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人に頼み事をするときに有効なテクニックとは?「ありがとう」

人から何かを頼まれたとき、さも当然のように「これ、やっておいてね」などと言われると「ふん。意地でもやってやるもんか」と思いますよね。頼みごとを気持ちよく聞いてもらうには、感謝の気持ちが大切です。

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断りづらい状況を作り出す

頼みごとをしたいけど、相手がちゃんと引き受けてくれるかどうか分からない……そんなときは、「こうしてわざわざ時間をとってくれてありがとう。

実は、どうしてもあなたにしか頼めないことがあって……。無理にとは言わないけれど、できれば引き受けてもらえると助かるわ」というように、感謝の気持ちを前面に押し出しながら、あくまでも控えめな態度で切り出すようにするといいでしょう。

ただし、一歩間違うと「押しの弱いふりをしたただのずうずうしい人」になってしまうので、あくまでも控えめな態度を貫きましょう。

人は「ありがとう」という言葉に弱い

アメリカのブリガム・ヤング大学のデビッド・スティンプソン博士によると、人は「ありがとう」などの感謝を表す言葉に弱く、ついつい相手に親切にしたくなるということです。「好意の返報性」という言葉もありますが、感謝の気持ちを示されると、自分も相手に対して感謝したくなるんですね。

「いい気分にさせてくれてありがとう」といったところでしょうか。

人はお礼を言われると相手の言うことを聞いてあげたくなる

例えば、PTAの役員決めに出席したとします。役員になりたくない人はみんな仮病を使って欠席してしまい、まじめに集まったメンバーはすでにもう役員を経験した人ばかり。

いつまでたっても役員が決まらないことに業を煮やした先生が、ある一人のお母さんを指して「○○さんには去年も役員をやっていただいたんですよね。

いつも一生懸命に活動してくださり、教職員一同大変感謝しておりました。ありがとうございました」と言葉をかけました。

すると、それまで「私はもう絶対に役員はやらない」と固く心に決めていたそのお母さんは、皆の前で苦労をねぎらわれ、感謝されたことで気持ちがあたたかくなり、気がついたときには「じゃあ今年も私がやります」と手を挙げてしまっていた……これは実際に、ある小学校で起こった出来事です。

人は、お礼を言われると気分がよくなり、相手の言うことを聞いてあげたいという心境になるんですね。

※この記事は2013年11月03日に公開されたものです

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