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「男気」ってどういう意味? 女心が知りたい

E子

「男気のある人が好き」と言う女性は多いもの。でも、男気ある人ってどんな人なのでしょうか? 気になる意味や女心について、コラムニストのE子さんに詳しく教えてもらいました。

女性の多くは「男気」のある男性が好き。

男気溢れる言葉や態度で、うっかり恋が始まってしまうことも少なくない。

しかし、女性の言う「男気」の意味を、きちんと理解できているだろうか?

女性は何を見て「男気がある」と判断するのか知っているだろうか?

そもそも、「男気」って何?

そもそも一般に「男気」とはどういう意味だろうか。

弱い者が苦しんでいるのを見逃がせない気性。男らしい気質。義侠心。

goo辞書によると、上記のような意味となっている。

男気とは、男らしい気性のことだが、具体的にいうと、困っている人を助けてあげる、そういった姿勢に表れるようだ。

「男気がある人がいい」という女心

「男らしさ」で連想される行動や態度はさまざまだと思うが、女性が思っている「男気」は一体どういうものだろうか?

その答えは、前述の「男気」本来の意味に集約されているように思う。

このことは、アンケートでの女性の意見にも表れている。

女性のイメージする「男気ある人」とは、

・「仕事で困っているときに颯爽と手伝ってくる人」(33歳/不動産/専門職)

・「いざという時、相談したりすると力になってくれる職場の人は男気があるなと感じる」(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

・「友達が困っている時に何も言わずに助けられる」(33歳/その他/事務系専門職)

※『マイナビウーマン』にて2016年12月にWebアンケート。有効回答数105件(22歳~36歳の働く女性)

女性の求める「男気」は、まさに自分が困ったときに助けてくれるナイトであり、紳士的な態度でありながらとっても頼りになる……こんなイメージだろう。

「男気がある」俳優は木村拓哉

具体的に「男気がある」と思われる男性はどんな人なのか。有名人を例にとって考えてみるといい。

例えば、「浮気」や「不倫」などのスキャンダルが一度でもあると、どうしても「男気」のイメージから遠のいてしまう。せっかく職場では困っている人をフォローし、頼れる存在になっていたとしても、だ。

クリーンで「言い訳」や「ごまかし」とは程遠いような、誰もが信頼できる態度が「男気」につながる。

私が男気を感じる俳優は、木村拓哉さんである。

彼の結婚にはさまざまな背景があったという説もあり、芸能情報にお詳しい方からすれば、いろいろご意見はあるかもしれない。

が、それにしても結婚を決めるスピード、決めたことをまっすぐに遂行する力からは、溢れるばかりの男気を感じた人も多いのではないだろうか。

実際に会ったことも喋ったこともないが、私が知る限り、彼が「前言を撤回」したり「すぐばれるようなうそ」をついたり「言い訳」を言う姿は、想像することさえできない。

その真っすぐさが、「男気」として女子の目には映るのである。

なぜ女性は「男気ある人」が好きなのか?

実際に多くの女性が「男気ある人が好き」と言う。これは、「イケメンが好き」と言う女性よりも圧倒的に数が多いように思われる。みんな、男気のある人を求めているのだ。

理由は「男気」というその文字の通り、それが一般に「女性にはない」とされる資質だからではないかと思う。

もちろん女性の中にも男性的な性格の人はいるし、仕事をする上でかっこいい女性の先輩は、その辺の男性よりも「男気」があったりする。

しかし、どんな女性でも恋愛が絡むと「女性らしい」とされる一面が現れがちだ。

ウジウジしたり、不安になってメソメソしたり、どうしようもなく迷ったり。そんな風になってしまう人が多いと思う。

だからこそ、「男気がある人」は自分にはない強さを持った魅力的な人物として認識される。

逆に、「女々しい」と言われるような男性は、どうしても人気がない。

男性はできるなら男性らしさで勝負してほしいと私は思う。

「男気」を見せる方法とは

では、「男気」を見せるためにはどうしたらいいのか。

ここで注意したいのは「意識的にアピール」する様は、なんだか必死かつ、好かれたいという意図が見え隠れして「男気」から遠ざかってしまうということ。

一朝一夕で身に付くものでもないので、焦って「男気」を見せようとするよりも、徐々に習慣化していくことがおすすめである。

また、「男らしさ」にこだわるあまり、例えば筋トレをして筋肉をつけたり、肌を小麦色に焼いたり、仕事に邁進したり、ビールを勢いよく飲んだりする人がいる。

しかし、本当の「男らしさ」「男気」はそういうものではない。

「俺についてこい!」という亭主関白タイプよりも、妻を優しく献身的に支える姿の方に「男気」を感じる。

インドア派で色が白く、ガタイも良くない、そんな男らしい外見とは真逆に感じるような男性でも、親身になって相談に乗ってくれたりすれば「男気」を感じる。

「男気」とは実は内面であり、本質的なものだ。

何でも受け入れてくれるような寛大さ、ここぞという時に頼りになる安定感。

表面的なものにとらわれず、心を成熟させることこそ、「男気」を身につける近道のように思う。

(E子)

※画像はイメージです

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