「気がついたら赤字」を防ぐには? 夫婦別財布のルール
恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!
お金のことが苦手で、現在はお金の管理を夫に任せっぱなしという、るいるいさん。“夫婦別財布”ということもあって、夫が支払いを担当している家計費や貯蓄額は把握できていないそう。夫婦でお金のことを話し合い、効率よく貯蓄していくためのポイントをFP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※るいるいさん前編はこちら
編集部 夫婦別財布で、お互いの支出には干渉していないという、るいるいさん夫婦。旦那さんが率先して貯金してくれているとのことで、気楽な反面、家計や貯蓄の全体像が見えない不安感もあるようです。
花輪陽子(以下、花輪) お金を貯めるのが得意なほうが貯めるというのは、夫婦で効率よく貯蓄する上で大切なことでもありますが、お金の動きを共有できていないのは問題ですね。実は使いすぎている項目があるかもしれませんし、るいるいさんが思っているほど、旦那さんは貯蓄ができていない可能性もあります。
編集部 とはいえ、これまでノータッチだったのに、突然「どれくらいお金を使っている?」「貯蓄はどう?」と質問するのは勇気がいりそうですね……。
花輪 お話を聞く限り、おそらく、るいるいさんのご主人はしっかりしていて、貯蓄も得意なタイプですよね。まずは「私も貯蓄できるよう、家計のことを勉強したい」と相談し、月々の家計の総支出額と貯蓄額を知るところからはじめてみてはいかがでしょうか。
編集部 いきなり「家計管理は私が!」と張り切る必要はないわけですね。
花輪 夫婦のうち、一方がしっかりお金の管理ができる堅実タイプで、もう一方があればあるだけ使ってしまう浪費家タイプの場合、堅実タイプが主導権を握ったほうが効率よくお金を貯めることができます。
編集部 夫婦で家計や貯蓄にまつわるルールを決めるにあたって、「ここは注意すべきだ!」というポイントがあれば、教えてください。