口下手でも問題なし。「女性との会話」が簡単に弾むコツ
女性との会話に苦手意識がある男性必見。女性との会話のコツや盛り上がる話題を体験型恋愛コラムニストの神崎桃子さんにお話しを聞いてみます。
女性は案外手厳しいもの。
男性とデートして「もう、次はないな」となるのは、「会話が盛り上がらない」な~んてことが理由だったりする……。
ちょっとちょっと!! それって悔しいと思わない? 会話がスムーズにいかないことで恋のチャンスを逃してしまうなんてさ。
「どうも女性との会話が続かない」
「彼女が黙り込んでしまう」
「女性が喜ぶ会話ってどんなものかよくわからない」
……と悩める男性のために、今回は神崎桃子が女性との会話術をレクチャーします。
女性が「つらい」と思う男性との会話とは?
「この人と話すのはキツイな……」「話しててもつまらないな……」と避けられないためには会話の中で「女性が嫌がること」は絶対にやらないことが先決!
まずは、男性が女性にやりがちなNGトークを紹介するよ。
1.前の彼氏や過去のことを聞き出そうとする
自分の話題が乏しいからって、相手の女性に質問攻めするのはNG!!
彼女への「取り調べ」は絶対にやめましょう。
「前の彼氏とはいつ別れた?」「どんな彼氏だったの?」「どうして別れたの?」など、過去の恋愛遍歴を根掘り葉掘り聞き出そうとすると、彼女のテンションは下がりあなたとの会話に疲れてしまうでしょう。
たとえ相手の異性関係のことが気になったとしても、互いの気心が知れて親密になるまで、踏み込んだことを聞くのはデリカシーに欠けるかも。
2.女性の話を遮らない、最後まで聞くこと
女性の話はいつでも遠回り。また、会話の多くは「オチ」がありません。それに反して、男性は会話の中に結論を求めてしまいがち……。
だから女性の結末の見えないストーリーを最後まで聞かずに、途中で口をはさんだりしちゃうんですよね。
話の腰を折られた女性は、自分の気持ちを無視して「先走ってしまう男性」に対してムッとすること間違いなし!
3.頼んでもいないのに勝手にアドバイスする。
女性はただ話を聞いて欲しい生き物。アバドイスや解決策は求めてはいません。
ハッキリと「この場合私はどうしたらいい?」と求められない限りは、「ああしろ」「こうしろ」とは極力言わないこと。
男性がよかれと思って口出ししても、むしろウザがられるだけに。
4.仕事や趣味の自慢話、知識をひけらかす
男性は、女性の前では自分を良く見せようとするあまり、相手に聞かれてもいないのに知識をひけらかしてしまう傾向があるもの。
デキる男ぶって自分の仕事の専門的なことを話したり、武勇伝や自慢話をしてしまったり。
気になる女性にビッグマウス的な発言はNG! あなたが大きいことを言えば言うほど、女性からしたら器の小さい男性に見えて興ざめするのよ……。「能ある鷹は爪を隠す」精神で、ね!
男女のコミュニケーションの違い
女性とうまくコミュニケーションを図るには、男女の会話の目的の違いを知ることにあるでしょう。
男性にとって会話とは、「自分の考えや用件を伝える手段」でも、女性にとっての会話の目的は「気持ちを分かち合うためのもの」。
「理解されたい」「共感されたい」のが女性の習性。それだけ肝に命じておけば女性との会話は怖くない。
1.女性は「ねぇ、聞いて聞いて~」「こんなことがあってさ~」が大好き!
男たちは井戸端会議をしたがらないけど、女たちは世間話が大好き。
女性というものは、その日起こった出来事や些細な事件をただ話すことでストレスを発散してる。それを口にして、そこで感じた自分の気持ちや思いを相手に知ってもらえれば御の字。「ね? ありえないでしょ~」って(笑)。
だからもし女性から、職場で起こった事件や人間関係の揉め事を聞かされても、それを「相談されてる」なんて勘違いなどしてはダメ!
女性がする打ち明け話の多くは、相談ではなく「思いをぶちまけたい」だけ。
2.女性は「だよね~」「わかるわかる~」が大好き!
女性は、会話の中で相手からの共感を得られさえすれば9割程度満足なの。
だから、女子会やママ友の会話では、「わかるぅ~~」「だよね~」「あるある~」が飛び交うってわけ。
女性たちは、共感されることで相手を「仲間」「味方」として認識し、共感し合うことで信頼関係を深める。
つまり、女性が話を聞いてほしい時は、アドバイスなんかされるより「私の気持ちわかってもらえた」という共感のほうがありがたいんだよね。
3.女性は「親身になって聞いてくれる」姿勢が大好き
女性は、会話の中に正しい答えなんて求めてはいない。だから、愚痴をこぼしている女性には正論なんて必要ないの。むしろ、女性は正論を持ち出されると機嫌が悪くなる(笑)。
愚痴や不満を聞かされたからって、「キミはこうするべきだ」なんてすぐに言ってしまうロジカル男性は女性に敬遠されてしまうかも。
女性は悩みや問題を解決する回答が得たいのではなく、「親身になって聞いてくれる姿勢」を求めているだけ。
女性との会話を弾ませるコツ
最後に、女性との会話を盛り上げるために抑えておくべきポイントを伝授。即実践出来ることなので試してみて!
1.彼女の「今」を知ること
先に記述した通り相手の過去の恋愛に関する質問はご法度でも、相手の「今」を聞き出すことは重要! 昔のことでなく「現在の彼女の情報」は多く取り込みましょう。
休日何をしているのかや趣味、よくいく場所やお店、好きな食べ物など、リサーチしておけば今後誘いやすくなりデートプランも立てやすいもの!
特に食べること「飲食ネタ」が嫌いな女性はまずいない。
「へ~、○○料理って美味しいんだ? 食べたことない。オススメのお店教えて」「その料理の写メとかある? 見せて!」「え!? そんなスイーツが流行ってるんだ。知らなかった」で話は広がるはず。
「聞き上手な人はモテる」なんてことを聞いたことがあるかもしれないけど、大事なことはただ質問するのではなく「相手の好きなことを気持ちよく語らせる」ってことにあるの!
しかも、男性が知らない分野なら「こんなこと聞いたら変かな? 何も知らないヤツだと思われたらどうしよう?」なんてビビる必要もないよね。
「知らないから教えて欲しい」「あなたの好きなことが知りたい」というスタンスで女性の嗜好に関する問いを繰り出すのが、会話を繋げる一番の近道!
2.話を聞く万全の体勢をとること
たとえ気の利いた会話ができなくとも、彼女から視線をそらせないで!
会話に自信がない男性がやってしまいがちなのが、相手が話しているのにうつむいたり、視線が定まらなかったりすること。
女性に「なんでそんなにオドオドしてるの?」と思われたら、時すでに遅し。
女性は無口な男性がイヤなんじゃない! 堂々としていない男性がイヤなの!
出来るならば、彼女が話している時は、目線だけでなく身体ごと彼女のほうを向くこと。一生懸命に話している相手の瞳をまっすぐ見つめてみて。
ただし! 見つめるといっても下心満載の光線でなく(実際のところ下心があっても表向きはひた隠しにし)、あくまで優しい眼差しで!
そして、会話の要所要所に合いの手を入れる。自分が面白いネタを提供出来ないのならば、相手の話に対してちゃんとリアクションをとること!
「へ~」「なるほど」「それでそれで?」と笑顔を多く見せるだけでも、彼女の「話したい欲」を掻き立てることが出来るはず。
3.女性を褒めること
よほどのあまのじゃくでない限り、褒められて嬉しくない人間はいない。
あなただって、たとえ自分の好みじゃない女性に褒められたとしても、嫌な気はしないでしょう。「そんなふうに見ててくれたんだ!」とその人に対しての印象が変わることも……。
そう、人は自分を称賛してくれる相手に好意を抱くという傾向があるの!
だから、ぜひとも女性との会話の中に「相手を褒める」ことを取り入れてほしい。
目の前の彼女を観察して「その服、よく似合ってる。どこのブランドなの?」「そのバッグすごくいいね。持ち物までちゃんとこだわってるよね」とか。
女性は、たとえそれがノーブランドでプチプラだったとしても、「やだ~コレ? 安物だよ」といいながらもご満悦。さらに、「あなたが着ているとすごく素敵に見える」と褒められれば饒舌になっていくものよ。
ただ、「褒める」といってもまだそれほど親しくない女性に身体のことを褒めるのは危険。「○○さんの脚、キレイですよね」なんて言ったら、相手に警戒心を持たれるかも。
もちろん相手の中身を褒められるなら、それにこしたことはないわ。
「○○さんのそういうところいいな」「そういう考え方ができるってすごいな」などなど、会話の中で発見したいいところを褒めるのはGOOD!
彼女が上機嫌になってくれたら恋に発展していくかもね!
「そんなところまで見てくれていたんだ……」と思わせれば、女性がときめく可能性大。
あなたは本当に会話下手? 診断でチェックしてみましょう。
女性が好きなのはお喋りがうまい男性ではありません!
女性は話をしっかり聞いてくれる男性に包容力を感じるもの。だから、「あなたに関心があるんです」という姿勢を示そう!
安心して! 女性が好きなのは、決してお喋りがうまい男性ではありません。
女性が信用するのは、弁が立つ人間じゃなく「自分と向き合ってくれる人間」なの。目指せ聞き上手男子!
(神崎桃子)
※画像はイメージです
神崎桃子著『なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~』(impress QuickBooks)
さらに女性との“失敗しないコミュニケーション術”を知りたかったら、神崎桃子の最新刊『なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~』を参考にしてみて。