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仲良くなりたい人にはどう接する? 興味を持たれる人の特徴

高見綾(心理カウンセラー)

素敵な人に出会ったり、自分と共通点のある人を見つけたりすると、「この人と仲良くなりたいな」と思うものです。

でも、接点があまりなくて、どうやったら仲良くなれるのかわからないということもあるでしょう。

そこで今回は、気になる人と仲良くなるための接し方を、相手が同性の場合と異性の場合に分けて解説します。男女問わず仲良くなりたいと思われる人の特徴についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

仲良くなりたい人への接し方~相手が同性の場合

仲良くなるためには積極的にアプローチしていくことが大切ですが、実際どのように接すればよいのでしょうか。同性と仲良くなるための接し方を解説します。

共通の話題を見つける

女性のコミュニケーションでは共感が大切。

人は、自分と似ているものに好感を持つ傾向があることから、共通の話題があるとぐっと親近感を抱くものです。地元が同じでもよいですし、共通の知人がいることでも話題が広がります。特に共通の趣味があると価値観が似ていると感じられるので会話がぐっと弾むはずです。

SNSで声をかける

人は、自分に興味を持ってくれる相手には好感を持つものです。

SNSであれば相手のプロフィールや日常生活を見て、相手がどんな人かを知ることができます。お友だち申請をしてみる、コメントを書くなどしてつながってみましょう。

人は、認めてもらいたい、理解されたいという承認欲求を持っています。いいねボタンを押したり、投稿されていた内容を会話の糸口にしたりしてみてください。承認欲求が満たされて相手は好感を持ちやすくなるでしょう。

相手の感性に共感する

女性は、自分の意見や感性に共感してくれる人に対して好感を抱く傾向があります。

一方で、言葉と表情が一致しているかに敏感ですので、「共感するふり」はおすすめできません。同調できないときは無理に合わせずに「わからないけど、もっと知りたい」という姿勢をとるのが正解。

好意の返報性といって、自分に向けられた好意を返そうとする心理が働き、相手も興味を持ってくれるようになります。

失敗談や欠点について話す

自分の失敗談や欠点について自分から話しておくと、「私も同じようなところがあるわ」と親近感を持ってもらいやすくなります。

また、相手も悩みなどネガティブな話がしやすくなります。カタルシス効果といって、ネガティブなものを言葉にして表現できるようになると緊張が和らいで心が浄化されることから、相手が心を許してくれるようになります。

仲良くなりたい人への接し方~相手が異性の場合

異性と仲良くなるためにはどのような接し方がよいのでしょうか。心理的な効果を紐解きながら解説します。

とにかく相手の視界に入るようにする

単純接触効果といって、会う頻度や目にする頻度が高くなるに比例して相手に好印象を持つ心理があります。

ずっと一緒にいることよりも、何度も相手の視界に入るなどの軽い接触のほうが好感を持ってもらいやすくなります。目が合ったら軽い会釈やあいさつを交わす、雑談程度の軽い会話をする、というだけでも効果的です。

相手好みのファッションをする

人には自分と似ているものに好感を持ち仲良くなりやすい「類似性の法則」というものがあります。

街を歩いている多くのカップルは、ファッションのタイプが似ています。キッチリとした格好の男性の横には清楚な格好をした女性がいることが多いですし、ラフでカジュアルな格好をした男性の横には同じようにゆるめの格好をした女性がいるものです。

相手の格好を見て、好みのファッションをすることで、好意的に見られます。

一緒に何かをやる

男性の会話は理屈や論理を重視しますので、言葉で感情的なコミュニケーションをとるのは女性ほど得意ではありません。

スポーツやゲームなどの遊びに熱中しているときは感情が動くため、男性は自然とおしゃべりになる傾向があります。一緒に何かをして遊ぶことによって心が開きやすくなるでしょう。

相手を頼る

悩みや不安があるときは、思いきって相手を頼って弱い自分を見せてみましょう。

アンダードッグ効果といって、人には、一生懸命なのにうまくいかない人を応援したくなる心理があります。男性は頼りにされるとうれしいと感じ、力になってあげたいと思うものです。相手の懐に入って心を掴めると、より身近に感じてもらえるようになります。

男性からも女性からも「仲良くなりたい」と思われる人の特徴

仲良くしたい人がいるのなら、相手からも「仲良くなりたい」と思ってもらえるようになる必要があります。男女問わず好かれる人にはどのような特徴があるのか解説します。

笑顔が多い

笑顔が多い人は、話しかけやすい雰囲気を持っています。

コミュニケーションにおいて言葉が大事だと思いがちですが、実は言葉以外の表情やボディランゲージ、声の出し方などの非言語コミュニケーションのほうが影響を及ぼしています。

笑顔が多い人は、楽しそうな雰囲気を持っているので、そういった感情や雰囲気が伝染し、「この人と一緒にいると楽しい」と思われやすいのです。

人柄の良さがにじみ出ている

誠実でどの人に対しても態度が変わらないなど、表裏のない一貫した性質があると、人から信頼されやすくなります。

たとえば、友だちへの接し方に人柄の良さがにじみ出ている人はまわりに安心感を与え、男女問わず仲良くなりたいと思わせる要素を持っています。

小さな気使いができる

相手に興味を持って声をかけたり、落ち込んでいるときは励ましたり、お土産を贈ったりといった小さな気使いができると、印象がよくなります。

人は、好意を向けられるとお返しをしたくなる心理があります。まず自分から好意を示すことができる人は、みんなから好かれやすくなります。

自己肯定感が高い

自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定している感覚のことをいいます。これが高い人は心に余裕があり、相手と深いコミュニケーションがとれます。

自分から人に好意を示していくことで、自信が生まれて自己肯定感が高まり、結果的によい循環が生まれるのです。

心理学の知識を生かして、気になる人と仲良くなろう!

男女問わず「仲良くなりたい」と思われる人は、今回紹介した方法を無意識のうちに実践していることが多いものです。

素敵だなと思う人がいたら、その人の言動や振る舞いを観察してマネしてみるのも良い方法です。早く仲良くなりたいと、焦ってしまうこともあるかもしれませんが、信頼関係を築いていくためには、少しずつ距離を縮めていくのがおすすめ。

仲良くなるプロセスを楽しみながら、今回紹介した方法をひとつひとつ実践していけば、相手との距離をぐっと縮めることができるでしょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

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