お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

恋愛ニートを脱出! 新しい恋を呼びこむ「心やわらか発想法」

恋愛部長

■「相手が、自分のパートナーだったらどうか」を考える

恋をはじめるのに大事なのは、いつも心をやわらかくしておくこと。
どんな場面でどんなふうに恋に落ちるかは「神のみぞ知る」ことだから、いつ出会ってもいいように、かたくなにならないこと。

たとえば、「好きになるときは、目が合った瞬間ドキドキして、寝ても覚めても彼のことを思うはず」なんて思い込みをしていると、そこに至らない人はみんな「好きな人ではない」っていう結論になりがち。もしくは、「私が恋をする人はきっと、私が尊敬できる大人の男性で、やさしくて頭がよくて……」とかって妄想していると、それ以外はジャガイモみたいに見えるかも。

でもね、好きって気持ちは不思議なもので、自分との相性ですべてが決まってくるのです。
「この人といると心地いいな~」って思うことってないですか? そういう何気ない「いい気持ち」だって、「好き」のはじまりになるかもしれない。
この、「好きかもしれない」という発想が大切なんです!

私も、20代のころは、好みのタイプがバシッと決まっていて、タイプの男性以外にはまったく目もくれなかったんですが、30代になって「私に合う人ってホントは、私の思い込んでいる“好きな人”とはちがうかも……?」という気分になりました。そこからは、たとえ好みのタイプじゃなく、今まで意識していなかった人でも、相手をすぐに「アリ・ナシ」で判断してはねつけるのをやめて。「この人と付き合ってみたらどんな毎日が送れるだろう?」って想像したり、「この、ほんわかと気持ちいい雰囲気って、好きってことなのかもしれないな」って、恋愛につながる可能性を必ず考えたりするようになったんです。

実際、そういうふうに、ふと「この人もアリかも?」って感じた長年の男友だちと付き合ったことがあるんですが、びっくりするほどしっくり来て、彼も、友人時代よりずっと情熱的でやさしくて素敵でした。あまり期待していたわけじゃなかっただけに(笑)、うれしい誤算でしたね。

つまり、自分で勝手に思い込んでいる「恋とはこういうもの」「“好きな人”はこんな人」っていうことがらをいっぺんリセットしてみる。そして、ほんの小さな「好意」や、「心地よさ」を基準に、「もし、この人と付き合ってみたらどうなんだろ?」って空想してみることが大切です。

私がよく言う言葉に、「好きになる人を選ぶことは、どんな自分でいたいかを選ぶこと」っていうものがあります。その人の隣にいる自分は、どんな自分でいられるのか、その自分は幸せなのか。そういうことで判断すればいいと思うんです。別に、彼に尽くしたり、駆け引きやアップダウンでボロボロになったりする恋愛だけが恋ではありませんし、結婚につながるのはむしろその逆。自分が自分らしくのびのびしていられて、いつも笑っていられる。その人といると安心できて、お互いに頼り合うことが心地いい。カーッと燃えあがる恋もいいですが、長く続くのは、やっぱり常に自分が幸せである関係です。

もしも、出会った人の中に、「この人といると楽しい。心地いい」っていう人がいたら、「恋愛するかどうか」なんて構えずに、まずは、「こういうパートナーがいたら私の人生はどんなふうになるかしら?」って考えてみてください。そういう癖をつけておけば、出会いのたびに、それぞれの人が持つ、自分と感応し合う場所に目が行くようになります。

そして、それが全部恋に発展しなくてもいいんです。ちょっとの「いいな」をいっぱい集めて、いつも誰かに「いいな」と思っている状態をキープしていると、自然とまわりから、あなた自身も好ましいと思われるようになります。そして、ある日、本当に自分に合う人が、まるで空から降ってくるように、現れるものなんです。

もし心が固くなってしまって、「この人も駄目、あの人もちがう」って日々思っていると、せっかく運命の人が訪れても、気づくことなくすれ違ってしまいます。心を柔らかくしておくというのは、常に他人に対して、「いいな」と思うセンサーの反応をよくしておくってことなんです。

【次ページ】恋に苦手意識のある女子が、はじめの一歩を踏み出すには?

次のページを読む

SHARE