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コロナ禍で「デートができない」と焦る人に伝えたいこと

ウイケンタ(コラムニスト)

緊急事態宣言が発動され、気軽にデートへ行くこともできなくなったコロナ禍の今。「デートに誘いたい、でも我慢しなくては」と多くの人が葛藤しているはずです。そんな状況で生まれた“あと一押しだったはずの恋”の進め方をコラムニストのウイさんが綴ります。

コロナウイルスが日本で初めて確認されて早くも4カ月以上が経過しました。この間、あっという間に僕たちの生活は変わってしまいました。誰もが未体験の日々の中、さまざまな情報が交錯し、なかなか終わりの見えない闘いに不安を感じていると思います。

仕事や休日の過ごし方が変わった中、テレビやネットでは報じられることはありませんが、大きく変わったことがあると思います。

恋愛です。

きっとコロナの影響でたくさんのデートが中止になり、コンパや婚活パーティーが延期になったことでしょう。

きっとそれらの恋愛の中には「あと一押しだったはずの恋愛」もあったのかもしれません。次こそは恋人になるぞ、といった恋愛です。

これらの宙ぶらりんになったままの恋愛は今、どうしているのでしょうか。今後どうなるのでしょうか。一方、スピード感のある企業はオンラインデートのサービス等新しい出会いの場を提供し始めています。

今回はそんなコロナ時代の恋愛について書かせていただきます。

この状況下でのデートはありなのか

これ、今さら書くまでもないと思うんですけど、一番大事なことなので初めに書きます。

こんだけ毎日テレビやネットで「自粛しよう。みんなで頑張ろう」って言われている中、「会おうよ」と言ってくる人、絶対にだめですよね。それがデートの相手だろうが、恋人だろうが問答無用で会うべきではありません。「公園だったらいいよね」とか「ドライブだったらいいんじゃない」とか、どんな理屈を並べても非常識です。

平気でデートに誘う人との恋愛は平気じゃない

今、みんなでコロナウイルスの感染を抑えようと必死に頑張っている中、「自分だけは大丈夫」という根拠なき自信を持ち、自分の感情を優先させ、あなたのことを危険に晒そうとする。そんな相手が良い人のわけがありません。

今、誰もが未経験の事態なんです。人が大勢死んでるんです。この先、何百年後も世界中の教科書に載るであろう緊急事態です。

それを理解できず「デートに行こう」「飲みに行こう」って言える。そういう人が、今後あなたや他の誰かに手を差し伸べる思いやりを持っているとは思えません。

コロナじゃなくても、地震、台風、大雨など、今後、そういった災害で再び僕たちの近くまで「死」が迫ることがあるはずです。今、平気な顔してデートに誘ってくる人はそんな土壇場で大切な人を見殺しにするんです。

決して大げさではありません。もし誘われてもきっぱり断ってください。ここに気を使う必要はありません。

コロナで浮かび上がってきた「恋人の本質」

もしそれが恋人であり、あなたがそのことに違和感や嫌悪感を抱いているなら、お別れするべきです。価値観が決定的に違います。

本当に相手のことを大切にする人は、今は絶対に恋人に会おうとしません。

今の行動はこの先ずっと残ります。「この人はコロナの時に私を守るために会わないでおこうって言ってくれた」という信頼となり、残るはずです。緊急事態にこそ人の本質が現れるのです。

自粛でデートができない今、やるべき恋愛

コロナ前にデートを重ねていた人、次こそは告白しようっていう段階まで進んでいた人にとって、会いたくても会えない今の状況はしんどいと思います。

緊急事態宣言が仮に解除になったとしても、それは段階的なものになり、会える時間や頻度、行ける場所に何かしらの制限が出る可能性だってある。

そんな中、何とかつながりを保とうとLINEを試みるも、多くの男性はLINEが苦手です。女性同士はLINEで多くの感情の共有をするのに対し、男性はあくまで連絡手段。途切れ途切れになってしまっている人もいると思います。

今必要なのは「約束」

今、そのことに悩む人に必要なのは「約束」です。

「緊急事態宣言、どうなるか分かんないけど、一回○月に会う約束だけでもしませんか」という不確かな未来に交わす約束なんです。

会う約束をすれば、それだけで精神的なつながりは強くなる。緊急事態宣言が延長されたら約束も何度でも延長すればいいんです。

約束が果たされるのが、もしかしたら夏の終わりになっている可能性もあるけど、とにかく会えるまで約束を続ける。そうやって心待ちにしていたデートは、きっとこれまでのものよりも楽しいものになるはずです。

それまでは急がず、告白などは大事に取っておきましょう。

オンラインで時間共有する方法もある

もし、それまでどうしてももっとコミュニケーションを取りたいのであればZoomやLINEの通話です。

おしゃべりしてもいいんですけど、もししゃべることないくらいやっているのであれば、一緒にテレビを見たり、同時再生で映画を見たりしてください。

恋人がいない人の恋愛と過ごし方

出会いを探している、まだ相手がいない方にとっても今は「試される時間」です。

まず、マッチングアプリを継続して行っている人。今はやめた方がいいです。

コロナ禍中のアプリはやめた方がいい理由

マッチングアプリって「近々会いましょう」っていう前提がありますよね。気が合いそうな人とオンラインでつながり、日時と場所を決めて会うという前提でメッセージのやりとりをするわけです。

それがいつになるか分からない状態で続けるのは、ちょっとしんどいと思います。よっぽど気が合って、メッセージのやりとりが続けられる相手ならいいんですけど、マッチングしてメッセージのやりとりが続かず終わっていくのを繰り返すのは精神的に不健全です。

リモート婚活にも向き不向きがある

また、最近出ているリモートの婚活は、自分の会話スキルが試されます。

デートだと外部の環境があります。お店の雰囲気や目の前の料理、お酒など、話しのネタがあるのですが、リモート婚活にはそれが一切ありません。

PCの画面を通した1対1の通話はとことん相手と向き合うことが求められます。これ、わりとしんどいと思います。チャレンジしてみて、ちょっとしんどいなと思ったらこれもやめておきましょう。

コロナをとことん利用してやれ

では、何をするか。

月並みですが、自分磨きです。

筋トレ、ダイエット、読書、勉強。いったん恋愛の外へ完全に出て、コロナが終わったらすぐに恋愛市場へと戻れるように、今は自分のことをピカピカにする期間と割り切りましょう。

この先、もしかしたらコロナは収束に向かっているかもしれませんし、今よりもひどくなっているかもしれません。それでも、コロナにやられっぱなしでは悔しい。

それなら、利用してやりましょう。

コロナという共通の敵を利用することで、少しだけ今の恋愛をドラマチックにするんです。
コロナ、春はくれてやる。でも、夏は渡さない。

引き続き外出自粛頑張りましょう。

(ウイ)

※画像はイメージです

 

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