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女性側からのアプローチ、どうすればいい? #オンナの敵が教えるオトコの本音

オンナの敵が教えるオトコの本音

朧(ロマンチックプランナー)

女の敵のような数々の暴言で知られるロマンチックプランナーの朧さんが、男女間の綺麗ごとに斬り込み、オトコ側のエグい本音を大暴露。夢見がちなアラサー女性のための連載「オンナの敵が教えるオトコの本音」、まだまだクレーム覚悟で連載第9回です。

みなさまこんにちはロマンチックプランナーの朧です。

先日は大変な台風でしたが、この原稿がリリースされるころにはある程度復旧の見通しは立っているのでしょうか。被災されたみなさまには心からお見舞い申し上げます。

ところで台風です。「台風ザオラル」という言葉があるのはご存知でしょうか。「ザオラル」というのはドラゴンクエストに出てくる死者を復活させる呪文なんですが、惜しくも半分の確率でしか成功しないため、転じて「疎遠になった異性に連絡を試みて関係を復活させる手口」を最近ではザオラルと呼び習わすようです。

「台風ザオラル」はその名の通り台風を心配する口実でLINEを送る定番なんですが、実はロマンチックプランナーのところにも2件、台風ザオラルが届きました。悪い気はしなかった、というのが正直なところです。

たまたま今回のテーマは「女性からのアプローチはアリかナシか」なんですが、アリかナシかでいえば女性からのアプローチは全然アリなんですよね。男性としてはむしろ手間が省けて助かります。

とはいえこれは以前に接点もしくは“セッ点”のあった女性に限った場合で、距離感に応じて最適なアプローチがあるのはいうまでもありません。

今回はアプローチを受けた男性側の本音について、女性側の動き方と合わせて距離順に並べて説明していきます。とはいえ、かなり基本的な話です。

まったく知らない人へのアプローチ

論外です。

ひと言で終わってしまうのも辛いので補足すると、マイナビウーマン読者さまのなかにもはるか太古の昔、知らない人からメアドやLINEのID、あるいはポケベルの番号を急に渡されたりしたケースはあったと思うんです。あれと同じだと思ってください。

「うわ、キモ」で終了するのは男性も同じです。この距離感でアプローチが成功するのは、池田エライザ級の美人が胸の谷間に連絡先を挟んで渡す、くらいのボーナスがある場合のみです。まず見込みがないと思ってください。

とはいえ、直接の会話がなくても、なんとなくお互いの存在を認識していて、かつ、お互いの人物像もある程度分かっている人は現実にもタイムラインにもいます。こうした顔見知り程度の相手にはどのようにアプローチすればいいのか、ごく基本的な話を次項に継ぎます。

顔見知り程度の人へのアプローチ

顔見知り程度の相手が最初から1対1のコミュニケーションを求めるのは具体的な要件がなければやや不自然です。まずは衆人環視の環境で「会話ができる人」になってください。アプローチはそれからです。

この前段階は、たとえばツイッターでいえばリプライに当たります。いきなりDMを送りつけるのはやめましょう。話しかけるきっかけは各自で考えてほしいところですが、最初はふつうに挨拶でもしてください。目があったときに少し表情に色をつける程度でも十分「顔見知り」にはなれます。

この状態をクリアしたら次は共通点を探しましょう。「その本、わたしも読みました」とか、要するに“相手個人”に1対1で話しかける材料ですね。話題は映画でも食べ物でもいいんですが、ここで重要なのは「おまえの話はどうでもいい」ということです。とにかく相手に話させることを主眼に会話を想像してください。

これはキャバ嬢や美容師から聞いた話なんですが、とにかく会話の糸口さえ見つからない客には、とりあえず相手の持ち物から褒めてみるそうです。

ちなみに、手練れの女の人になると「相手に話しかけさせる」という高等技術を駆使できるようになります。これはシチュエーション別にいくつかの手口を聞き出せたんですが、つまるところ「相手のまえで困ってみせる」という部分が共通していました。そのあとに「このまえはありがとう!」的な追い討ちをかける手口ですね。

なにやら見え見えなだけにちょっと可愛いものがありますが、異性にアプローチをするのは最低限「会話ができる人」になってから、というのが男女ともに鉄則です。

会話ができる人へのアプローチ

さて、無事に「会話のできる人」までたどり着きました。会話の頻度を増やしながら、タイミングを見てメシや飲みに誘いましょう。別にお茶でも構わないんですが、とにかく1対1で会うことに成功したらこの段階はクリアです。連絡先も聞き出しましょう。

積極的なアプローチが許されるのは連絡先の交換からですが、彼女の有無など余計なことを聞くのはもう少し先にしてください。それよりも、ここで気をつけなければいけないのは、誘っていいのは2回まで、ということです。これは以前も書きましたが、2回連続で断られたらその相手は諦めてください。

やむをえず断るような場合、ふつうは男側も代案を出すものだからです。その代案がないまま2回連続で断られるのは可能性がありません。

2人で出かけられる人へのアプローチ

相手に好意を伝えるのはこの段階からにしてください。人によっては「友達」とラベリングする人もいそうですが、相手との距離感を図るベンチマークには、自己開示に注目すると分かりやすいかもしれません。わりと重めの身の上話などを引き出せればしめたものです。適当に聞き流しながら共感を与えましょう。

あれこれ言葉にするのが面倒な人は一気に“具体的な行為”で好意を示すこともできるんですが、ここで注意が必要なのは、「好意を示す/受け入れられる」ことと「恋人としてお付き合いをする」というのはまったく別物、という点です。

この点に思惑の違いがあると男女は疎遠になってしまうのかもしれません。冒頭に紹介した「ザオラル」はこの段階で疎遠になってしまった異性にリトライを試みる復活の呪文なんですが、相手も自分も変わっていなければたぶん結果は同じです。では、なにが成否を左右したのでしょうか?

異性に対するアプローチの成否は結局、この段階での“距離の詰めかた”に左右されるんですが、急ぎすぎても臆しすぎても失敗してしまう点、細かいテクニックは大小あるにせよ、だれにでも通用する秘策はなさそうです。

ただ、この段階でいつも失敗してしまう女の人には2つの特徴があるような気がします。

いつも最終段階で男性へのアプローチに失敗してしまう女の人の傾向と対策

相手への期待や要求が大きすぎる

頻繁に会いたがったり連絡が多すぎたり、いわゆる相手への“食いつき”が強すぎる状態で、その背後に「付き合いたい!」動機が透けているパターンです。

男はだいたい無責任に遊んでいたい生き物なので、よほどお互いの好意が釣り合っていない限りこうした積極性はマイナスに作用します。求める側ではなく“求められる側”を目指しましょう。

そこでオススメなのが「2発目をお預けにする戦略」です。簡単にいうと、一度あっさり体を許しておいてから男を放置しておくだけの単純な手口なんですが、男にはすでに体の関係がある「既セク」は会えば抱けると思っているフシがあり、この期待を逆手に取ることで“求められる側”の優位を取りにいく戦略です。

男性にとっても「なかなかやらせてくれない人」よりも「2発目をやらせてくれない人」の方が気になるため、この方法は実際かなり効果的です。

自己評価が低すぎる

自己評価が低すぎる人に共通する特徴は、相手を素直に求められないこと、相手にとっての「自分の価値」も低く見積もられがちになることです。結果、体を許せば「都合のいい女」として雑に扱われ、体を許さなければ相手をうまく求められないまま関係が薄れていきます。

これに関しては美人になるなどして「勝手に自己評価を高めてください」という話でもあるんですが、実はもっと簡単に自己評価を上げる方法もあります。逆説的なようですが、それは、たとえ相手がろくでもない遊び人でも「相手を信じてみること」です。

「ちょっと待って!! ろくでもない遊び人を信じて裏切られたら、さらに自己評価が下がるでしょ!! キーーーッ!!」と叫びたい気持ちはよくわかるんですが、黙って聞けババア。

実は自己評価が低い人には「人を信じられない」という人間不信も共通していることが知られています。おそらく「自分を信じられない人間は他者を信じることも難しい」という理路だと思うんですが、「自己評価が低い」内側の改善が難しい人は、「他者を信じてみる」外側から改善していくしかありません。

信じたら裏切られるかもしれない。
そのとおりです。
実際、裏切られることが大半です。

それでも、だれかに好意を伝えることにはそもそも相手を信じる側面があり、自己評価の低い人が好きな相手と結ばれないのは結局、相手を信じきれなかった「弱さ」に問題がある、ということかもしれません。

さて、今回も長くなったのでまとめましょうか。
いつものことですが、今回も数行で済む原稿でした。

異性へのアプローチは距離感を意識しながら手順を踏んでください。

そのうえで、ガツガツして引かれがちな人は、一発やらせて放置してみてください。

そして自己評価の低い人は、まずおまえから人を愛してみてください。

ロマンチックプランナーからは以上です。

(ロマンチックプランナー 朧)

※画像はイメージです

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