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「クソリプ」の意味とは? 語源や使い方を解説【ネットスラング大辞典】

落合正和(WEBメディア評論家・マーケティングコンサルタント)

「クソリプ」という言葉を耳にしたことはありますか? TwitterなどのSNSで使われることが多い言葉で、「クソみたいなリプライ」という意味です。今回は「クソリプ」の語源や使われ方などについて、Webメディア評論家の落合正和さんに解説してもらいました。

インターネット上で利用される「クソリプ」とは、「クソみたいなリプライ」という意味。

SNSや電子掲示板などで発生し、使用される俗語「ネットスラング」の1つです。ネットスラングの中には、インターネットを飛び出して口語として利用されるようになるものもあります。

今回は、SNSなどで多く見かける「クソリプ」の意味を紹介します。

Twitterで使われる「クソリプ」とは? 意味と語源

「クソリプ」は、特にTwitter上で表現される機会が多いネットスラングとなっています。

意味は「クソみたいなリプライ」

品のない表現ではありますが、意味は「クソみたいなリプライ」です。

TwitterやInstagramなどのSNSにおいて、投稿に対するリプライの中でも、検討違いで的を射ていないもの、誹謗中傷やあおりといった攻撃的なもの、揚げ足取りや投稿したユーザーが不快に感じるリプライ、取るに足らないリプライなどの意味として、「クソリプ」が使用されています。

語源は「クソ」と「リプライ(返信)」

クソリプは、「クソ」と「リプライ・reply(返信や応答)」が組み合わされた造語です。

電子掲示板サイトなどでは、同様の意味で「クソレス」と呼ばれることもあります。

また、派生した用語として「クソリプ」を発信するユーザーを「クソリプラー」と呼ぶ人もいます。

参考記事はこちら▼

そもそもリプライってどういう機能? ライン、インスタグラム、ツイッターにおけるリプライ機能とやり方をおさらい!

クソリプの影響は?

「クソリプ」はFF外の相手(フォロー、フォロワーの関係ではない相手)から突然送られてくることが多く、芸能人・著名人、SNS上で影響力のあるインフルエンサーやバズっている投稿(大きく話題となる投稿)をした人などは特にその影響を頻繁に受け、悩まされている姿もしばしば見られます。

対応次第では炎上のリスクも

「クソリプ」への対応は大変難しいもので、返信することでかえって炎上してしまったり、相手が攻撃的になってしまったりすることも多く、SNS各社も返信に制限を付ける機能を設けるなど、対策が講じられています。

「クソリプ」の使い方(例文付き)

クソリプを使った例文を見てみましょう。

「昨日のツイートがバズったせいでクソリプがたくさん飛んできた!」(昨日のツイートが拡散されて不快なリプライがたくさん飛んできた)

クソリプを送ってくるユーザーが多過ぎたから、まとめてブロックしたよ!」(不快なリプライを送ってくるユーザーが多過ぎたから、まとめてブロックしたよ)

このように、投稿者が不快で何の役にも立たない、価値がないと感じた返信があった時に使います。

言葉の定義が存在するわけではありませんが、主にSNS上、インターネット上でのコミュニケーションによるリプライに対して使われており、オフラインでの人と人のリアルな会話で生じた不快な返事を「クソリプ」と呼ぶことはほとんどありません。

画面の向こうには生身の人間がいることを忘れない

SNSはコミュニケーションツールです。リアルの世界とは異なり、場所や時間の制限はなく、全く面識のない人と気軽なコミュニケーションを楽しめる利点もあります。

しかしながら、表情の見えない、声の聞こえないSNS上でのコミュニケーションは、感情が読みづらいため、本来はリアルの世界以上に慎重であるべきなのです。

あなたの発信したリプライは、相手にとって「クソリプ」になっていませんか?

PCやスマートフォンの向こうには、生身の人間が存在することを忘れずにSNSを使っていきたいですね。

(落合正和)

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