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失恋から立ち直るための心理テク! カウンセラーが教える“立ち直り術”

関由佳

恋愛はトキメキやワクワクを楽しめる反面、失恋してしまうととてつもない絶望感と喪失感にさいなまれます。

失恋すると「もう恋なんてできない……」「あの人以外を好きになれない」と思えて、なかなか立ち直れず次の恋に踏み出せないという人も多いはず。世の女性たちはどうやって失恋から立ち直っているのでしょうか。

失恋で落ち込んでいるのはあなただけじゃない

片思いでフラれても、付き合っていて別れることになってしまっても、失恋はつらいもの。大好きな相手と思いを交わすことができない苦しさは、自己否定されたような気持ちにさえなりますよね。

でも大丈夫、失恋してそんな気持ちになるのはあなただけではないのです。

8割の女性が失恋の経験

Q.失恋の経験はありますか?

ある(79.1%)
ない(20.9%)
※有効回答数297件

読者の女性297名に聞いたところ、「失恋の経験がある」と答えたのは79.1%。約8割と、ほとんどの女性が失恋を経験しています。

ということは、今このタイミングにも、まわりの女性の誰かが失恋して涙を流している可能性があるということ。あなたが落ち込んでいる間に、何人もの女性が同じように苦しんでいるかもしれないのです。

女性が失恋から立ち直るまでの期間

では、みんなどのくらいで失恋から立ち直るものなのでしょうか。

以下のようなアンケート結果となりました。

Q.失恋からどのくらいで立ち直りましたか?

第1位「半年以上~1年未満」(29.4%)
第2位「1カ月以上~3カ月未満」(20.9%)
第3位「1週間以上~1カ月未満」(20.0%)
第4位「3カ月以上~半年未満」(15.3%)
第5位「1週間未満」(14.5%)
※有効回答数235件 ※第6位以下省略

もっとも多かったのが「半年以上~1年未満」。季節が2つ変わるくらいでようやく気持ちが安定してくるというイメージでしょうか。やはり新しい恋へと本気で踏み出せるようになるには、ある程度の時間が必要なようです。

ただ、2位以下はわりと僅差で、さらに期間が短めな傾向が。逆に言えば、どんなに長くても1年もしない間に失恋から立ち直ることができる人がほとんどであることがわかります。

そう思えば、少しだけ気が楽になるように思えますよね。

こんなにつらい失恋の傷……。上手に立ち直る方法って本当にあるの?

そうはいっても、今現在の心は失恋による痛みと悲しみでズタボロ……。こんなにつらい失恋の傷が本当に癒される日がくるのだろうか、と不安になりますよね。

そんなあなたに、失恋から立ち直るために使える“心理テク”があるのです。「片思いが実らず失恋した場合」と「付き合っていた相手と別れて失恋した場合」に分けて紹介します。

片思いが実らず、失恋した場合

まずは、片思いが実らず失恋して立ち直りたいときの心理テクを3つご紹介しましょう。

好きになった自分をほめる

片思いでの失恋は、自分の思いを受け止めてもらえずに終わっているので、自己肯定欲が満たされていません。自分自身を否定(拒否)されたという気持ちを持ってしまい、すべてにおいて自信を失ったり、「私なんて……」と卑屈な思いを抱えて落ち込んだりしてしまいます。

まずは、相手を好きになって恋に奮闘した自分をしっかりほめてあげましょう。「よくがんばったね、私」「あの人に恋をしてたときの私はかっこよかったよ」と、そのときの行動や気持ちを受け止め、自己肯定欲を満たすことで次への道が少しずつ開けていきます。

どんなにかっこ悪いことをしていたとしても、それはほかの誰でもない自分自身の過去。しっかり受け止めて、認めてあげることが立ち直るための第一歩です。

気の合う友人と過ごしながら五感を使う

ストレス解消のひとつとして“五感を使う”という方法があります。五感とは、人間が持つ5つの感覚である視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚のこと。これらを使ってあげることで新しい刺激となり、悶々としていた気持ちが少しずつ分散していきます。

たとえば、長い期間仕事や勉強ばかりしていたときに映画を観ると、スッキリ気分転換ができますよね。映画で視覚と聴覚を刺激したことにより、ストレスが解消されているのです。

また、ひとりでいると考え込んでしまったり、堂々巡りをしてしまったりする可能性もあるので、できれば誰か親しい友人とともに“五感を使う”のがオススメ。共感してもらえると、より満足感が高まります。

言い訳をやめる

「あのときこうしなければ……」「私がこうだったからフラれたんだ」など、失恋をすると原因分析をしてしまうもの。もちろん、失敗したことの要因を知ることは大切ですが、失恋の言い訳をしてしまうとどんどんネガティブになっていきます。過去の言い訳はやめて、未来への対策へとシフトチェンジしていくと、立ち直りも早くなるはずです。

付き合っていた相手と別れた場合

では次に、付き合っていた相手とお別れをして失恋したときに立ち直る方法を見てみましょう。

我慢していたことを思いっきりやってみる

女友だちと温泉旅行に行く、男友だちと飲み明かす、休みの日に習い事をはじめるなど、恋人と2人でいたときにできなかったことに思いっきり挑戦してみましょう。

恋人がいるということは幸せなことですが、やはり人間関係ですので、付き合っていると自由にできないことや、禁止されているわけではないけれどなんとなくできないことがあるはず。

「失恋でひとりきりになってしまった……」と思うのではなく、「失恋したら自由になった」と考えを切り替えてみると、少し視野が広がって気持ちに余裕ができてきます。

ひとりで遊びに行く

失恋をすると2人で遊ぶことができなくなって、休日がつらい……という方が多いのではないでしょうか? たしかに、今までずっと一緒に行動していた人がいなくなったら寂しいもの。ですが、失恋から早く立ち直るために、あえて“ひとり遊び”をしてみましょう。

ひとりで買い物に行く、ひとりで飲みに行く、少し遠くにひとり旅行に行くなど、自分だけで行動する機会を作ると、ひとりで目的をもって遊ぶことにも楽しさがある、と気がつくはず。そうなれば、失恋から立ち直った証拠です。

“理想の恋人像”を更新する

失恋をするたびに「もうあんな人とは付き合わない!」と思うもの。でも結局似たようなタイプの人と付き合って、同じ結果を繰り返す……なんていうことはありませんか?

同じ失恋を繰り返すほど、落ち込んで立ち直りにくくなります。もうこれを最後の失恋にするために、“理想の恋人像”を更新しましょう。

たとえば、今の理想のタイプを「やさしい人」としていたけれど、いつも別れるときには「優柔不断な人」になっている……という場合は、ただの「やさしい人」ではなく「決断力のあるやさしい人」という理想像に更新します。

このように、失恋していくうちに本当の理想の恋人像が具体的になっていくと思うと、失恋も悪いものではない気がしてきませんか?

この更新作業を終えると、いつの間にか次の恋に足が向かうようになっているのです。

失恋を乗り越えて……次の恋をはじめる方法とは?

さて、立ち直る心理テクを使って失恋を乗り越えたら、次に待っているのは“新しい恋”!ですが、そうは言っても簡単には勇気がでないもの。

次の恋をはじめるためには何をすればよいでしょうか。

ダイエットをする

痩せてキレイになる、という意味合いはもちろんありますが、もうひとつは“苦行を乗り越えた”という達成感が重要。この達成感が自信へとつながり、次の恋のチャンスがきたときにしっかりキャッチできるのです。

周囲を観察する

「出会いがない……」と嘆いていても恋ははじまりません。今あなたのまわりにいる人に、恋人候補はゴロゴロいますので、本当に恋愛対象になる人がいないのか、冷静に観察してみましょう。職場や友人だけでなく、普段の通勤電車内や取引先などの人にもアンテナを張っておくこと。実はダイヤの原石が眠っているかもしれません。

焦らず“恋愛のリハビリ”をする

合コンや街コンなど、恋人を作るための活動を徐々に開始して、“恋愛のリハビリ”をしましょう。

ただし、早く恋人がほしいと焦って恋活をすると、さみしさに負けて、大していいと思っていない人とつい付き合ってしまって大失敗をすることも。

寂しいときこそ焦らず、今は慣らしの期間だと思いながら、のんびりエンジンをかけていきましょう。

失恋から立ち直るためには“自信”が一番の薬になる!

失恋はつらいですが、その試練は必ずあなたの糧になるはず。つらい気持ちは一生続くものではありません。今は心の傷を癒すお休み期間だと思って、自分をしっかり休ませてあげましょう。

失恋から立ち直るには、あなたの“自信”が一番の薬。自信がついてくれば、自然と立ち上がれるようになります。

「こんなに魅力的な私を選ばなかったなんて損な人!」と思うほどに心を磨いて、次はもっと幸せな恋をつかみましょう。

つらい失恋を乗り越えてバージョンアップしたあなたなら、必ず素敵な人と出会えるはずです!

(凛音)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年2月22日~2月23日
調査人数:235人(22~34歳の働く未婚女性)

 

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