【難読】“すぎる”じゃない? 「過る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「過る」の読み方です。
“すぎる”じゃないの? そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「過る」の読み方は?
「過」に「る」の送り仮名がついているので、“すぎる”と読むのかな、と思った人もいるかもしれません。
しかし、“すぎる”は「過ぎる」と書き、送り仮名は「ぎる」になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“よぎる”と読みます。
「過る」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「過る」の意味は以下のように解説されています。
よぎ・る【▽過る】
[動ラ五(四)]1 前を横切る。通りすぎる。「目の前を黒い影が―・る」「不安が心を―・る」「思い出が一瞬頭を―・る」
2 途中で立ち寄る。
「―・りおはしましけるよし、ただいまなむ人申すに」〈源・若紫〉3 避ける。よける。
「商人旅人も道を―・る」〈浄・手習鑑〉
横切る、通りすぎるという意味の言葉ですね。
歌の歌詞で、「胸を過る」という表現を耳にしたことはないでしょうか。ひらがなで表記されることが多いですが、漢字だと「過る」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「過る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。耳馴染みのある言葉も、漢字で書かれた途端に何と読むのかわからないものもありますよね。
馴染みがある言葉も、漢字に変換することによって、よりその言葉の意味を知ることができるかもしれません。
(ななしまもえ)