“婚活”に疲れた人、必見！　“友活”で新しい出会いを探す「晩飯会」

「日常にはなかなかすてきな出会いがないから」と、“婚活”に力を入れている人もまわりには少なくありません。だけど、はじめてみたはいいものの、意外に大変であることに気づく人も多い様子。先日、マッチ・ドットコム ジャパン株式会社が発表した「婚活と日常生活との両立に関する調査」（25歳～45歳の独身男女計241名を対象に、2013年3月に調査）でも、なんと7割以上が“婚活疲れ”を実感していました！　また、婚活に限らず、異業種交流会に参加する人たちも同様に疲れているよう。

どちらにも共通するのは、オシャレをしたり、積極的にアピールしたりしなければならない点。ハレの空間であるため、必要以上に自分を大きく見せようとしてしまうし、神経も気も遣ってしまうんですよね。それでも、新しい出会いを求めて、疲れるとわかっていながら足を運んでしまうのも本音。

実は、そんな悪循環に陥っている女子たちの救世主となる交流会が、今、口コミで話題になっているのだとか。その名も「晩飯会」。すでに福岡では5年ほど前から行われており、延べ5000人を集めた実績があるそうで、今年3月に東京進出を果たしたばかり。

コンセプトはいたってシンプル。ずばり、「おいしいご飯を食べながら、友だちをつくろう」。社会人になると、仕事上の付き合いが増え、なかなか友だちをつくる環境にないのが正直なところ。この晩飯会では、その“友だち”をつくることを目的にしているので、肩ひじ張らずに、参加者同士がおいしい食事と会話を楽しめるというわけ。

だから、男女も気兼ねなく話せるのはもちろん、同性との交流も自然にできる。そのため、参加費は男女ともに同額なのに、なんと女性の参加率が6割以上！　東京晩飯会幹事の前川由希子さんにお話をうかがったところ、「女性グループで参加されることが多いですが、おひとりで来られる方も意外にいます」とのこと。また、「通常の異業種交流会は、ビジネスにつなげたい方が集まるので事業主が多くなったりすると思いますが、晩飯会は会社員が多く集まります」と、本当に気軽な会みたい。

女子にも安心して楽しんでほしいとの思いから、お店選びや雰囲気づくりにもこだわりが。

「食べ物の質と量にはこだわります。最後のデザートも、女子の多い交流会には必須。また、抽選会のプレゼントも、コスメサンプルなど女子が喜ぶものがほとんどです。それから、必ず立食形式に。そうすれば、お料理を取りに行く際など自然と人の流れができるので、そのタイミングで幹事はすかさず参加者を紹介し合い、仲よくなるあと押しをしています。細かいところでは、スタッフのノリのよさも当日の場の雰囲気をつくるには大切ですね」（前川さん）。

こうしたゆる～い雰囲気で行われているおかげが、友だちだけでなく、中には伴侶を見つけた人も。

「福岡では、電撃的に結婚したカップルが2組いらっしゃいます。もしかすると、（恋愛面での）期待をせずに力を抜いて参加したため、本来の自分が出せ、結果的にうまくいったのかもしれませんね」（前川さん）。

晩飯会では、セールスやネットワークビジネス、異性への過度なアプローチを禁止。主催者が厳しくチェックしているので、そういった意味でも安心して参加できるのがありがたい。

今後は、さらに特定の趣味に特化した分科会（部活）のような集まりも企画中とのことで、この友活交流会は、ますます盛り上がりそうな予感。この晩飯会は、福岡、東京それぞれで毎月1回開催中。まずは、誰かと誘い合わせて、気楽な気持ちで、顔を出してみてはいかが？

●東京晩飯会～友活交流会～
https://www.facebook.com/tokyobanmeshikai

●晩飯会・福岡＠交流会
https://www.facebook.com/banmeshikai

（ヨダヒロコ）

※この記事は2013年05月16日に公開されたものです