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【No.16】笑顔が素敵なGODIVAのEC担当の場合

#私たちのしごとバッグ

マイナビウーマン編集部

いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。

撮影:洞澤佐智子
取材・文:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部

六本木にある高層ビルのエレベーターを上がり、入った先に広がるのはずらりと並ぶチョコレートの食品サンプル。今回は高級チョコレートの代表的ブランドとして知られる「ゴディバ ジャパン」を伺った。

迎えてくれたのは、ゴディバのEコマースを担当する崎田さん。笑顔がまぶしい! と思っていたら、なんと新卒から店舗で働いていたんだとか。

多くの人に愛される存在ながら、意外と「中の人」については知る機会が少ない……そんなゴディバ ジャパンで働く崎田さんのしごとバッグを見せてもらった。

崎田 麻純さん
Eコマース/デジタルトランスフォーメーション部所属。2014年に新卒二期生として入社後、津田沼パルコ店・シャポー本八幡店などで店長を務めたのち、2018年にEコマース担当へ。現在は公式通販サイトの他、複数の提携サイトの運営に携わっている。

崎田さんの愛用バッグは「Folli Follie」。店舗担当から本社へ異動になったタイミングで、鮮やかな黄色に惹かれて購入したんだそう。

「モノトーンのシンプルな服が好きなので、小物で色を入れるようにしています。これは元気になれるビタミンカラーがお気に入りです」

小さく見えるバッグだが、マチがしっかりあり、量も入る。自立するところも便利だと語ってくれた。

 

バッグの中身

1 私用のiPhone10s
2 社用のiPhone SE
3 小物入れ(diptyqueの巾着を使用)
4 手帳カバー
5 KINTO トラベルタンブラー×SHOGO SEKINE
6 CELINEの財布
7 UNITED ARROWSの名刺入れ
8 FURLAのパスケース
9 CELINEのハンドタオル
10 Tiffany&Co. エルサ・ペレッティ™ オープン ハート ペンダント シルバー、11MM
11 LAURA MERCIERのコスメポーチ

崎田さんにお会いしてすぐに気になったのは、キラキラの笑顔が映える美肌! コスメポーチの中身を拝見すると、保湿アイテムが多数入っていた。

「内勤になって以来、メイク直しはほとんどすることがなくなりました。その代わりにオフィスの乾燥が気になって……。保湿のミストや、しっとりとした使い心地の日焼け止め、リップなどを持ち運んでいます

また、ネイルオイルは店舗の頃からこまめに使っているそう。

「商品を説明する時に手もとが目に入るので、指先がカサつかないよう、マメにケアしています。PC作業をするようになって特に役立っているのはReFaですね。実は視力が2.0あって……(笑)。見え過ぎて目が疲れることもしばしば。首筋や目もとをマッサージして凝りをほぐすようにしています」

バッグの中身を並べている時、財布が巾着に入っていることに気がついた。これはなぜだろう?

「モノの角がつぶれるのが気になってしまうので、財布は巾着に、いつも持ち歩いている本は手帳カバーに入れているんです。この手帳カバーはぐるっとジッパーで覆うことができるので、本の角が曲がらない。『置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子/著・幻冬舎)』はいつも持ち歩いているのでカバーで保護しています」

崎田さんのしごとバッグの中身を見ていると、長年愛用しているという持ち物もきれいな状態が保たれている。几帳面な性格がうかがえた。

通勤に1時間程度かかるという崎田さん。バッグの中には本が2冊入っていた。

「1冊は『働くことを楽しもう。 ゴディバ ジャパン社長の成功術(ジェローム・シュシャン/著・徳間書店)』で、名前のとおり、ゴディバ ジャパンの社長のビジネス本です。こちらは今読んでいる最中! 『置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子/著・幻冬舎)』は大学生の時に出会ってから、いつも持ち歩いてよく読んでいます」

『置かれた場所で咲きなさい』といえば230万部超えのベストセラー本。崎田さんはこの本のどんなところに惹かれたんだろう?

「『置かれた場所で咲きなさい』って、『人それぞれいる場所、しょうがないからそこで咲きなさい』という意味にもとらえられるんですけど、私はこれをポジティブな意味で解釈しています。もちろん、置かれた場所で咲くことを目標にするんですけど、『咲けたら次に行ける』……みたいに、自分なりの解釈を入れて理解しているんです。咲きたいものがあったらどんどんチャレンジをして種まきをしておいて、常に咲く努力をする……。そんなことが書いてあるのも良いなって思いました。

この本の意味って正解は無いと思うんですけど、同じ箇所でも読むタイミングによって違った意味に思えたり、前はさらっと読んでいたところにある時ハッとさせられたり……。つい最近も読み直しました」

店舗勤務時代にもこの本に多く助けられたという。仕事の話を伺っていると、明るい笑顔の裏にストイックさが感じられる。それを支えている一端が『置かれた場所で咲きなさい』なのだろう。

入社してから今に至るまで、本社に異動してからの期間よりも店舗に勤務していた期間の方が長いことから、店舗でのお話もたくさん聞かせてもらった。

店舗時代の思い出がしごとバッグにも詰まっているという。それがTiffany&Co.のネックレスとFURLAのパスケースだ。

「Tiffany&Co.のネックレスは店舗勤務時代に購入したものです。店舗で頑張っていたころを思い出すと勇気づけられます。FURLAのパスケースは店舗にいた時の仲間にもらったもの。最近は定期もスマートフォンで済ませているので定期が入っているわけではないのですが、薬など小さなものを入れています。これも目に入った時に元気が出るアイテムです!」

学生時代から指針になっている本と、仲間との思い出。ストイックでポジティブな崎田さんを支えているのは、思いが詰まったバッグの中身だった。

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