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結婚相手を選ぶ条件。妥協してはいけないポイント

makicoo(さとう まきこ)

こんにちは。外資系企業でマネージャーをしている一方で、恋愛結婚やライフスタイルに関する記事の執筆をしているライターのmakicoo(さとうまきこ)です。

私は24歳で結婚の後、36歳で離婚。その後40歳で再婚をした経歴の持ち主です。

今回は、そんな私の経験を活かして、「結婚相手」の選び方についてお話ししようと思います。

結婚相手にふさわしい人ってどんな人?

結婚相手として一般的にふさわしいとされるのは、高学歴&高年収。家庭的で真面目、ギャンブルなどのお金がかかる趣味がない男性です。

後々子どもができたときにお金の心配をしなくてすむし、子育てや家事に協力的なので、女性側の負担が大きく変わるとされています。

ただ、そんな相手と出会ったとして、その条件だけで結婚の決め手としてしまってよいのか? ということを、一度立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。

世間的に「理想の相手」と結婚をしてもうまくいかなかった理由

私が一度目の結婚をした相手は、世間的には理想とされる男性でした。

東証一部上場の誰もが知る会社勤めで高収入。料理好きで、掃除や洗濯も率先してやってくれました。とてもまじめで、お金のかかる趣味などなく、何より私をとても大切にしてくれました。

そんな、一見「理想の相手」となぜ離婚することになったのか。

それは、私が「働く」ことをとても大切にしていたものの、元夫は子どもが産まれたら家庭を軸足に置いてくれる女性を求めていたからです。

子どもが産まれても、ときには残業をし、その間は子どもをベビーシッターさんや遅くまで預かってくれる保育所にお願いしたいと考えていた私。

一方で、結婚したら母親は仕事をセーブし、家庭に軸足を置いてほしかった元夫。

何度も話し合いましたが、結局、お互いの理想を妥協することができないまま、離婚という道を選ぶことになりました。

恥ずかしながら、24歳で結婚をしたときは、子どもを産んだら「女性は家庭に軸足を置くものだ」という彼の理想の家庭像になんの疑問も持っていませんでした。

ところが、「いざ子どもを」と思ったときに、私は家庭中心の人生になるのがとても嫌だということに気がつきました。

結婚してからその事実に気がつくまでに、10年以上も経ってしまったことは、今でも元夫に申し訳なかったという気持ちがあります。

どういう人生を送りたいか、ということをもっと見極めていれば、もっと早く気がつくことができたのでは、と今でも思います。

「理想の人生」に結婚相手として譲れない条件のヒントがある

このように、世間的には理想の結婚相手であっても、あなたの理想の相手かどうかはまったく別の問題です。

私のようなミスマッチを防ぐためには、まず今一度、自分がどういう人生を歩みたいのかをイメージしてみてください。

たとえば……

・掃除が行き届いた家で、手の込んだ料理で家族を迎え入れたい
・子どもができてからも自分の趣味の時間を持ちたい
・週末はいつも家族で過ごしたい

理想の暮らしに求めるものは人それぞれ。あなたはどのタイプでしょうか。

もし、週末を家族で過ごすような生活を希望しているのであれば、週末に仕事が入ることが多い男性とは、いくら直感でピンときて、高収入で顔がタイプであったとしても、結婚した後に不満に思うことが多いでしょう。

一方で、手料理で家族を迎え入れるような生活で、自分が家庭の中心を担いたいのであれば、家庭的な男性より、あなたがそんなに働かなくても暮らしていけるだけの収入を持っている男性、というのが決して譲れない条件になるはずです。

自分の理想の人生を突き詰めて考えて、初めて結婚相手への譲れない条件が見えてきます。そしてそれは、世間一般で言われている条件とは、もしかしたら随分ちがうかもしれません。

結婚相手に妥協できること、絶対妥協できないこと

そして、あなたが思う理想の暮らしをするにあたり、果たしてその条件は結婚相手に求めないといけないものなのか、も考えてみるとよいでしょう。

たとえば、金銭的に不自由がない暮らしがしたいとして、高収入の男性と結婚することだけが、それを叶える方法ではありません。あなた自身がもっと稼げる企業に転職をしたり、副業したりすることで、それを叶えることができるのです。

また、家事をするのが苦手、好きじゃないと公言する男性であっても、たとえば家事の外注に積極的な考えの持主であれば、あなたばかりが家事を担う必要はありません。

一方で、結婚相手に絶対妥協できないこととはなんでしょうか。

それは自分の譲れない性質を受け入れてくれること、そして相手が譲れない性質を自分が受け入れられることの2点だと私は考えています。

趣味の時間を大切にしたいと考える彼がいるとします。結婚して子どもができてからも、その時間を彼に大切にしてもらいたいと思えますか?

もし、子どもの行事は何よりも優先してほしいという思いがあるのだとしたら、彼が共感してくれているかはとても大事なポイントです。

私は去年出産し、産後2カ月から子どもを預け仕事に復帰しています。そんな働き方に眉をひそめる人も少なくない中、再婚した彼は「いいんじゃない」と賛成してくれました。

また、産後4カ月のときに2泊3日で子どもを預け海外出張をしているのですが、それに対しても彼は特に抵抗はありませんでした。

子どもはまだまだ手がかかる時期ではありますが、私も彼が趣味のサーフィンに行くときは、心よく送り出しています。そんな日は私がひとりで子どもをみることになりますが、特に不満はありません。

誰かの理想の結婚相手が自分の理想とは限らない

巷では、収入の多い家庭的な男性を「理想の結婚相手」ともてはやすことが多いです。

そのため、たとえばマッチングアプリで多くの男性からアプローチされたとき、ついつい収入の多い男性に目がいきがちです。

が、果たして高収入が自分にとって必須のポイントなのか、きちんと考えたほうがいいでしょう。

趣味の時間を大切にしたいなら、それに理解がある男性、仕事をがんばりたいなら、女性が働くことに理解がある男性、というのが高収入よりも譲れない条件になります。

「理想の結婚相手の選び方を決める」ということは、あなたがどういう人生を送りたいかを決めること。

結婚した後に「あれ、こんなはずじゃなかった」なんて後悔しないように、あなたが思う理想の暮らしをこの機会にじっくり考えてみてくださいね。

(makicoo)

※画像はイメージです

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