ハフレの意味とは? ハフレを求める心理や作り方
ハフレとは? その意味やソフレとの違いを解説。ハフレを求める心理や作り方を詳しく解説します。
あなたは「ハフレ」という言葉を聞いたことがありますか?
セフレ(セックスフレンド)やソフレ(添い寝フレンド)など、さまざまな言葉が生まれる中、新たに誕生したハフレという表現。
言葉自体は耳にしたことがあっても、意味を詳しく知らない人も多いでしょう。
そこで今回は、ハフレとは何かを詳しく解説。さらに、ハフレを求める心理や作り方について紹介していきます。
ハフレとは? ハフレの意味
まずは、ハフレの意味を押さえていきましょう。
ハフレの語源
ハフレの語源は、「ハグフレンド」。前述したセフレやソフレなど、単語の頭文字+フレ(フレンド)で、“○○するだけの友達”という意味になる造語です。
ハフレの意味
従って、ハフレとは「ハグをするだけの友達」という関係性を指します。
抱きしめ合う関係性であっても、恋人ではありません。関係はあくまで友達。ハグ以上の行為は行わず、当然性的な意味合いもありません。
つらいときや不安な時にハグをすることで、癒やしてもらったり、慰めてもらったりすることにメリットを感じ、こうした関係性を築く人たちがいるのでしょう。
ちなみに「○フレ」の造語になるものは、友達以上恋人未満のような関係を指すことが多く、恋愛関係になる一歩手前に留まる2人のようなニュアンスがあります。
ハフレとソフレの違いは?
少し前に、添い寝するだけの友達=ソフレという言葉が流行しました。文字通り、ハフレとの違いは、そのスキンシップが添い寝なのか、ハグなのかです。
体や心のつながりの作り方は人それぞれ。特にセックスのような性的なつながりは必要としないものの、体と体でのスキンシップを望む人は増えています。
そんな中で、ソフレやハフレは、気持ちの穴を優しく埋める行為として人気なのでしょう。
ソフレを求める心理を専門家が解説します。
ハフレを求める心理
2人で会って、ハグだけをするハフレ。ハフレが欲しいと思う裏には、どんな心理があるのでしょうか。ここでは人々がハフレを求める理由を分析していきます
(1)寂しい
ハグをしたい気持ちの裏に隠れるのは、第一に寂しさでしょう。1人でいる瞬間などに人肌が恋しくなって、ハフレを求める人もいます。
相手が抱きしめ返してくれる感覚や体温を感じられることで、気持ちが落ち着くようです。
セフレのような体のつながりとは違って、そこには精神的なつながりを求める意味合いも強く存在するのかもしれません。
寂しい気持ちの対処法を専門家が解説します。
(2)安心したい
何か不安なことがある時、誰かとハグをしたいと思うことはありませんか? ハグで相手に包み込まれることで、安心感を得たい人もいます。
ハグによって無条件に自分を肯定されている感覚になるのでしょう。嫌なことがあった時など、誰かの温もりに触れて心を穏やかにしたいと考えるのです。
(3)ストレスを解消したい
仕事や人間関係で疲れている時にハグをすることで、ストレスを解消したい人もいます。
他人に弱みを見せるのが苦手な人でも、ハフレという関係性があることで素直になれる場合もあるのでしょう。
ストレスとの向き合い方を専門家が解説します。
(4)ハフレの関係性が楽
ハグが気楽にできる関係性そのものに、メリットを感じている人もいるはずです。
ハグとは愛情表現の1つ。異性の友達相手に突然ハグをしたら、恋愛感情を持っていると勘違いされる可能性もあるでしょう。従って、普段なかなかできる行為ではありません。
だからと言って、そこに恋人関係を求められるのは鬱陶しく感じることも。
その点、ハフレであれば、元から「ハグをするだけの関係」であるため、変に気を遣う必要がなく、楽だと感じるようです。
恋人が欲しいわけでも、セックスがしたいわけでもない。だけど、温もりは感じたい。そんな矛盾した気持ちも、名前をつけた関係があることで正当化されるのです。
付き合いたくないと思う心理の理由を分析します。
(5)恋愛感情がある
ハグだけの関係が基本ですが、中にはハフレより先の関係性になりたいと考えている人もいます。相手と恋人になりたいけれど、それがかなわず、ハフレという立ち位置に落ち着いているパターンです。
少なくとも、相手に好意がなかったら、ハグをしたいとは思いませんよね。従って、相手への恋愛感情や好意が隠れている可能性もありそうです。
恋愛感情かどうかを確かめる方法を専門家が解説します。
ハフレの作り方
キスやセックス、恋人関係はいらない。でも、安心や温もりが欲しい。そんな時、ハフレの存在が羨ましいと感じることもあるのではないでしょうか。
最後に、ハフレの作り方をいくつか紹介します。過去の交友関係をたどったり、新しい人脈を探したりして、パートナーを見つけてみるのもいいでしょう。
(1)仲の良い友達を誘う
もともと仲が良い友達同士がハフレになることもあります。
普段から互いのことを知っていれば、信頼もあり、拒否される可能性も低いでしょう。
仲が良いからこそ、少し言い出しにくいかもしれませんが、ここはお互いにお酒が入った席や、夜のテンションを味方につけて。
「ハフレって知ってる?」と切り出してもいいし、自然にハグできるタイミングで「ハグしてもいい?」とかわいく尋ねてみるのもいいでしょう。ただし、相手が嫌がっているのに強引に押し切るのはNGですよ。
(2)友達から紹介してもらう
信頼できる友達から、下心なしでハグをしてくれる人を紹介してもらう方法もあります。
「ハフレがほしい! 誰かいたら紹介して」と日ごろから伝えておけば、どこかのタイミングで紹介してもらえることもありそう。
寂しくて、温もりが欲しいと感じる今の気持ちをまずは友達と共有してみてください。
(3)元彼や元カノを誘う
別れた元彼や元カノを誘ってみる方法もあります。元恋人なら、ハグする時の気恥ずかしさがなく、心を落ち着けて純粋にハグを楽しめそうですよね。
実際に付き合うことを経験しているからこそ、程良い距離感でハグができるメリットがあるというわけです。
ただし、どちらかに未練があると、のちのちトラブルになることも。「別れても、ハフレでなら良い関係が築けるよね」という合意があるかどうかがカギとなりそうです。
(4)マッチングアプリで探す
これまでの関係で伝手がない場合、マッチングアプリでハフレを探すのも手でしょう。プロフィールに「ハフレ募集」と掲げている人もいるため、目的が合えば意気投合できるかもしれません。
ただし、マッチングアプリは恋人を探す目的でサイトを利用している人も多いので、相手の希望とのミスマッチが起こらないように注意!
また、中には体目的で話を合わせてくる人もいないとは言い切れません。
マッチングアプリでは慎重に、相手がどんな人なのかをやり取りで見極めながら距離を縮めていきましょう。
適度な距離感でハグを楽しもう
ハグだけで成り立つ関係性があるのか、疑問に思った人もいるかもしれません。
しかし、現代では、恋愛のあり方も人間関係も、十人十色。自由に主張し、楽しめるようになってきています。
ハフレも、その1つ。
本人たちの合意があるならば、こんな温もりの共有の仕方もありなのでしょう。
適度な距離感でお互いにストレスを抱かない、不思議な関係性。あなたは、ハフレが欲しいと思いますか?
(岡裕之)
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