高まることで、結果はそのときの気分に大きく左右されるという現象のことです。

例えば、楽しみにしていた買い物にいく場合、最初は衝動買いをするつもりではなかったかもしれません。しかし「前から欲しかった靴が安く売っていた」、「気になるセール品がたくさん売っていた」、「カワイイ服を見つけた」、「新しくオープンしたショップを見つけた」というように、ひとつでも良い情報を見つけるとそれに連動するかのように良い情報がたくさん見つかるようになっていくのです。これにより普段ならば気にならないような情報でも飛びついてしまい、ついつい衝動買いをしてしまう結果となるのです。

ただし「気分一致効果」は悪い情報も続きますので、買い物に行く気にはなれないけれど必要最低限のものだけ買いにいかなければいけない場合などは、たとえ良い情報があったとしても気にならずに衝動買いをすることはありません。それよりもむしろ「買おうと思った商品の質が悪い」「価格が高い」「欲しいものが売っていない」などといったことが気になってしまうのです。

衝動買いにはその行動に至るまでの気持ちが大きく影響しているといえます。もし自分が衝動買いをしてしまうことで悩んでいるのなら、ストレスをため込んでいるときに買い物に行かない、買うときは本当に必要かその場で考えるなど、買い物時に冷静な判断ができるようにしておくといいでしょう。

※この記事は2013年11月29日に公開されたものです

SHARE