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40代の結婚は難しい? 未婚割合と結婚する方法

ひろん

40代は結婚できない、厳しい、なんて耳にしますが、本当に諦めるべきなのでしょうか。婚活コンサルタントのひろんさんに、40代の未婚割合や婚活における現実、幸せな結婚をする方法などについて、教えてもらいました。

「40代になってから婚活をして結婚するのは難しい!」。

こんな話をよく聞きますが、それは本当なのでしょうか?

最近の婚活市況は「男余り」「女余り」ともいわれており、たとえ若い人であっても、なかなか良縁に恵まれず、婚活難民になっている人が大勢います。

まだ30代だったとしても、先行き不透明な婚活に焦って疲れ切っている人も……。

そこにきて35歳以上、40代となると、絶望的な気持ちにもなりますよね。

そこで今回は、本当に40代の結婚が難しいのか? 徹底検証してみたいと思います。

40代の結婚は難しい?

40代で結婚をするのは本当に難しいのでしょうか。まずは、40代の結婚における現実を見ていきましょう。

40代男女の未婚割合

平成27年に行われた厚生労働省の調査(※1)によると、40~44歳男性の未婚割合は30%、45~49歳は25.9%でした。

また女性の場合、40~44歳の未婚割合が19.3%、45~49歳は16.1%という結果に。

男性の場合は約3割、女性は約2割が40代の未婚割合です。この数字だけ見ると焦りを感じてしまいそうですが、未婚割合の推移は年々右肩上がりに増えています。

最近は「結婚しない」という選択肢をとる人も増えているということが分かりますね。

とはいえ、半数以上の人が結婚している現実を考えると「自分もそろそろ動き始めたい」と感じる人が多いのではないでしょうか。

男性と女性、不利なのはどっち?

婚活市場においては、40代の男性よりも女性の方が苦戦する傾向にあります。

というのも実は、結婚が難しいのは40代の女性に限った話ではありません。若い女性でもだいぶ苦戦しているのが現実です。

なぜなら、結婚向きの男性が激減しているから。または、結婚向きのはずの男性があまり結婚したがっていないからです。

婚活市場に参入してくる男性の多くは定職に就いていることがほとんどですが、世の中の男性の3分の1は非正規雇用ともいわれています。

女性は非正規雇用でも積極的に婚活をする傾向にありますが、男性の場合、それがなかなか難しいんです。

例えば結婚相談所の入会資格が「正社員限定」だったり、「年収○百万円以上」だったりすることがあります。すると「こんな僕じゃ、結婚できるはずがない」と婚活市場に参入する前に諦めてしまう男性が大勢いるのです。

その結果、婚活市場の男女比は、男3:女7とか男4:女6ともいわれており、女性にとって不利な状況にあるのが現状です。

結婚できるか不安。40代の婚活の特徴とは?

はっきり言ってしまうと、20代30代の頃にそれなりにモテ、恋愛をしてきた40代には厳しい現実が待っているかもしれません。

婚活パーティにおける40代女性

婚活パーティも企画を選ばないと男性から全く声がかからず、ボッチになってしまう危険性も……。

やってしまいがちなミスとしては、自分よりもだいぶ若い女性が大勢参加している企画に手を出してしまうこと。

まぁわかりますよ。例えば41歳だとしたら、30代の女性が多く参加するパーティでもなんとかイケるんじゃないか? そんなに変わらないじゃん? と安易に考えてしまいたくなる気持ち。

でも、男女ともに条件や見た目で品定めしてしまいがちな婚活パーティにおいては、「年齢」でバッサリ切られてしまうこともあるのです。

結婚相談所における40代女性

結婚相談所でも同じこと。

男性は人柄とか性格の前に、検索する時点で「年齢」でフィルターをかけていることがほとんどです(女性側は「年収」でフィルターをかけがちですね……)。

そうなると、「同年代の人がいい」と希望しているのに、申し込みをしてくる男性はだいぶ年上になることはザラ。または、若い頃の自分なら絶対に付き合わないようなタイプの男性とばかり出会って、疲弊してしまう女性が後を絶ちません。

婚活パーティにおける40代男性

婚活パーティを見てみると、40代男性向けのパーティがいくつも開催されています。

前述のとおり女性は「年収」フィルターをかける場合があるので、年収が高ければ出会いの確率は特に上がるでしょう。

婚活パーティでは容姿で判断される場合もあるので、清潔感のある服装や大人らしいスマートな振る舞いで勝負したいところ。

結婚相談所における40代男性

結婚相談所は、より結婚への真剣度が高い男女が集まっています。

活動費用がかかるため「1年以内に結婚したい」のように目標を掲げている人も多く、結婚願望が強めな20代から、より早く結婚を目指している40~50代まで幅広い年代の人が活動しています。

婚活パーティよりも費用がかさみますが、結婚相談所は40代男性にとってまだまだ出会いのチャンスがたくさんある場所と言えるでしょう。

「40代は結婚できない」はウソである理由

前段のような現実から、特に女性の場合、「このまま婚活を続けてももう無理なんじゃないか!?」と悲観してしまう人が多いのです。

では、結婚は諦めるべきなのでしょうか? いいえ、私はそうは思いません!

そもそも結婚したくないから35歳で独身で、そのまま独身貴族街道を突っ走る人が大勢います。

これは私の主観ですけど、心の底から本気で結婚したい女性は、たとえいくつであっても、どんなに不利な条件を抱えていたとしても、必ず結婚していきます。

だからさ、こんな心無い統計データに凹まないでほしいんですよね……。

40代の需要はちゃんとある

確かにニッポン男児は若い女性をチヤホヤしがちです。また、子どもがほしい男性は若い女性を望むことも多いかもしれません。

でも、全員がそうか? 全員が子どもを望むのか? といえば、そうでもありません。

例えば、前妻との間にお子さんがいるバツイチ男性は、人生のパートナーはほしいけど、次の相手との間に「子どもが生まれるかどうかはどちらでもいい。とにかく一緒にいて落ち着く女性がいい」と希望する場合も多いです。

若い女性に振り回されて疲れ切っている男性も、自立していて包容力があり、頼りがいのある年上女性に癒やされたいと願うもの。

婚活を始めて最初のうちは若い女性を希望してきたけど、なかなかうまくいかず、少し視野を広げてみたら、一緒にいて落ち着く女性と出会い、結婚に至るケースもよくあります。

また、「落ち着いた男性がいい」「経済力がある男性がいい」と考えている女性も大勢います。

そのため、40代男女の需要はちゃんとありますから、ご安心を!!

40代男女が結婚を成功させる方法

さて、では本題です。40代の男女が婚活をして、結婚を成功させるにはどうしたらいいのでしょうか。

(1)自分と自分の相場を知ること

婚活というと「どんな相手と結婚ができるのか?」といった具合で、相手にフォーカスしてしまいがちですが、最も大切なことは「自分」を知ることです。

世間体のいい相手が自分にとって相性のいい相手とは限りませんよね。

未熟だった20代の頃に憧れていた人が本当にいい相手とも限りません。

また、自身の立ち位置(=相場)を知ることも、苦しい婚活をしないためにも必要なことです。

元レースクイーン(45歳)の難航した婚活

実際にあった話をすると……。

45歳、元レースクイーンの美魔女。現在は派遣社員としてディーラーの受付スタッフという女性の話です。

彼女は「年下希望。年収は1500万ぐらいあればよくて、話が面白くて楽しませてくれる人がいい。働きたくないから、専業主婦希望」と条件を提示していました。

そりゃ無理でしょう? と、まともな既婚者はみんな思いますって。

でも、現実が見えていないと、この手の希望を本気で言ってしまう女性がいるんだよねぇ(遠い目)。

「私、実年齢は45だけど、肌年齢は20代でも通用すると思う!」と豪語しておりましたが……、案の定うまくいきませんでした。

自分の相場を度外視して、無茶な高望みをしても、なかなか厳しいものがあります。

結婚は「ふさわしい相手」としか結ばれない

上記は極端な例だとしても、20代30代の頃の恋愛や、2ランク上の相手と付き合った不倫の味を忘れられずに、無意識のうちに高い要求をしてしまう人もいます。

結局のところ、結婚は「ふさわしい相手」としか結ばれないし、たとえ結婚に漕ぎつけたとしてもうまくいかないものです。

自分にとってふさわしい相手とはどんな相手なのか、自分を見つめ直すと同時によく考えてみてもいいでしょう。

(2)きっかけづくりは自分からする!

これは若い人にもいえることですが、受け身の男女はなかなかご縁に恵まれません。

巷では草食男子や絶食男子が増えているといわれております。男も女も受け身だったら、永遠にすれ違うだけじゃないですか!?

だから、自分から声をかけられる人が強いんですよね。

気になる異性がいたら、気軽に声をかけてみればいい。「金曜日、飲みに行かない?」とでも軽くサラリと。2人で飲みに行ける相手なら、可能性はあります。

可能性のタネを撒いておくぐらいの軽い気持ちで、ちょっとでも気になる人がいたら、きっかけづくりは自分からする! と覚悟を決めましょう。

(3)婚活と並行して、「好きなこと」を探す

「婚活=趣味」ぐらいの勢いで婚活ばかりに夢中になっていると、行き詰まってしまいます。だから、婚活とは関係なく(でも異性にも出会えそうな)趣味を探してみましょう。

実際に結婚したカップルの話をすると……、アマチュアオーケストラで出会って、年下男性と結婚した友人もいますし、盆栽サークルや神社めぐりサークルでご縁があったケースもあります。

出会いって本当にどこに転がっているかわかりません。

だから、婚活ばかりに囚われず(かといって婚活の手も緩めず)、「好きなこと」を模索してみてもいいでしょう。

「好きなこと」がある人って、そもそも魅力的ですしね。

(4)結婚してもしなくても幸せになれる自分でいること

結婚したいのに結婚できないとき、「結婚できない=不幸」という呪いにかかってしまう人がいます。しかし、その呪いは百害あって一利なし。

なぜなら、そういう負のオーラって、言葉の端々や雰囲気にどうしても表れてしまうものだから。異性はその呪いのオーラを本能で嗅ぎわけますよ。

いい相手に出会いたいのなら、負のオーラではなく、明るい人間でいることが大事です。

ちなみに、2回ほど結婚している私。結婚して不幸になったこともあるので、「結婚=幸せ」だとは思っていません(遠い目)。

精神的にも経済的にも自立していて一人でも楽しく生きていける大人の男女に、まともな人は安心感を覚えるものです。

結婚に年齢は関係ない!?

40代の結婚ははっきりいって簡単とはいえない現状もあります。でも、どんな人にも必ず「ふさわしい相手」はいます。

若い頃はどうしても「世間体」とか「親の期待」とか「みんなから羨ましがられる相手がいい」とか、本当は不必要な呪縛に囚われてしまうこともままあると思うんですよ。

でも、大人になったからこそ、そういった呪縛から解き放たれて、本当の意味で自分の幸せのカタチだけを追求していけるはずです。

年齢などで諦めず、「大人」というアドバンテージをしっかり生かして、邁進していきましょう!

(ひろん)

※画像はイメージです

※1.厚生労働省「年齢階級別未婚率の推移」

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