【難読】“びか”? 「微か」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「微か」の読み方です。
“びか”? いやいや、違和感しかない、と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「微か」の読み方は?
「微」という字は、微妙、微細と読むので、“び”と読むことが多いですよね。漢字の意味としては、ごく小さいこと、わずかなこと、といったニュアンスになります。
しかし、「微」に送り仮名の「か」をつけても、“びか”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かすか”と読みます。
「微か」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「微か」の意味は以下のように解説されています。
かす‐か【▽幽か/▽微か】
[形動][文][ナリ]
1 やっと感じ取れる程度であるさま。はっきりとは認められないさま。「―な物音」「―な記憶」2 生活ぶりなど弱々しく、細々としたさま。「わずかな収入で―に日を送る」
3 姿かたちのみすぼらしいさま。貧弱。
「―なる小さき法師一人をなん具したりける」〈今昔・一七・四四〉4 人目につかないさま。ひっそりとして寂しそうなさま。
「北の方の―なる御有様をも」〈平家・一二〉
→僅 (わず) か[用法][派生]かすかさ[名]
文字通り、感じ取ることができないほど弱々しい様子、という意味で使います。
耳慣れた言葉ですが、漢字だと意外と読めなかった人もいるのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「微か」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことがあっても、漢字をイメージできない言葉もありますよね。
見慣れている漢字も改めて調べてみると、まだ知らない読み方があるかもしれませんね。
(ななしまもえ)