打たれ弱い人の特徴5つ。打たれ弱い原因や克服方法も解説
「打たれ弱い」と言われたことはないですか? 打たれ弱いとはどういう意味で、打たれ弱い人にはどのような特徴があるのでしょうか。また、打たれ弱さを克服し、改善するには? 心理カウンセラーの高見綾さんに詳しく教えてもらいました。
職場などで「打たれ弱いね」と言われてしまったことはありませんか? そもそも打たれ弱いとはどういうことをいうのでしょうか。
打たれ弱いとされる人の特徴にはどんなことがあるのでしょう。自分にも当てはまるところがないかチェックしてみてください。
また、打たれ弱さを直す、改善方法についても紹介します。
「打たれ弱い」の意味とは?
そもそも、「打たれ弱い」とはどのような意味なのでしょうか。辞書には以下のように記載されています。
うたれ‐よわ・い【打たれ弱い】
[形][文]うたれよわ・し[ク]相手からの攻撃に耐える力がない。また、気が弱く、批判・非難や逆境に耐られない。「坊ちゃん育ちで―・い」
[補説]「打たれ強い」からできた語か。(『デジタル大辞泉』小学館)
「打たれ弱い」とは、精神的に弱く、ちょっとしたことでも、すぐにめげてしまう様子を指します。
例えば、失敗するとすぐに落ち込んだり、人から注意された時に深く傷ついたりするような人は打たれ弱いといえます。打たれ弱いと仕事に行くことがつらくなることも多いでしょう。
打たれ弱い人の特徴5つ
打たれ弱い人の特徴には次のようなものがあります。自分に当てはまるものがあるかどうかチェックしてみましょう。
(1)発想がネガティブ
物事を悪く捉える癖があり、基本的に心配性です。今何も起きていなくても、これから悪いことが起こるかもしれないと不安に思いやすいです。
(2)傷つきやすい
感受性が強く、繊細です。細やかな神経をしているため、ちょっとしたことにも敏感で、傷つきやすいです。
(3)プライドが高い
プライドが高く、失敗を恐れます。注意されたり叱られたりすると、自分を否定されたと受け取って傷ついてしまいます。
(4)あきらめやすい
打たれ弱い人は、うまくいかないことがあると、「自分にはできない」「向いていない」と思いやすく、その段階でやる気をなくし試行錯誤することをあきらめてしまうことが多いです。
(5)人を批判しがち
「弱い犬ほどよく吠える」ともいうように、打たれ弱い人は気が弱い自分を隠すために、他人を攻撃することで自分を守ろうとすることがあります。
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打たれ弱い原因
続いて、打たれ弱い原因に迫ってみたいと思います。
(1)完璧主義
理想を高く持っているものの、実際は理想通りにはいかず、現実を目の当たりにしてギャップに苦しむことが多いです。うまくいかないことで自信を失い打たれ弱くなります。
(2)自分に対する期待が高い
「私ならこれくらいはできるはず」という思い込みがあるため、うまくいかなかったときのダメージが大きくなります。
(3)失敗が怖い
失敗して傷つきたくないと思っています。失敗をした自分をひどく責めてしまう癖があるため、間違っていることを指摘されるとショックを受けてしまいます。
(4)自己肯定感が低い
自己肯定感が低いために、叱られたり注意されたりすると、自分のした行動ではなく、人格や存在価値が傷つけられたと解釈してしまう傾向があります。
(5)物事を深刻に捉えがち
「人間だから失敗のひとつやふたつはあるものだ」というように軽く捉えることができません。視野が狭くなっており、何事も深刻に捉えがちです。