深刻な現代病のひとつ! 目の疲れを解消する「4つの方法」
身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪
デスクワークの女子にとって、パソコン作業は切っても切れないもの。でも、長時間パソコンの画面を見続けているせいで、目の疲れがひどい……なんて声も多く聞きます。そこで今回は、目の疲れに関するメカニズムと、目の疲れを解消するための方法について、専門家の先生に教えていただきました!
◆目が疲れてしまう理由は?
目を使いすぎると、乳酸などの疲労物質が全身にたまります。その結果、目のまわりにある目を動かす6本の筋肉「外眼筋」が、筋肉疲労を起こしてしまいます。この外眼筋は目の奥側、強膜(白目)の後ろで1本にまとまっており、外眼筋が疲労すると、目の奥に痛みを感じることもあります。
また、目のレンズである「水晶体」やレンズを支える「毛様体筋」など、ピントを合わせるための結合組織や筋肉も、無理してピントを合わせようとすることで、疲労を起こしてしまいます。とくに、長時間同じ距離で目のピントを合わせた状態が続くと、これらの筋肉も凝り固まってしまいます。一定の距離に慣れてしまうと、それ以外の距離にピントを合わせようとしても合いにくくなり、遠くがぼやけて見える症状が現れることもあります。
さらに、パソコンやスマートフォンの操作などで、画面をじっと見続けることも、目の疲れを引き起こす原因のひとつです。目の表面はいつも涙で覆われて、目の栄養が保たれています。しかし、画面に集中し続けると、まばたきの回数が減り、目の表面が乾いて疲れを引き起こします。目の疲れを感じたら、目を閉じる、遠くを見るなど、休憩するのが一番です。操作中に意識的にまばたきをするのも効果的です。
目の疲労が続くのを放っておくと、精神的な病や頭痛、肩こり、緑内障などが起こりやすくなります。また、眼球内の房水の生産・流出量を調整する機能に障害が起こり、 高眼圧症になる可能性もあるので、注意が必要です。
(取材協力:林 尚美、文:池田園子)