夜食にフルーツは太る!? ダイエットにNGな意外な食品は?
◆低い位置でカロリーバランスをとっている人が多い
小島さん「最後に、操さんにお話しておきたいことがあります」
操「なんですか?」
小島さん「そもそもみなさん、消費カロリーも、摂取カロリーも、とても低すぎるんです。低いカロリーで、バランスをとろうとしているのです。そのことによって、さまざまな不調が表れてきてしまいます。次のAさんとBさんのパターンを見比べてください。どちらに当てはまりますか?」
◆「疲れやすさ」の原因の一つは低カロリー!?
・Aさんの場合
25歳OL。デスクワーク、運動はほとんどしていない。
「やせにくい」「美容・健康面での悩みが多い」「疲れやすい」のが悩み。
Aさんのパターン
食べない、動かない → 消費カロリーが少ない(1,500kcal程度)
⇒摂取カロリーが低い(1,500kcal程度)栄養素不足 → 筋肉量が少ない
⇒「代謝があがりにくく、やせにくい」、「体調がわるくなる」、「美容面・健康面に悪影響」、「活力がなくなる」、「疲れやすくなる」
・Bさんの場合
25歳OL。デスクワーク、趣味は週1度のバレーボール。どちらかというとよく食べる。
「食べるが太りにくい」「美容面・健康面での悩みは少ない」「疲れにくい」
Bさんのパターン
しっかり食べる、しっかり動く→ 消費カロリーが多い(2,000kcal以上)
⇒摂取カロリーが高い(2,000kcal以上)栄養素充足 → 筋肉量が多い
⇒「代謝があがりやすく、やせやすい」、「体調がいい」、「美容面・健康面に良い影響」、「活力がある」、「疲れにくい」
小島さん「しっかり動いてしっかり食事をとるだけで、不調が改善させることもあるので、まずは今よりちょっとでも動く時間を増やして、朝・昼・晩と3食しっかりとることから、はじめてみてくださいね。やせたい人ほど、カロリーをしっかりとって燃える体にすることが大切ですよ!」
操「カロリー、今日からしっかりとるようにします」
◆おやつは摂取カロリーの1割と考えて
小島さん「お菓子も、血糖値は上げるけれど、栄養価が少ない食べ物。だから夜はNGです。血糖値が上がると、体は脂肪も蓄えやすくなりますから、太りますよ。たとえば、おやつは通常『摂取カロリーの1割』と言われています。1日1,500kcalしかとっていない人は、150kcalが適量です」
操「意外と少ないですね……(ゴクリ)」
小島さん「そうですよね。でも、1日2,000kcalをとっている人なら、200kcalとってもOKなんです。つまり、しっかりカロリーをとったほうが、楽しみも増えますよ」
操「そういう考え方をすればいいんですね」
小島さん「おやつは、食事ではありません。くれぐれもお菓子を食事代わりにしないでくださいね。栄養価も偏りますし、美容健康面によい影響はなく、疲れやすくなりますから」
◆甘いものを食べたくなるのには、理由があった
小島さん「甘いものを食べたくなるのは、本来必要な栄養素が食事からしっかりとれていないから。栄養素が足りていないからです。食事をしっかり3食とることで、だいぶ甘いものを食べたいと思わなくなるはずですよ」
操「本当ですか~、がまんできるか自信ないですが、しっかり栄養も考えて、3食とることからはじめてみよと思います」
まとめ
これまでいろんなダイエットを試してきた操。もうすぐ食欲の秋だけど、今度こそは乗り切れるかな? 女子ダイエット大学は今回で終了になります! みなさんも、ダイエットがんばってくださいね。
>今後は、姉妹コラム「美ボディ研究所」をよろしくお願いします☆ダイエットの話題はこちらでし~っかりお届けしますね
(構成:金井広美、イラスト:松井晴美)
小島美和子 おしま・みわこ
(有)クオリティライフサービス代表取締役。管理栄養士、食コンディショニングトレーナー。24時間TVマラソン企画でのタレントへのダイエット指導や、フィットネスクラブの食行動プログラムの開発、栄養指導メソッドの提供およびヘルシーメニューの開発、食品企業のコンサルティング、ヘルスケア・コンテンツの企画開発などに取り組む。また、厚労省のワーキングメンバーや各種研修会での講師や各種執筆活動、テレビ、ラジオなどでも活動中。「指導者は実践者に!健康の表現者をめざす!」との思いから、その表現方法のひとつとして現在、マスターズ陸上100mに挑戦中。その他走る人の食生活をデザインする「RUN!×食NET.(ランショクネット)も主宰し、マラソン大会の参加も仲間と楽しんでいる。
クオリティライフサービス http://www.qls.co.jp/index.html
食コンディショニングトレーナー養成講座 http://www.qls.co.jp/shokutra/
小島美和子ブログ http://runshoku.cocolog-nifty.com/blog/
※この記事は2013年09月12日に公開されたものです