“水族館ガール”の次は“動物園ガール”!? 双子シロクマの赤ちゃんにキュンキュンできちゃう小説が登場
アラサーの独身男女をさしおいて縁談が決まったのは、まだ一歳にも満たない双子たちだった……!?
今月20日に『坂上動物園のシロクマ係~当園は、雨男お断り~』(結城敦子・著)がマイナビ出版ファン文庫より発売する。坂上動物園でホッキョクグマ係を務めるアラサー飼育員が主役するこの作品は登場人物がとにかくユニークで、小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気だったというのも頷ける。
三十路を前に、実家の跡取りの弟や同級生の駆け込み結婚にも動じなかった主人公・御前園晴子は、入園以来面倒を見てきたクマがつがいになったとき、急に焦りを感じ、見合いすることになる。でも、この男はとんでもないハズレくじで、挙式当日、彼女は逃げ出してしまう――。
そこで出会った男は、なんと究極の雨男! おかげで、勤務先の坂上動物園はしょっちゅう雨が降ることに。その日も大雨の中、人工哺育が難しいといわれるシロクマの赤ちゃんが誕生する。しかも、双子! 入庁以来ずっとシロクマを担当していたことを買われ、晴子はその世話を任されることになって……。
恋に破れた晴れ女と恋を見失った雨男の、ホッキョクグマと愛を育む、雨降って地固まる(?)一年間のほのぼの動物園ストーリーを、ぜひ楽しんでみて。読んだあと、ほっこりする楽しい気分に浸れること間違いなし。
装画は、書籍『水族館ガール』や『万国菓子舗 お気に召すまま』などヒット作のイラストを手掛けるげみ氏。書店では双子を目印にぜひ見つけてみて。
●『坂上動物園のシロクマ係~当園は、雨男お断り~』(結城敦子:著、げみ:イラスト)
発行:マイナビ出版
定価:¥647+税
ファン文庫公式サイト:https://book.mynavi.jp/fanbunko/
※この記事は2016年07月19日に公開されたものです