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エクセルで引き算をする簡単な方法! 関数の使い方や時刻・日付の引き算も解説

どいまちこ

ビジネスシーンでよく使う「Microsoft Excel」。初心者向けの簡単な引き算のやり方や、関数を使った計算の方法とは? セルのマイナス表示などについても、画像を使い分かりやすく解説します。

ビジネスやプライベートでも活躍するMicrosoft Excel(以下エクセル)。

今回は、初心者向けの簡単な引き算の方法や、関数を使って計算式を入れる方法を解説します。

画像を参考にしながらぜひ理解を深めてください。

エクセルを使った引き算のやり方

エクセルを使い始めたばかりの頃は、「引き算ってどうやって計算するの?」と疑問に感じるのではないでしょうか。

エクセルの引き算の方法は、演算子の「-(マイナス)」を使ったり、関数を使って計算をしたりします。

数式「数値-数値」を使う方法

では早速、A1セルの値からB1セルの値を引き算し、C1セルに合計を表示させるやり方を説明します。

手順は以下の通り。

C1セルに「=」入力→A1を選択→「-」を入力→「B1」を選択して「Enter」キーを押すと計算できます。

列の値をまとめて計算する方法(オートフィル)

次に、列の値をまとめて計算したい場合について紹介します。

下図A列にある5つの商品の在庫数を求める場合の、引き算の方法を説明します。

先ほど説明した「-」を使った方法と同じく、D列全てに1つずつ「-」を入れても計算は可能です。

しかし商品が多くなると、1つ1つ入力するのは時間がかかるので、現実的ではありません。そこで、まずは商品Aの列(D2)に「-」を入れて計算をしてください。

D2の在庫数の計算ができたら、図のように「オートフィル機能」を使い計算式をコピーします。

すると、全ての在庫数が「引き算」で求められます。

オートフィルとは?

オートフィル機能とは、すでにセルに入力されている式や値を基に、自動的に連続する空白のセルの値を埋めてくれる機能のことです。

簡単で、とても便利な方法なので覚えておきましょう。

セルを固定して計算する方法(絶対参照)

続いて、引き算をしたい対象セルを固定する場合の計算方法を紹介します。

セルを固定して計算する場合、「絶対参照」の機能を使用しましょう。

下図のように、入荷数が一定の商品の場合は、D2セルに入庫数量を入力します。

C2セル「=」→「D2セル」選択→「F4」を押す→「-」と入力→B2を選択→「Enter」キーと押すとセルを固定した引き算ができます。

「F4」を選択すると自動で「$」が付きますが、直接「$」を半角入力しても良いでしょう。

C2セルの計算ができたら、先ほどと同じように「オートフィル機能」を使い計算式をコピーします。

すると、下図のように全ての在庫数が計算できます。

絶対参照とは?

絶対参照とは、参照するセルを常に固定することです。

数式のコピーをする際、数式中の参照セルが変化して計算がおかしくなってしまうことを防ぎます。

参照するセルを変えたくない場合などには、この絶対参照を用いるようにしましょう。

関数を使って引き算をする方法

計算するセルの数が多い場合、関数で計算するとスマートな処理が可能です。

また、エクセルで時間や日付の引き算もできるので、さまざまな場面で活用しましょう。

SUM関数で複数範囲の値を計算する

複数の数値の「引き算」をする場合では、「=A-B-C-D」の式のように長くなります。そういった場合は「SUM関数」を使うと便利ですね。

「=A-B-C-D」は、SUM関数「=A-SUM(B:D)」と入力するとスマートに計算できます。

時間の引き算の方法

エクセルでは数値計算だけでなく、時刻の引き算も可能です。

それでは、時刻を「四則演算」で計算してみましょう。例として、10時から4時を引く計算とします。

B2セルに「10:00」C2セルに「4:00」と入力。時刻を入力すると表示形式が「標準」から「ユーザー定義」に変わります。

右クリックの「セルの書式設定」で確認をすると、ユーザー定義の分類は「h:mm」に設定が変更されています。

hは時間、mmは分を表していて、「10:00」は時刻として認識されてるというわけです。

「=B2-C2」と引き算をします。

セルは時間同士であると自動で認識しているので、正しい時刻の「6:00」が算出されました。

日付の引き算の方法

最後の「単位」を変更すると、さまざまな日付の差を求めることが可能。

「単位」は何になるのだろうか? と疑問に思ってしまいますよね。

下記で、詳しく説明しますが、週は割り当てられた単位がないため、日数を計算してから7で割ります。

・年:year 「r」

・月:month「m」

・日:day「d」

・週:day/7「d」/7

開始日が「2020/1/1」、終了日が「2021/5/31」の差分を求めてみましょう。またこの場合、同じセルを参照したいので「$」を挿入しています。

年数の差「=DATEDIF(B$3,C$3,”y”)」は1年を数か月経過しているので結果が「1」と表示されます。

月数の差「=DATEDIF(B$3,C$3,”m”)」の結果は「16」と表示されました。差分は16カ月となります。

日数の差「=DATEDIF(B$3,C$3,”d”)」の結果は「516」が表示されました。差分は516日となります。

週数の差「=DATEDIF(B$3,C$3,”d”)/7」の結果は「日付表示」となってしまいました。

そういった場合には、セルの表示形式を「標準」へ戻すと正しい数値が出ます。7で割り算をしているので、整数で表示はされません。

▶次のページでは、エラーが出たときの対処法、数字の表示方式の変更方法について解説します。

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