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令和のスマートなレディーファーストとは? NG例と心得

すずや鈴音(元キャバ嬢ライター)

初デートなどで女性に好印象を抱いてもらうために、レディーファーストを心掛ける男性も多いでしょう。ただし、そのレディーファースト、女性は本当に喜んでいますか? 今回は、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音さんに、令和的レディーファーストを教えてもらいましょう。

レディーファースト文化が根付いていない日本だけど、女性をうまくエスコートすれば、意外と簡単に相手を落とせるのでは? と淡い期待を抱いている男性の皆さん。さあ、今すぐその妄想に近い期待は捨て去りましょう。

今回は、令和の今、女性から本当に求められているレディーファーストについて、私元キャバ嬢ライターのすずやがご解説いたします。

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レディーファーストとは?

まずは、レディーファーストって具体的にどういうこと? と疑問に感じる方のために、基礎的な部分についてご説明したいと思います。

レディーファーストの意味

レディーファーストの起源は、ヨーロッパ。

今では女性に優しくするといった意味で使われることが多いですが、当初は、「男性の行動を妨げないために女性が取る行動」を指す言葉として使われていました。

特に、女性の地位がまだ低かった時代の上流階級では、男性に対して従順な女性こそ、理想の女性であると考えられていたのです。本当にこの時代に生まれなくてよかったです。

時代で変わる? 令和に求められるレディーファーストとは

歴史から見ても分かる通り、レディーファーストの意味は時代によって、大きく変わってきています。

では、令和の今求められるレディーファーストとは、どのような振る舞いなのでしょうか?

それはずばり、「女性を男性と対等に扱う姿勢」であると私は思っています。

やりすぎレディーファースト具体例

正しいレディーファーストの所作を知る前に、まずはやってはいけない「やりすぎレディーファースト」について知っておきましょう。

(1)女性のバッグを持つ

女性と二人きりで出掛けた際、「僕がバッグを持ってあげるよ」と強引に女性の荷物を取り上げてしまう。これ、完全にアウトです。

男性としては、優しい一面を見せたつもりかもしれません。しかし、女性からすれば少し迷惑な行為なのです。

バッグから必要な物をすぐ取り出せないじれったさに加え、周りの人から「あの子、彼氏にバッグを持たせて歩いているよ」って目で見られる恥ずかしさ。

過剰かもしれませんが、まだ親密な仲でない場合は「このままバッグを持って彼が逃げてしまったらどうしよう」と無駄な心配までしなければいけません。

女性からして、バッグを持たれる行為はレディーファーストではないと覚えておきましょう。

(2)自分の上着を女性の肩に掛ける

ロマンティックな恋愛映画にありがちな、「寒くない?」と女性の肩に自分の上着を掛けるシーン。めちゃくちゃおしゃれで、ときめいちゃいますよね。

でも、あれでときめくのはフィクションだけです。現実では、ときめきではなく、鳥肌が生まれることも。

何がNGかというと、さっと上着を掛けるという行為って、男性側が自分に酔っている感がびしびしと伝わってくるのですよ。

女性が風邪を引くのを心配してではなく、「さりげない優しさを見せられる俺、かっこいい」って思っているのが言葉にせずとも伝わってくるのです。

あと単純に、「優しいけど、そのださい上着は掛けてほしくない」なんて思うこともあるので、できれば控えていただけるとありがたいです。

(3)高級店での過剰な振る舞い

「レディーファースト=高級店でのマナー」だと思い込んでいる男性も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、声を大にして言わせてください。

高級店ではプロの店員さんが全てを行ってくれるので、隣にいる男性は何も行動を起こさなくてよい!

エスカレーターやドアを開けて女性をエスコートしたり、椅子を引いて座らせたり、過剰な振る舞いは必要ないのです。

むしろ慣れていない手付きでエスコートをされても、周りの目が気になるだけ。高級店だからといって気合いを入れ、張り切る必要は一切ありません。

レディーファーストの心得

NG例を学んだら、今度は真のレディーファーストの心得を学んでおきましょう。

【心得その1】自己満足で終わらない

レディーファーストだけに限らず、サプライズなんかでもいえることですが、たとえ同じ行動を起こしたとしても、「男性側の自己満足でしかない」と感じると、女性は一気に冷めてしまいます。

隣にいる女性のことを本当に思って取る行動こそが、真のレディーファーストなのです。

レディーファーストな行動を取る時は、動く前にまず「これは自己満足になっていないか?」と一度自分に問い掛けるようにしましょう。

【心得その2】女性視点から考える

心得その1と同時に考えたいのが、「本当にこの行動は女性が喜んでくれるのか?」ということ。

NG例でもお伝えした通り、レディーファーストだと思って取った行動も、女性側からしたらありがた迷惑でしかない場合も多々あります。

レディーファーストを行う時は、「何をするか」ではなく、「自分が女性ならこうされてうれしいか?」と女性視点に立って考える癖をつけるようにしましょう。

【心得その3】1回限りで終わらない

男性が一番レディーファーストを張り切るのって、やっぱり初デートの時だと思うのです。

彼女に優しい振る舞いを見せ、少しでも好感度を上げたい。そんな気持ちもあるでしょう。もちろん心掛けとしては素晴らしいことです。

しかし、初デートで全力を出し切り、次のデートからレディーファーストがおざなりになってしまうと、女性も「偽りの優しさだったのだな」と思ってしまいます。

ですので、一度に最大限のレディーファーストをし尽くそうとするのではなく、継続してさりげないレディーファーストをすることも、大切な心得の一つです。

令和の女性がときめくレディーファースト

これまでの項目に目を通し、「レディーファーストって難しいし怖い」と感じてしまった男性もいるかもしれません。

しかし、実は令和の女性が求めているレディーファーストって全く難しくないのです。

むしろ、こんな簡単なことでときめいてもらえるの? といえる行動ばかりなので、誰でも簡単に実践することができます。

(1)彼女の友人の前で気を使う

親密になると、彼女の友人に出会う機会が訪れるかもしれません。

もし、彼女から友人を紹介されることがあれば、普段以上に彼女や友人に気を使い、好青年さをアピールしましょう。

彼女の友人から「すてきな彼だね」と認めてもらえることは、彼女の株を上げることにもつながります。要は、女性側が優越感に浸れるのです。

一見、レディーファーストには見えない行動ですが、女性を立たせるという意味では、立派なレディーファーストの一つなのです。

(2)さりげなさ過ぎて分からないほどの気遣い

男女平等の意識が高まる今の時代。バッグを持ったり、エスコートをしたりと、過剰な気遣いはNGであるとご紹介しました。

よって、求められるのは「対等でありながらもさりげない気遣い」

気になる女性といる時は、周りの人が気付かないような部分でさりげない気遣いを見せましょう。

例えば、女性が疲れた表情を見せたら「ちょっとカフェで休憩しない?」と提案してみたり、食事をする時も「何がいい?」ではなく、何個か選択肢を出してあげたり。

そんなさりげなさ過ぎて分からない気遣いに女性は敏感なので、あなたの好感度も自然と上がるはずです。

(3)店員さんに丁寧に対応する

女性と一緒にお店に入った時は、隣にいる彼女ではなく、店員さんを意識してみるレディーファーストの方法もあります。

当たり前ですが、店員さんに横暴な態度を取るのは絶対にNG! そんな姿を見せられた日には、百年の恋も一瞬にして冷めます。

店内では店員さんに丁寧な言葉で話し掛け、接客を受けたら、しっかりと感謝の気持ちを伝える。

彼女の友達を紹介された時と同様、男性が丁寧な態度を心掛けることで、隣にいる彼女の印象も良くなります。それが彼女を立て、気分良くすることにもつながるのです。

自然体でいることも重要!

レディーファーストという言葉だけを聞くと敷居が高く、難しく考えてしまう男性も多いことでしょう。

でも、今の時代、皆さんが想像しているレディーファーストを求める女性はそういません。求められるのは自然体の中で見せる優しさ。

意中の女性に振り向いてもらいたい男性は、ぜひとも自然なあなたの優しさの中で振る舞えるレディーファーストで勝負を仕掛けてみましょう。

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(すずや鈴音)

※画像はイメージです

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