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結婚したい彼と「いまさらお金の話ができない関係」を変えるコツ

  • ぶきさん愛用の漬物用ガラス食器。フランフランで、約900円で購入したのものだとか。野菜と塩、味の素やコンブを入れるだけで簡単に白菜やきゅうりの漬物が作れるそう。「ふだんの食事やお弁当づくりに大活躍してくれています」(ぶきさん)

花輪 同棲していると、ほとんどの場合、ひとり暮らしのときよりも生活費の負担は小さくなります。その分を貯蓄にまわせればいいのですが、お互い“ちょっとのぜいたく”を重ねてしまい、結局お金を貯められずにいるケースもよく見かけます。特に、彼が無駄遣いが多いタイプだと、「彼よりはマシ」と、自分の無駄遣いにも目をつぶってしまいがちなんです。

編集部 お金のことを特に話し合わないまま、一緒に住みはじめてしまうと、話し合いで金銭感覚をすりあわせようにも、いまさらどうやって切り出していいかわからないというケースも多そうです。

花輪 自分からは言いにくいようなら、ファイナンシャルプランナーなど専門家の手を借りるという方法もあります。彼と一緒にマネー相談をうければ、ファイナンシャルプランナーが代わりに彼に実情を質問してくれます。

編集部 「今のままでも大丈夫なのか知りたい」というような、ぼんやりした相談内容でも大丈夫なんでしょうか。

花輪 大丈夫ですよ。ただ、漠然とした相談のときは有料相談だともったいないので、まずはNPO法人などの無料相談からスタート。今、自分たちがどういう状況にあるのかが整理できて、もっと具体的に掘り下げた相談をしたいとなったら、有料サービスを利用するのがオススメです。

編集部 家計簿もつけられていない状態で相談すると、ファイナンシャルプランナーさんに怒られるのではないか、と心配する声もよく耳にしますが……。

花輪 大丈夫ですよ(笑)。わたしたちファイナンシャルプランナーは、みなさんが現状を把握し、課題を洗い出し、改善するのをサポートするのが仕事。「他人に見せられるような状態ではない」という方にこそ、お役に立てるかと思います。

編集部 お金について、彼ときちんと話し合いができるようになれば、将来に対する不安も軽減されそうです。

花輪 マネー相談を通じて彼のお金に対するスタンスや自覚について知ることもできるので「結婚相手としてふさわしいかどうか」を考えるヒントも手に入れられるかも。

不安をまぎらわせるための“気晴らし消費”に注意!

「一緒に住んでいるけれど結婚ではなく、同棲」「職場で一定の信頼を集めてはいるものの、いつリストラされても不思議ではない」など、不安定な状況に置かれている人が陥りやすいのが“気晴らし消費”のワナ。飲み会にせっせと顔を出したり、習い事に精を出したりすれば、不安は紛らわせるかもしれませんが、将来のための貯蓄まで使ってしまっては本末転倒。目先の気晴らしに飛びつかず、5年、10年スパンで考えてみて。(花輪陽子)

※この記事は2013年01月15日に公開されたものです

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