お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

赤字体質の原因は“チリ積も出費”! 貯まる女子になるには?

花輪陽子

花輪 通帳を記帳し、お金の出入りをチェックすることは赤字体質脱出の最初の一歩です。定期預金、普通預金ともに記帳すべきですが、特に詳しく見ておきたいのが普通預金。固定費をひとつの口座から引き落とすようにすると、月々の支出を把握しやすくなります。また、Happyturnさんは買い物の大半をクレジットカード払いにしているとのことなので、クレジットカードの明細もしっかりチェック。これら2つを見れば、月々の収入と支出がわかるはず。

編集部 クレジットカードの明細はどんなところをチェックすればいいのでしょうか。

花輪 まず、どんな項目でいくらぐらい引き落とされているのかをひとつひとつ見ていきます。身に覚えのない引き落としがあったら要注意。間違い請求はまれですが、有料サービスを解約しそびれて、ダラダラ会費だけ支払っているというケースはよく見かけます。

編集部 月々数百円程度でも“チリも積もれば……”でけっこうな金額になってしまいますよね。

花輪 こうした無駄な支出をひとつずつ見直していくことが赤字脱出につながります。3年で目標額の約300万円まで貯蓄を増やすには、年間50万円ぐらいは貯めたいところ。今からがんばれば十分間に合いますが、そのためには1日も早く「怖いから」と現実から目をそむける生活は脱却する必要があります。

“ちょっとしたぜいたく”の積み重ねが家計を圧迫。ライフスタイル維持費を見直して。

「家賃の適正予算は手取り収入の3分の1」と考えると、本来は8万円以内におさえたいところを8万5,000円かかっているなど予算オーバーが目立ちます。メリハリがないまま、ちょっとずつ身の丈を越えた支出を積み重ねていると、貯金ゼロのまま、40代に突入してしまう恐れもあります。まずは思い切ってライフスタイルを見直してみるのもオススメ。「絶対必要」と思いこんでいたけれど、実はそうでもなかったということが案外多いんです。(花輪陽子)

※この記事は2013年02月05日に公開されたものです

花輪陽子

ファイナンシャル・プランナー。OL時代は借金200万円の“貯まらん女”だったが、2009年に「夫婦同時失業」を経験し、ファイナンシャル・プランナーに転身。『夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本』(PHP研究所)、『大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術』(朝日新聞出版)、『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)、『貯金ゼロ 借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)など著書多数。 http://yokohanawa.com/

この著者の記事一覧 

SHARE