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結婚前夜の正しい過ごし方

澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント)

おぜきめぐみ

ドキドキ・ワクワクに少しの不安。そんな心落ち着かない結婚前夜には、どのように過ごすのが正しいのでしょうか。結婚前夜の正しい過ごし方について、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに教えてもらいました。

結婚前夜とは?

結婚前夜を迎えるみなさま、ご入籍おめでとうございます! ずっと夢に見ていた結婚。それが明日手に入るという結婚前夜、嬉しい気持ちとともに漠然とした不安や寂しい気持ちに襲われる人が多いのではないでしょうか? 有名なドラえもんの映画『のび太の結婚前夜』で、しずかちゃんも結婚前夜に「お嫁に行くのはやめる!」と、お父さんに告げていましたね。これからはじまる結婚生活、そして夫婦や新しい家族として送る人生。すべてが初体験の連続、未知の経験ですから、不安に感じるのも無理もありません。

結婚前夜は、今一度自分の「結婚」に対する気持ちを確認するときです。そして、一生をともにするパートナーへの責任と覚悟を決めるときなのです。今回は人生に一度しかない(ハズ!?)の結婚前夜について、後悔しないためにしておくべきこと5つをお伝えします。

結婚前夜の有意義な過ごし方

両親や家族と過ごす

当たり前ですが、結婚すると旦那さんとの生活がはじまります。里帰りも旦那さんと一緒に行くことが多く、独身のころのように両親や家族だけで過ごせる機会はグッと減ってしまいます。これまで当たり前に過ごしてきた家族との時間も、その日で最後と思うと感慨深いですよね。だからこそ結婚前夜は、ぜひ両親や家族とゆっくり過ごす時間を大事にしてください。結婚前夜に両親や家族と過ごすことは、今まで育ててもらったお礼や感謝の気持ちをしっかりと伝えるいい機会にもなります。特に女性の場合は名字も変わるケースが多いですし、「嫁に出す」という気持ちがありますので、両親は寂しく感じるようです。「結婚しますが、これからも両親の娘であることに変わりはありません」という旨もしっかり伝えると、両親も安心して結婚式当日を迎えられるでしょう。

友人と過ごす

親しい友人たちと、独身最後の前夜を楽しく賑やかに過ごすのもオススメ。ドラマや映画で観たことがある人もいると思いますが、海外では親しい友人たちと「Bachelorette Party(バチェロレッテ・パーティ)」を開いて、独身最後の日をお祝いします。結婚すると、本人はまったく変わりがないつもりでも、まわりはなかなか夜や休日のお誘いをしにくくなるものです。また、出産したらなおさらです。そのため女性は、親しい女友だちと少しリッチな女子会をする人が多いようです。時間を気にせず、ガールズトークを楽しみたいなら、数人でホテルにお泊まりをしてパジャマパーティもいいですね。

慣れない結婚生活、初めはお互いストレスが溜まるかもしれません。そのため、結婚前夜は友人たちと少し羽目を外すぐらいがいい思い出になるでしょう。独身最後の日に「ガス抜き」しておく意味でもおすすめですね。

彼と過ごす

結婚前夜、結婚相手であるパートナーの彼とゆっくり過ごすのはいかがでしょうか。独身最後の夜、2人の思い出のレストランでディナーを楽しんだり、出会いから今日までの思い出話に花を咲かせたりするのもいい思い出になりますね。0時になったタイミングで、2人で乾杯するのもおすすめです。この際、日ごろなかなか伝えることができていない感謝の気持ちを彼に伝えましょう! 結婚前夜に改めて2人の思いを共有することにより、絆も強固になるでしょう。

ひとりで過ごす

今までひとり暮らしで自由気ままに暮らしてきた人は、結婚生活自体を窮屈に感じる人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、結婚前夜をひとりで過ごすこと。ひとりで自由に好きなものを飲んだり食べたり、趣味の時間に没頭したり、夜ふかしをしたり。とにかく自由に勝手気ままに、伸び伸びと過ごしましょう。結婚したら、なかなかひとりの時間の確保は難しいものです。また、結婚生活は共同生活ですので、自分のペースでの生活はできなくなります。独身最後の結婚前夜、誰にも気兼ねせず、自分ひとりの時間を思いっきり過ごしましょう。

手紙を書く

また、以下の人たちへ手紙を書くのもいいでしょう。

お世話になった人たちへ

両親や家族、彼や友人など独身時代にお世話になった人たちへ、感謝の気持ちをこめて手紙を書きましょう。独身最後である結婚前夜にしか出てこない言葉、書けない表現があります。自分ひとりで書く場合は、両親と彼に素直な思いを綴りましょう。彼は思いがけないサプライズプレゼントに、きっと大喜びしてくれますよ。もしかしたら、今度は彼があなたに手紙のプレゼントをしてくれるかもしれません。友だちと結婚前夜を過ごす人は、友だち同士で手紙を書き、贈り合うのもいい思い出になりますね。

お互いの両親へ

彼と結婚前夜を一緒に過ごすのでしたら、相談しながらお互いの両親へ手紙を書くのもいいでしょう。女性は結婚式で両親に感謝の手紙を読み上げるのが定番ですが、男性の両親は手紙をもらうことは滅多にありません。それだけにインパクトが強く、あなたを迎えることをより喜んで大切にしてくれるでしょう。

未来の自分たちへ

「未来の自分たちへ手紙を書く」、というのもおすすめです。夫婦として一緒に過ごして1年後、もしかしたら結婚生活にお互い不満を持っている可能性もありますよね。そんなとき、1年後の結婚記念日にこのときの手紙を2人で読み返せば、大切な思いをまた共有し直せるかもしれません。結婚生活を続けるうえで大切なことは、「お互いへの感謝」と「相手を思いやる心」。結婚前夜に書いた手紙を2人で読むことで、きっとそれらの気持ちをまた感じられるようになるでしょう。毎年書いて結婚記念日のお楽しみにするのもいいですね。

人生に一度だけの「結婚前夜」を大切に過ごそう

さまざまな「結婚前夜」の過ごし方をご紹介しました。「結婚前夜」という、人生に一度しかない特別な夜。いつか振り返ったときに、素敵な思い出になるような夜になるといいですね。上記の過ごし方を参考に、後悔のない充実した時間をお過ごしください。

(文:澤口珠子、構成:おぜきめぐみ)

※画像はイメージです

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