お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

現代人は生理の回数が激増! 子宮環境がアブナイって本当?

生理の血が逆流? “子宮内膜症”のリスク

あなた自身や自分のまわりに、「30歳になって生理痛がひどくなった」「最近、生理の様子がなんか変」と、生理やカラダの変化を訴えている人はいませんか? そういう人は要注意ですよ。婦人科系の異常は、30歳ごろからグンと増えだします。そして近年、子宮内膜症や子宮筋腫といった、さまざまな婦人科系疾患をわずらう患者数が増加しているそうです。

その原因として考えられているのが、子どもを産む回数が減り、生涯で経験する生理の回数が増えたことや、産むタイミングも30歳を超えるため、それまでずっと生理が続いたことなどが挙げられるそうです。

特に、不妊症に悩む女性のうち半数が子宮内膜症を抱えていると言われるほど、両者の関係は深いものがあります。子宮内膜症のメカニズムはまだ詳しくはわかっていませんが、一般的な見方としては、生理ではがれ落ちた子宮内膜が逆流して、卵管を通ってお腹の中にばらまかれ、子宮外に移植されるからだと考えられています。

生理の血には子宮からはがれ落ちた子宮内膜も混じっていて、それが卵巣の表面(チョコレートのう腫)や腹膜、ダグラス管という直腸の表面まで流れ着き、くっついてしまうというのです。

本来は子宮の内側にしかないはずの子宮内膜が、子宮の外でまるで生理のような現象を起こします。周辺組織が炎症を起こして組織どうしの癒着も生じます。そして子宮内膜症は強い痛みをともない、不妊症の原因になるとも考えられます。

3.【ほかにもある、子宮環境を悪くするリスク】

次のページを読む

SHARE