【難読】“おごる”じゃない!「屠る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「屠る」の読み方です。
“おごる”かな? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「屠る」の読み方は?
「屠」は「奢」と漢字が似ていますが、よく見ると違いますね。
「奢」に送り仮名の「る」をつけると“おご(る)”と読みますが、「屠」の場合はなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ほふる”と読みます。
「屠る」の意味と使い方
『漢字ペディア』によれば、「屠る」の意味は以下のように解説されています。
ほふ・る【×屠る】
[動ラ五(四)]1 からだを切りさく。また、きり殺す。「獲物を―・る」
2 敵を破る。打ち負かす。「対戦相手を軽く―・る」
[可能]ほふれる
体を切り裂く、切り殺すという意味合いで使われる言葉です。普段あまり聞かない言葉だと思うので、初めて知った人も多いかもしれませんね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「屠る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「屠る」は、命を絶つ手段として体を傷つけることに限定されている言葉ですが、意味合いが残虐なので、違う言葉に置き換えられることが多いようです。だから、聞き馴染みがないんですね。
普段、テレビやラジオなどでは「解体する」に置き換えられるなど、あまり使用するには好まれない言葉のようです。機会は少ないかもしれませんが、使う際は注意が必要ですね。
(ななしまもえ)
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