煮え切らない男性の心理とは? 男性への対処法も解説
煮え切らない男性にイライラしたり、「もう見切りをつけた方が良いのだろうか」と悩んだりしている女性はいるでしょう。では、煮え切らない男性はどのような心理を抱えているのでしょうか? また、そのような男性にはどう対処すれば良いのでしょうか? 本文で解説します。
デートには誘ってもらえるのに、そこからなかなか進展しない。せっかくいい雰囲気になっていても、いつまで経っても男性が告白してくれないと不安になってしまいます。そんな煮え切らない男性の態度に、苛立ちや疑問を覚える女性も多いでしょう。
煮え切らない男性の心理とはどういったものなのでしょうか。心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。あわせて煮え切らない男性の対処方法も教えてもらいましょう。
「煮え切らない」の意味
まずは「煮え切らない」の意味を確認しましょう。「煮え切らない」とは、辞書によると以下のような意味です。
煮え切らない(にえきらない)
[連語]態度がはっきりしない。ぐずぐずしている。「―◦ない返事」
(『デジタル大辞泉』小学館)
つまり、恋愛における「煮え切らない男性」とは「告白やプロポーズをしてくれるのかどうか、はっきりしない男性」といえます。
煮え切らない男性の特徴とは?(体験談つき)
煮え切らない男性にやきもきする女性も多いかもしれません。煮え切らない男性は、どんな言動で女性たちを困らせているのでしょうか。実際にあった煮え切らない男性のエピソードをご紹介します。
告白が遅すぎる
・「『一緒に出かけよう』と誘ってくるくせに、いつも友だちも一緒なこと。何年かしてまた『遊ぼう』ときたので『彼がいるから』と断ったら、『あのとき好きだった』と返事が。実は彼なりにアピールしていたことをあとで知った」(29歳/小売店/販売職・サービス系)
告白を断ったらお説教
・「3回会ったことがあるだけの人に『付き合わない?』と言われて普通に丁寧に断ったら、逆に叱られたことがある。『僕が好きだってアピールしているのがわかったなら、“ダメです”みたいなサインがほしかったな』みたいなことを言われた。『この年齢になって、友だちみたいな関係ってありえないんだよ』みたいなお説教までされた。『友だち感覚で』みたいな誘い方をしてきたので、友だち感覚以上のことを考えずに会っていた。会って3回でまだ何もわからないのに、ホイホイ付き合う女もいないだろうと思った」(26歳/小売店/販売職・サービス系)
告白がまわりくどい
・「そのころ流行っていたドラマの登場人物のたとえ話にされて、『実は○○は○○が好きなんだよ』と自分たちにたとえられたが、中途半端すぎて面倒だったので『何それ(笑)』と言って、気づかないふりをしてスルーした」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
嫉妬させるようなことを言う
・「好意アピールはしてくるのに、ほかの女性に気がある話ばかりする」(31歳/学校・教育関連/技術職)
謎の近況報告をする
・「近況を毎日報告するメールを何通も送ってくるけれど、それ以上何のアクションもない」(31歳/金融・証券/販売職・サービス系)
女性を誘う順序が違う
・「『ランチ行こう、ランチ行こう』ばかりで夜のご飯はなし。お酒ももちろんなし。でも『家に連れて行け』だの『自分の部屋に来い』だのと言われたこと」(27歳/その他)
外堀を埋めてくる
・「まわりから攻めてこられた。『〇〇くんがこう言っていたよ』というのをよく聞いた」(31歳/医療・福祉/専門職)
話の振り方がおかしい
・「『そろそろ結婚を考えられる女性と出会いたい。まわりが結婚ラッシュだから焦っている』と。『それで、君は今どんな感じ?』と切り出されたとき」(27歳/学校・教育関連/営業職)
勇気がなさすぎる
・「手をつなぎたいのか、歩いているときにやたらと当ててくる」(33歳/その他)
謎のポエムメールを送ってくる
・「よくわからない歌の歌詞らしきものをメールされた」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
「察してほしい」オーラがすごい
・「やたらメールがきて好きな人の話をされるが、どう考えてもその相手が私のとき。もうどうしたらいいか……」(26歳/学校・教育関連/技術職)
告白の返答を拒否する
・「告白されたのですが、『返事はまだいい』と言われたのはきつかったです」(30歳/その他)
エピソードを見ると、あの手この手で好意を伝えようとする男性の努力も垣間見えます。
しかし、その手段が長文のポエムメールだったり、ドラマになぞらえた話だったりすると、女性からすると引いてしまうこともあるでしょう。
友だちから遠回しに好意を伝えられたり、わざと嫉妬をあおるような態度をとられたりするのも、好意は伝わっても好感にはつながらないようですね。
煮え切らない男性の心理
2人でデートはするのに、いつまでも告白してくれなくて、曖昧な関係のまま。そんな煮え切らない男性心理を、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。
付き合うことにリスクを感じている
デートをして2人で遊ぶだけで十分満たされている男性もいます。場合によっては、男女の関係も必要ないと思う男性もいるでしょう。
こういった男性は、「たまに会うだけで十分」という考えを持っています。実際に付き合うとなると責任も発生するもの。
「本当にこの女性と付き合っていいのか」と考えてしまい、恋人になるということを前向きにとらえられません。そのため、なかなか煮え切らないのです。
振られるリスクを恐れている
告白すると振られるのではと考えている可能性も。男性から「付き合ってほしい」と告白すると、女性からの「OK」もしくは「NG」の返答待ち状態になります。女性の返答が「NG」ならば、振られてしまうのです。
慎重な男性は振られる可能性を1%でも減らし、「告白したら絶対に『OK』がもらえる状態にしたい」と、より確実な状況になるまで待とうとします。これが煮え切らずにデートを繰り返してしまう理由のひとつです。
▶次のページでは、煮え切らない男性への対処法を紹介します。