実録! 女性たちが目撃した「社内イジメの実態」4つ
イジメは子どもだけの問題と思ったら大間違いです。社会人になっても、大人げないイジメをする人もいます。本来であればチームワークが必要な仕事仲間の間でも繰り広げられる社内イジメの実態を、社会人の女性に聞いてみました。
■若い子へのイジメ
・「お局に、お菓子外しや、ちょっとしたミスを部署内全員にCCに入れたメールを送って指摘してきたり、陰湿な嫌がらせをされた」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「妊婦さんにあきらかに故意にぶつかっていたお局さん……」(27歳/医療・福祉/専門職)
若い女性社員にとって、お局は頭を悩ませる存在のよう。ことあるごとに若い子たちに嫉妬し、イジメの手をゆるめません。ある程度の年数を同じ会社で過ごしたら、自分の態度次第で、いい先輩になるか、お局と呼ばれるかが決まってきますのでご注意を。
■部下に対するイジメ
・「辞意を表明した先輩に、上司が無視したりキツイ言葉を浴びせたりしていた。辞めるからってひどすぎると思った」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「仲間外れにされたという理由で上司が部下に怒っていた」(29歳/その他/その他)
いわゆるパワハラです。立場上、部下が反抗できないのをいいことに、好き勝手な言動を繰り返す上司は、どんどんほかの部下からの信頼もなくし、結果として成果を上げることができずに悩むことになるはず。
■休憩時間は要注意
・「ランチ、女子会に誘わない」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「ランチの間話しかけられない」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
社会人のイジメも、学生のイジメと大して変わらないなと思うのは、休憩時間のときのよう。業務中は必要がなければ話すこともないのでそれほど実感しませんが、休憩中、コミュニケーションの輪に入れないのは明らかなイジメですよね。
■パワハラの典型
・「毎日人前で大声で怒鳴る」(26歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「販売ノルマを達成してない人間を店内の防犯カメラで行動を見張って、何かミスを見つけたら、これでもかと言うくらいに全員が付けているインカムで公開叱責を続ける。2年続いた」(29歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
人としての尊厳もプライドもずたずたにしてしまう行為です。やっている側は業務上必要なことという認識かもしれませんが、度を越えた叱責は犯罪に片足を突っ込んでいるようなもの。自分の力で止めることはできなくても、加担しないように気を付けましょう。
上下関係が明白な社内において、ひとつの行為を取り沙汰してイジメと断定するのは難しいものがあります。ですが、一度はじまってしまうと、ターゲットが辞めるまでおさまらないのが社内イジメの問題点でもあります。自分には関係のないことだと思っていても、いつ自分が対象になるかはわかりません。自分がイジメられなくても、仲間がイジメられる可能性もあるでしょう。そのときあなたは、どのような行動を取りますか?
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数125件(22歳~34歳の働く女性)