開脚すると痛い原因は? 股関節・お尻に痛みを感じた時の対処法【動画あり】
開脚をしていて、痛いと感じることはありませんか? せっかくストレッチをしようと思っても、痛みで続けられないともったいないですよね。今回は、パーソナルトレーナーの川﨑真菜美さんに、開脚で痛いと感じる場所と原因、対処法を解説してもらいます。
こんにちは、マイナビウーマン編集部のたじーです。最近開脚ストレッチに励んでいるのですが、痛みを感じることが多いのが悩み。そもそも、開脚で痛みを感じる原因は何なのでしょうか?
今回は、パーソナルトレーナーの川﨑真菜美さんに、開脚で痛みを感じる原因と対処法を教えてもらいました。
開脚ストレッチを行う際に痛みを我慢している人は、この記事を参考に無理のないストレッチを行ってくださいね。
Check!
開脚できるようになるには? 開脚の効果や練習方法・コツを解説
開脚ストレッチで痛みを感じる原因
まずは、どうして開脚ストレッチで痛みを感じてしまうのか、考えられる原因を紹介します。
原因1.股関節周辺の筋肉が硬くなっている


痛みを感じる原因としてまず考えられるのは、股関節周辺の筋肉が硬くなっていることです。
どの部位に痛みを感じるかは人によって違うはず。例えば、股関節の内側に痛みを感じる人は内もも、お尻周りに痛みを感じる人はお尻の筋肉が硬くなっている可能性があります。



原因2.骨盤が歪んでいる

また、開脚で痛みを感じる原因としてもう1つ考えられるのが、骨盤の歪み。
筋肉が弱くなると、うまく骨盤を支えられなくなります。その結果、骨盤が前傾したり後傾したりといった歪みが起こると股関節の可動域が狭くなり、開脚する時に引っ掛かるような痛みを感じる場合もあります。


そうですよね。つまり、開脚の痛みを解消するには、普段使えていない股関節周辺の筋肉をストレッチやトレーニングで動かすことが大切。
筋肉のバランスが整うと骨盤が正しい位置に戻ってくるので、開脚を行いやすくなりますよ。

骨格的に開脚が出来ない人がいるって本当? 開脚と骨格の関係性に迫ります。
開脚ストレッチで痛みを感じる原因
・股関節周辺の筋肉が硬くなっているから。
・下半身の筋力が低下し、骨盤のゆがみが生じているから。
開脚が「痛い」と感じた時の対処法
開脚で痛みを感じる原因は分かりましたか? では、痛みを感じた時はどんなふうに開脚を行ったら良いのでしょうか。
ここからは、開脚で痛みを感じた時の対処法を解説します。
(1)「痛い」と感じたらそれ以上は伸ばさない




はい。「痛みを我慢してやれば体が柔らかくなる」と思っている人が多いですが、実はこれは間違い。筋肉は、無理に引き延ばされたり痛みを感じたりすると硬直します。
せっかくストレッチをしていても、痛みを感じたら筋肉は柔らかくならないんです。
(2)体に余計な力を入れないようにする


痛みを感じず、心地が良いと感じる程度で行いましょう。力が抜けている時に筋肉が柔らかくなるので、体に無駄な力が入らないように注意してください。
これを継続して行うことで筋肉が慣れて、少しずつ痛みを感じずに開脚できる角度が広がっていくはずですよ。

無理なく開脚ができるようになる方法を詳しくご紹介します。
開脚ストレッチで痛みを感じた時の対処法
・痛みを感じたらそこでストップ。
・体に無駄な力が入らないようして、心地良いと感じる程度で行う。
■開脚で痛みを感じる人におすすめの股関節ストレッチ
ストレッチを行う際、痛みを感じたら効果が半減してしまうことが分かりました。そのため、「痛くて開脚ができない!」と感じたら、無理に開脚を行う必要はありません。
ここからは、「開脚が痛くてできない」という方向けに、股関節周辺の筋肉をほぐすおすすめストレッチを紹介します。もちろん、このストレッチでも痛みを感じたら無理して行うのは避けてくださいね。
ページ下部に、実際の動きを確認できる動画のリンクを貼っているので、そちらも併せて参考にしてください。
ストレッチの手順
1.床に膝をついて四つ這いになる。この時、背中が丸まらないように注意する。
2.片足を伸ばして浮かせる。
3.軸になっている左足の股関節を、円を描くように大きく外回し×10回。
この姿勢をキープするのがつらければ、以下の画像のように肘を床について行ってもOK!
4.続いて、足の位置はそのままに、大きく内回し×10回。
5.最後に、お尻を大きく後ろに引く動きをする×10回。
6.足を入れ替え、反対側も2~5の手順を同様に行う。
以上でFinishです。お疲れ様でした!
ストレッチのやり方を動画でチェック
以下の動画では、ストレッチの手順を詳しく解説しています。さらに、関節の硬さチェックのやり方や股関節を柔らかく保つコツも紹介しているので併せてチェックしてくださいね。
開脚ストレッチは無理せずに行おう
「ストレッチは痛ければ痛いほど効く」と思っていた私にとって、今回は開脚に関する考え方が大きく変わるきっかけになりました。
皆さんも、痛みを我慢せず無理のない範囲で開脚ストレッチを行うことを意識してくださいね。
(監修:川﨑真菜美、取材・文:田島佑香/マイナビウーマン編集部)
※一部画像はイメージです
※本記事はトレーナーの見解に基づき解説しております