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人を引き寄せる! 影響力のある人の特徴&影響力を高める方法

織田隼人(心理コーディネーター)

影響力がある人とは、どんな人でしょうか? この記事では、影響力がある人の特徴や、影響力がないといわれる人とのちがい、影響力を高める方法について、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。

影響力のある人とは、「まわりの人を動かすことができる」、そして「権力を得ることができる」といった人を指します。

不思議なもので、能力が高ければ影響力があるというわけではなく、ダメな政治家が大臣になっていることがあるように、「影響力を得るのは頭のよさとは別」のところにあります。

影響力があると、まわりがその人の言うことを聞いて、そして行動を起こすことになります。

もちろん、影響力のある人はまわりから尊敬されやすく、またついて来てくれる人も増える傾向があります。

今回は、そんな影響力がある人の特徴や、影響力を高める方法などについて見ていきましょう。

影響力のある人の特徴

影響力のある人にはそれ相応の特徴があります。

自分は影響力があるタイプなのか、またまわりで影響力がありそうな人は誰なのを特徴を見ながら考えてみてください。

(1)権限を得ようと動く

自分が行使できる権限を増やそうと動きます。

また、自分の得た権限を使って人を組織化し、動かすことになります。

たとえば、仕事などで責任も発生するけれど、お金を動かすような仕事があったときに積極的に動いて取りに行きます。

とにかく権限を手に入れればそこから次に繋がるので、じわじわと人を動かすための権限を手に入れ、影響力を増していきます。

(2)人前によく出る

人前に出て自分のやっていることや、自分自身をプレゼンすることが多いです。

人に影響を与えるには、とにかく自分を知ってもらい、そして一緒に行動したいと思ってもらうことが不可欠ですので、人前に出て自分とともに行動すると得をするよ、ということを伝え続けている人が多いです。

多くの人の前に出て行くことで、そのうち何人かの熱狂的な支持者が出はじめ、そこからどんどん影響力が増していきます。

(3)自分の味方にはやさしい

自分に味方してくれる人には、やさしく接します。

また、自分の味方になってくれそうな人とは仲よくして、そして自分の仲間として取り込んでいきます。

自分のまわりに味方がたくさんいる状況を作ることで、困ったときに助けてもらったり、大事なことをするときに一緒に行動するようになります。

(4)大事なところは自分でやっている

人にいろいろと手伝いや仕事をお願いしつつも、一番大事なコアな部分だけは自分でやっている人は影響力が出やすいです。

「この人が欠けると物事が動かなくなる」とまわりに思われると、その仕事からはずされることがなくなるからです。

たとえば、キーパーソンと、別のキーパーソンをつなぐような紹介を取り持つようになれば、「この人がいないとキーパーソンをつなげられない」というようになり、自分自身も重要人物となっていきます。

(5)成果を独り占めしない

得られた成果を独り占めするのではなく、まわりにもばらまいている人が影響力のある人になりやすいです。

成果や報酬などを共有することで、「この人についていけば得をする」とまわりから思われますので、ついて来てくれる人が増えます。

得られた成果をすべてまわりと分かち合う必要はないですが、「相手が喜ぶ程度の成果はきちんと渡す」ということを繰り返せば、人はついて来てくれるもの。

そのため、どれくらいの報酬が必要なのかを見極める能力が高い人も影響力が高い人になりやすいです。

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影響力がないといわれる人の特徴

影響力がない人は、影響力を得ようという考えで行動していないことが多いです。

また、影響力を無理に自分で勝ち取ることが格好悪いと思っている人、影響力はがんばれば自然に結果としてついて来ると思っている人も、影響力を得るのに苦労することが多いです。

(1)自己PRや自分の成果を示すことをあまりしない

これまでの自分自身の成果をPRしなかったり、PRすること自体に興味がない人は、影響力を得るのに時間がかかったり、あまり影響力を得られなかったりすることが多いです。

人は自分が見なかったことについては、「知らない」ままの状態になります。

自分のことを知ってもらわないことには、影響力が出てこないのです。

(2)全部自分でやってしまう

器用な人にありがちですが、なんでも自分で全部やってしまう人も影響力が出にくいです。

能力としては高いのかもしれませんが、自分で全部やることによって人を巻き込むことがなく、そして人を巻き込まない結果、どれだけすごいことをしても、すごいと気づいてもらいにくくなります。

すごいことがなかなかわかってもらえないので、影響力を得るのに苦労してしまいます。

(3)仲間を増やすのを面倒くさがる

仲間を増やすことが面倒だと思っている人も影響力が出にくいです。

人が動いて、そして成果が出ることで、影響力というのは増していきます。

仲間が増えないと人が動かないので、影響力がなかなか増えていかないのです。

影響力を高める方法

いくつかポイントさえ押さえれば、自分自身が影響力のある人になることができます。

影響力を得るのは頭の善し悪し、スキルのありなしではなく、「影響力を得られるように行動するかどうか」にかかっています。

影響力を得られると、自分とともに行動してくれる人も増えて、やりたいことを実現しやすくなるので、ぜひ試してみてください。

(1)手伝ってくれた人に必ず報酬を与える

自分のことを手伝ってくれた人に、「言葉」での報酬(「ありがとう!」「助かりました!」など)や「物」での報酬を必ず渡すようにするとよいでしょう。

物での報酬として、たとえば、ちょっとした手伝いなどの場合には、シュークリームやドーナツなどを渡すだけでも大丈夫です。

報酬を渡すことで、まわりの人は「この人と何かやると得をする」と感じてくれるので、一緒に行動してくれる人が増えていきます。

ちょっとでもよいので、とにかく報酬を出すことを心がけましょう。

(2)仕事は断らず、まわりにも手伝ってもらう

できないことであっても「やる」といってタスクや仕事を受け取ることが大切です。

「やる」といった人が、その仕事の中心人物になりますので、そこで権威が生まれます。

そして、自分でできないパーツがあれば、人に手伝ってもらえばよいのです。

手伝ってくれた人を立てて、「一緒に仕上げました!」といえば、自分も相手の人も「仕事をやり遂げた人」になるので、手伝ってもらった場合でも自分の成果が生まれます。

自分ですべてをまわす必要があるのではなく、人に手伝ってもらう前提であってもいいので、「やる」と手を上げることが影響力を持つ上で大切なのです。

(3)自分の成果をわかりやすく人に説明していく

たとえば、名刺を作る際には、名刺の裏にこれまで自分が出した成果などを書いておいたり、名刺でなくてもこれまでこのようなプロジェクトに関わりました、という紙の資料を準備しておいていつでも配れるようにしたり……。

そして、発表の場があれば積極的に発表するようにして、自分の成果をいろんなところで伝えていくと影響力が上がります。

自分を知ってくれている人がいれば、その中から仲間が生まれていくので、仲間を作る裾野を広げるために、いろいろな人にPRしていくことが大切です。

影響力は増やそうと行動すれば増やせる!

影響力というのは、増やそうと思って行動すれば増やせるものです。

そして、増やした影響力でさらにできることが増えて、やりたいことを実現しやすくなります。

あなたもいろいろな人に影響を与える人物になってみてください。

(織田隼人)

※画像はイメージです

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