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彼氏だけが倦怠期になったら? 関係を修復する5STEP

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

自分はまだ彼のことが大好きなのに、彼氏が倦怠期を迎えている様子。別れることにはなりたくないですよね。そんな時の対処法を、催眠心理療法士の浅田悠介さんに解説してもらいました。

「何か……彼がそっけない?」
「私はめちゃくちゃ好きなのに」
「これって、まさかの倦怠期?」

お嬢さん、こんな悩みはありませんか。

特に事件があるわけでもない。でも冷めた感じがする──このままでは別れもチラついてしまうかも。そんな不安定な状況。

今回のテーマは「もし彼だけが倦怠期になったら?」です。

貴女のために書きますので、ぜひ数分だけお付き合いくださいませ。

参考記事はこちら▼

倦怠期になりやすい時期や男女の特徴、乗り越え方などの完全マニュアルはこちらの記事をチェック!

男性が倦怠期を迎える瞬間とは?

そもそも男性は、どのような瞬間に倦怠期を迎えるのでしょう。

参考記事はこちら▼

男性にフォーカスした倦怠期の原因や特徴を詳しく分析・解説します。

(1)時間の経過による心理面の変化

まず大前提として知っておくべきことです。

そもそも恋愛のもとになる脳内物質は「半年〜3年」で薄れるように出来ているといわれています。

特に原因があるわけではありません。しかし、ドキドキが薄れる時期になったということもあるでしょう。時間が経過したことで訪れる心理面の変化というわけです。

これは誰にでも起こりえることです。まずは頭に入れておきましょう。

(2)仕事が忙しくなってきた

あるあるかもしれません。

人生には「急に仕事が忙しくなる時期」というものがあります。配置換えや、出世や、世間の景気だって影響するでしょう。

ここで重要なのが「その仕事を楽にすることはできない」ということです。少なくとも、こちらに出来ることはありません。悲しいですけれど。

そして男性は本能的に一つのことにしか集中できない生き物なのです。今は仕事が第一で、恋愛は二の次になっているのかもしれません。

(3)関係からセクシュアルな感じが減った

良くも悪くもという感じです。

男も女も動物ではあります。どこまでいっても「異性に魅了されていたい」という欲求はあるのですね。本能といってもいいかもしれません。

勘違いしちゃいけませんよ。これは浮気や、他の異性に走るという意味ではありません。単に「恋人にずっと魅了されていたい」という願望のことです。

もちろん私たちが永遠に若く美しくいることは難しいのかもしれません。しかし年齢ごとの美しさはありますし、そういえば彼の前でゲップしたり、おしゃれを怠けていたりしたなと気付くこともあるでしょう。

彼だって「自分の恋人はなんて素敵なんだ」と夢を見ていたいわけですね。これは男女関係なく、パートナーに求めるものといえるでしょう。

倦怠期の到来に温度差が生まれるカップルの特徴

男性が倦怠期を迎える瞬間は前述の通りですが、これが到来するタイミングに差が生まれるのはなぜでしょうか。

このように恋愛における温度差が発生するカップルには、いくつかの特徴があります。

(1)彼の脳内物質の薄れるスピードが早かった

上にも書いた「恋愛を司る脳内物質」の薄れるスピードが違ったのかもしれません。

彼の方が早く薄れた可能性もあります。どちらが悪いというわけではなく、たまたまそうなったというイメージです。まずは、ここを押さえておきましょう。

(2)他に気になる女性がいる

一応、最悪も想定しておきましょう。

何かがおかしいときは真実が隠れているときかもしれません。彼の心移りが原因で、その倦怠期っぽい感じが生まれている可能性もあります。

(3)ちょっと女性側がおしゃれをサボっていた

放置しておくと、彼の心が離れる原因にもなりえます。

長く付き合うと、良くも悪くも、恋人に慣れてしまいますよね。改めて生活や、態度を見返してみましょう。部屋を汚していたり、言葉遣いがラフになっていたり、ソファに寝ころんで平気でおならをしていたりしませんか。

(4)モヤモヤしても話し合えないことが多かった

少しずつ心が離れる原因にもなりえます。

今まで「それ違うんじゃないかなあ」「これ嫌だなあ」「こうしてほしいんだけどなあ」と感じることがあったかもしれません。

それ自体は悪くありません。価値観の違いは誰にもあります。

問題は「価値観が違ったときに話し合いができていたか?」です。逆にいえば、倦怠期になりにくいカップルの特徴は「価値観が違ったときに話し合えていること」なのですね。

その都度小さな疑念をクリアしてきたかどうかです。

(5)ドキドキを重視する関係だった

お互い「ドキドキするから」という理由で付き合っていたのかもしれません。

上にも書いたようにドキドキは冷めるものです。だからこそドキドキ以外の「尊敬・親しみ・落ち着き」といった関係を作るべきなのです──これは永遠に続くから。

例えば仲の良い老夫婦って、ドキドキだけじゃない空気感を秘めていますよね。

尊敬し合える関係になるのも悪くないはずですよ。

参考記事はこちら▼

逆に倦怠期がないカップルはいるの? 倦怠期とは無縁のカップルに共通する特徴を恋愛コラムニストのおおしまりえさんが解説します。

彼の気持ちは? 倦怠期チェックシート

ここで倦怠期チェックシートを付けました。

特に「以前からどれだけ変化したか?」という目線でチェックしてください。6個のうち3個以上当てはまったら黄色信号です。注意した方がいいかもしれません。

1.「うん」「そだね」と返事が上の空
2.彼からの質問が少ない
3.LINEの返信が前より遅くなった
4.LINEの文章量が減った
5.会う頻度が減った
6.最近、新しい場所に行っていない

参考記事はこちら▼

2人は本当に倦怠期を迎えているのか、診断で客観的にチェックしてみましょう。

彼氏だけが倦怠期を迎えた時の対処法

ここでは彼氏だけが倦怠期を迎えてしまった事態から回復するための対処法を解説します。ぜひ順番に試してみてください。

(1)いったん放っておく

意外かもしれませんね。

しかし闇雲に声を掛けたり接触したりしても、こじれるだけかもしれません。

まずは「いらないことはしない(何も分からずに動かない)」を心掛けましょう。

(2)彼を観察する

これが初手です。

原因は目の前の彼の中にあります。とにかく観察すること。あるいは想像したり、推測したりすることです。共通の友人に探ってもらうのもいいでしょう。

「何が彼をそうさせたのか?」を考えてみるのです。

(3)自分の生活を振り返る

恋愛関係のことですから、女性側にも原因があったのかもしれません。

やはり男性だってドキドキさせてほしい生き物ですから。原因なくして結果なし。

部屋を汚していないか、彼の前でゲップしていないか、雑な会話になっていないかなど、振り返ってみましょう。

(4)生活や彼への態度を改める

実行に移しましょう。

生活の中で怠けていたことがあれば、これを機に改善していきましょう。

ちょっと学校の先生のセリフみたいですけれど、いつだって大事なことですよね。貴女をもっと魅力的にするってことなんですよ。

(5)新しい場所や経験にチャレンジする

倦怠期は「同じことの繰り返し」で生まれます。

とにかく二人で違うことをしましょう。奮発してホテルのアフタヌーンティーに行ってもいいですし、カナダでバンジージャンプしてもいいでしょう。

お互いに新しい顔を発見し合うことです。新しいチャレンジをする姿勢はいつだって大事ですよ。

参考記事はこちら▼

冷めている彼氏に絶対してはいけないことは?

それはズバリ「感情をぶつけること」です。

倦怠期で、もちろん不安なのは分かります。しかし「ねえ怖いの」「私ばっかり心配してない?」「なんで貴方は……!」と、その気持ちをぶつけると、男性はプレッシャーを感じてしまいます。

これは貴女の感情が悪いという意味でありません。そもそも男性は「感情をやり取りする会話が苦手」という話なのです。そういう思考回路をしているのです。本当に。

いったん感情をぶつけるのをセーブしましょう。そして上に書いた対処法のように、冷静にクリアしていくことですよ。

参考記事はこちら▼

倦怠期を迎えた彼氏の本音を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。

私たちは倦怠期に試されている

「恋人ができたからといって、いろいろ怠けていいわけじゃないよ」

倦怠期は、こう告げているのだと思います。

胸にグッサリ刺さるのは分かります。しかし真実でもあるのでしょう。女性も男性も、いつまでも「自分の恋人は魅力的だなあ」と感じていたいはずですから。

その魅力というのは、良い服を着て、メイクをして、というだけでなく、ちゃんと恋人に異性として接する、部屋を片付ける、人前でゲップをしない、ちゃんと一人の人生も努力する、といったことの積み重ねのはずです。

ちょっとだけ考えてみましょうか。今まで考えていなかったことを。

貴女のもとに幸せが舞い降りるように祈っております。

(浅田悠介)

※画像はイメージです

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