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ブライダルチェックは妊娠判定にあらず!? 検診でわかるのは?

ブライダルチェックでわかることは?

ブライダルチェックという言葉をよく耳にしますよね。読者からも「結婚前にブライダルチェックを受けるべきなの?」(29歳)という質問を受けましたが、検査でどんなことがわかるのでしょうか。

ブライダルチェック自体はいろんな検診機関が独自に実施しています。でも、そういった公的な制度や定義があるわけではありませんので、実施機関によって検査内容はまちまちなのだそうです。通常、婦人科的な病気や感染症といった結婚生活に影響を及ぼす異常がないか調べるパッケージプランを示すようです。「ブライダルチェックをクリアすれば絶対に妊娠が可能」とお墨つきを与えるものではないのでご注意を。

たとえば、こころとからだの元氣プラザ(東京・飯田橋)では、性感染症や今後の人生の妨げとなるような婦人科系の異常がないかを診る目的で、「超音波(エコー)検査」「子宮頸部細胞診」「感染症の有無」を実施するそうです。

「こころとからだの元氣プラザ」のブライダル検診でわかる主な項目

    • 超音波検査(卵巣や子宮の状態を診る)
    • 子宮頸部細胞診(子宮頸がんや、前がん状態である異形成という粘膜上皮の異常がないか)
  • 感染症

クラミジア感染症(腟や子宮頸管にクラミジアが感染していると出産時に赤ちゃんに感染することも。子宮だけでなく卵管やお腹に炎症をおこして激しい腹痛をおこしたり、不妊の原因にも)

風疹(妊娠初期にかかると赤ちゃんの目、耳、心臓に異常を起こすことも。抗体がない場合はいまのうちにワクチンを打ちましょう。ワクチン後2カ月は妊娠を避けます)

B型肝炎(母子感染のリスク)

C型肝炎(まれに母子感染のリスク)

梅毒(胎盤から母子感染を起こすが、現在ではまれ)

淋病感染症(出産時に赤ちゃんに感染することも)

HIV感染症(エイズの原因ウィルスで赤ちゃんに感染する可能性がありますが、治療によりその可能性を低くできます)

 

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