恋愛至上主義とは? 恋愛至上主義者の特徴3つ
恋をしたらまわりが見えなくなると言われたことはありませんか? 私は、あります。恋に一生懸命になるのは素敵なことですが、時に暴走してしまうせいで男性から敬遠され、恋に破れることも。
今回は、そんな恋愛至上主義の人に共通する特徴と、付き合う時に心がけておきたい注意点を具体的にご紹介していきます。
恋愛至上主義者ってどんな人?
恋をしたら仕事に身が入らなくなる、失恋したら別人のように落ち込んでいるのがわかるなど、恋愛至上主義の人は恋の浮き沈みが周囲にダダ漏れ。恋愛のサイクルは比較的早く、他人の恋愛話にも敏感。時に友人の彼氏にすら媚びを売って反感を買うこともあります。
恋に一直線といえば聞こえはいいですが、恋愛を軸にしすぎてまわりが見えてないのが特徴です。
恋愛至上主義とは?
恋愛至上主義とは「恋愛を何よりも高い価値」と思ってしまう状態のこと。自分が愛し、尽くすことはもちろん、相手にも愛され求められることを望みます。特に片思いの時はヒートアップしており、相手を振り向かせることにすべての労力を注ぎます。
ときめきがすべての基準になっており、相手を手に入れるのが困難なほど価値があるように感じ、その行動はまわりを驚かせることも。一方で恋が冷めてしまうと、相手に一切意味も価値も感じなくなり破局を迎えます。
恋愛至上主義の女性に共通する特徴
では、具体的にどんな言動をする人が恋愛至上主義者なのでしょうか。
彼氏がいない時期がほとんどない
恋愛至上主義者にとって、恋を休むタイミングはありません。別れの予感がすると、次の恋人候補を用意しながら恋愛を並行展開させます。だから中には、今彼と元彼の時期がかぶる人も。また、人によっては「心」「お金」「体」とそれぞれに満足する相手をキープする場合もあります。
自分の強みや落とせる男のタイプを知っている
恋愛至上主義者にとって、恋愛は快感を得るための一種のゲームのようなもの。勝算のない相手ではなく、基本的に自分がイケそうな相手を選んでロックオンし、落とします。パターンが大体決まっているので、勝率も高く、数人キープすることもお手の物。
結婚したいというわりに結婚に適した相手を選ばない
恋愛のゴールは結婚だと思っているので「結婚したい」とは口にします。が、心のときめきが人生における優先事項なので「安定・安心」できる相手はつまらない。実際に婚期だからと結婚相手にピッタリな条件の彼氏と付き合ってみるものの、恋愛期の浮き沈みや心の高まりがないという理由で別れてしまった人もいました。結果、危険な相手や、スリリングな相手など、自分の心がそわそわする人を本命としがちです。
恋愛がらみで会社を休んだり予定をドタキャンしたりする
恋愛至上主義者の第一優先は恋愛です。彼氏に合わせてお休みをとる、早退、直帰する……。バレない程度に上手くやっているつもりですが、不自然な言動と浮かれたオーラでまわりにバレバレなことも。また、友だちとの約束よりも基本男を優先します。同じように失恋後は仕事が手につかなくなってサボってしまったり、体調を崩してしまったりしがちです。
恋愛至上主義者の独特な恋愛観とは?
恋愛至上主義な女性の恋愛観は独特です。ここでは、今まで相談を受けてきた恋愛至上主義者のちょっと変わった恋愛観をご紹介します。
ときめきがすべて
基本的にときめいている間は無双モード。人のものであろうが、危険な相手だろうがまわりのアドバイスに聞く耳を持たず、女子力を上げて目標を打ち落とすことに一直線です。常識、良心、ルールなんかは特に関係ありません。
ライバルや逆境に直面するほど燃える
恋愛至上主義者は自分が愛されているという実感が大好き。通常、恋愛の濃さをはかることはできませんが、比べるライバルがいることで「その人より自分を選んだ」とゆがんだ評価に価値を感じてしまうのです。そのせいでよりスリリングな不倫や略奪愛に燃えやすい傾向にあります。それすら、恋愛至上主義者にとっては心を掻き立てる甘い蜜になるのです。
浮き沈みが激しく、感情的
恋愛至上主義者は、自分の中身が空っぽなせいで、自分を肯定してくれる男性がいないと存在価値を感じられないという困った性質を持っています。そのせいで飢えたように恋愛をよりどころにしがち。
結果、相手を振りまわしたり、試したり、要求が大きくなって当たったり、恋人が自分の思い通りにならないことに感情的になってしまいます。
恋愛至上主義のメリット・デメリット
たくさん恋愛ができていい女でいられる一方で、ひとつの恋愛となかなか真剣に向き合えない。そんな恋愛至上主義のメリットとデメリットには、どんなことがあるのでしょうか。
メリット
・結婚するまでにいろいろな人を見ることができる
・恋愛がうまくいっていると仕事も調子がいい
・常に恋愛モードで女子力高めだからまわりからもいい女扱いされる
・今、楽しい
デメリット
・なかなか結婚できない
・結婚できても冷めたら離婚
・年を重ねると恋愛する相手もワケありしかいなくなる
・軽い女と思われて結婚を考えてもらえない
「恋愛」は今を楽しむ最高の娯楽です。まだ結婚したくない、遊びたい人は存分に恋愛至上主義を全うしてください。
問題はアラサーからです。周囲が結婚しだすと、男も既婚者が増え、純粋に恋愛できる相手が減っていき、不倫のスパイラルに陥ってしまうようなことも。そんなこんなでますます結婚するタイミングを逃してしまうのです。
恋愛至上主義はなおすべき?
恋愛至上主義者の価値観は、なおそうと思ってなおるものではありません。頭ではわかっていても理性を超えて心が先に動くので、コントロールするのが難しいのです。だから、本人が本当にやめたいと思わない限り恋愛至上主義を卒業するのは無理です。また、無理にやめようとしても反動が出てきて結局あとで爆発してしまいます。
もしあなたが、恋愛を優先するあまり仕事に支障が出ていたり、友だちがいなくなってしまったりしているのならば、それはなおすべきタイミングにいるのかもしれません。結婚したいと真剣に思っているときも、同様に自分自身と向き合うべきでしょう。
恋愛至上主義のやめ方
恋愛至上主義者は結婚に向きません。勢いがあれば結婚できるかもしれませんが、冷めてしまって離婚というパターンも少なくないもの。
恋愛至上主義のやめ時は、恋愛に疲れ、結婚を本気でしたいと思うようになったタイミング。自分がこれからどういう結婚や生活をしていきたいか本気で考えるようになったころです。
具体的なやめ方ですが、3年後の自分のなりたい未来を紙に書き出してみるのがおすすめ。その未来のビジョンに沿う相手を選び、先々の自分を幸せにする選択をすることで、価値観も、未来も変わっていくでしょう。
思いきり恋愛し、むなしさや不安が出てきたらやめる
恋愛至上主義者の恋愛は極端ではありますが、それだけ夢中になれることがあるのはとても素晴らしいことです。今は結婚願望がないのならば、恋愛をして人生を楽しむことになんの問題もありません。
ただ、身を亡ぼすような不安定な恋愛や、不倫や、略奪愛に疲れた時、一度立ち止まって自分がどうしたら幸せになるかをじっくり考えてみてください。それが見えたら、あとは自分の描く将来に向けた相手を選び、恋愛で得られなかった慈愛に満ちた日々を選ぶことで幸せになれますよ。
(さかもとみき)
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